小林麻美さんの愛用アイテムとスタイルを語るファッション連載。いつでも自分らしく装う、その“素敵”の秘密とは?
今回のテーマは「トレンチコート」。トレンチマニアを自認する小林さんが、時代も世代も超えて愛されるスタンダードなアイテムを、自分らしく着こなす秘訣とは?選び方から小物使いまで、達人のフィロソフィを紐解く。
トレンチコートは、永遠に
トレンチコートの代名詞ともいえるバーバリーは、約25年前のセルフヴィンテージ。「ライナーなしの軽やかなタイプも着やすいですが、これはウールのライナーつきなので真冬でも活躍。時を経ても色あせない格調高いシルエットに改めて魅力を感じています」
coat&knit top : ZARA earring : DIOR skirt : CELINE shoes : CHANEL
あらゆる世代に似合うエイジレスなパートナー
「トレンチコートはデザインが普遍的なので、ブランドを問わずフラットに楽しめるアイテム。だからこそ自分に合った丈やシルエットを見極めて、ベストなバランスを追求することが大切。今日はZARAのコートにセリーヌのスカートを合わせましたが、丈がそろっているとエレガントでしょう? ベルトをキュッと締めてガウンのように着こなすのも好きです」
王道のアイテムだからこそ、自分らしさは小物でプラス。
「足もとは、全体の配色をつなぎつつ、アクセントにもなるシャネルのパンプスにしましたが、ブーツも素敵だと思います。マフラーやスカーフで色やボリュームを添えると、ぐっと華やかな表情に」。
年齢を重ねても、その時々の自分になじむ包容力はトレンチならでは。「若いころから今までずっと大好きだし、着こなしの軸も変わっていません。トレンチを含め、私のワードローブは長い時間をかけて完成させたもの。エクラ読者の皆さんはまだ若いんだから、時間はたっぷりある。焦らず少しずつ自分だけのタイムレスなワードローブを積み重ねていってほしいですね」。
「トレンチは3シーズン活躍する薄手のものが重宝します。一番好きなベージュだけで、10着は持っていますね。チェック柄スカートとコンビパンプスで遊び心をプラスしました」。
ニットに無造作に入れ込んだパールネックレスもアクセントとして奏功。
こばやし あさみ●’53年、東京生まれ。’72年に歌手デビューし、モデル、俳優としても活躍。’84年、松任谷由実が日本語訳詞した『雨音はショパンの調べ』が大ヒット。結婚を機に引退するも、’16年に雑誌の表紙で25年ぶりにカムバック。公益財団法人日本服飾文化振興財団の評議員を務める。
model:Asami Kobayashi photography:Akinori Ito(aosora) hair & make-up:Megumi Matsumoto styling assistant:Rena Suzuki interview& text:Akane Chuma ※掲載アイテムは私物のためショップへの問い合わせはお控えください。 ※エクラ2026年11月号掲載