東京、国立新美術館で開催されている「森英恵 ヴァイタル・タイプ」へ行ってきました。
私が森英恵さんを知った頃には、すでにHANAE MORIは確立されたブランドでした。
蝶のモチーフが印象的で、エレガントで上品。
どこか「憧れのマダム」の世界という印象があり、若かった私には少し遠い存在だったように思います。
こんにちは
チームJマダムメンバーのマサコです
石原裕次郎さんが出演の映画作品など多くの衣装に携わっていたことに、まず衝撃
ところが今回の展覧会で知ったのは、その華やかなイメージだけではありませんでした。
ひよしやという洋装店から、映画の衣装制作を経て海外へ。
海を渡ったアメリカでは、日本製品の扱いの低さに衝撃を受けたこと。
そこから日本の着物や帯地を学び、日本ならではの美しさを世界へ発信しようと挑戦を続けたこと。
今では当たり前になった「日本のファッションが世界で評価される」という流れの礎を築いた一人だったことを初めて知りました。
日本らしい絵柄やテキスタイルを次々と取り組まれた時代。エレガントさ以上にチャレンジという熱意を感じました。
アメリカで成功はしたものの、そこからは商業的に求められるものと、英恵さんが作りたいものの違いに悩まれたのだそう。
そこからのヨーロッパへの進出。
なんだか、ファッションという世界にとどまらず、一人のビジネスウーマンとしてのヒストリーも興味深く、森英恵さんという人生がグッと近くに感じます。
資生堂など、私たちが普段目にするブランドのCMにも起用されていたんですね。このピンクのワンピースは細部まで美しい刺繍が施されていてウットリしました。この柄のコンパクトミラーを買ってしまいました!
オートクチュールだけでなく街を歩く女性たちにも、手軽で洗える素材のワンピースも制作。ファッションが特別な人だけのものでなく、文化として広まることを願った英恵さんらしいワンピースたち。
美しいテキスタイルとの展示。素敵なお洋服ができる過程が垣間見られます
菊のパジャマドレス。ドレスも勿論美しいですが、アクセサリの使い方も素敵でした
さらに驚いたのは、子どもの頃から毎週楽しみに観ていた「ファッション通信」。
その制作・発信の背景にも森ブランドの存在があったことです。
雑誌やテレビを通して私たちが当たり前のように受け取っていたファッション文化にも、森英恵さんの情熱が息づいていたのだと思うと感慨深いものがありました。
会場には、時代ごとの作品がずらりと並びます。
どのドレスも美しく、見ているだけで時間を忘れてしまうほど。
2時間半くらい会場内にいましたが、まだ居たかったくらい(笑)
私が一番心を動かされたのは、その英恵さんの作品の美しさだけではなく、その裏にある生き方でした。
仕事で活躍しながら家庭も大切にする。
今でこそ多くの女性が目指す生き方ですが、森英恵さんが活躍された時代を思うと、その道のりは決して平坦ではなかったはずです。
だからこそ、今を生きる私たちにとって大きなロールモデル。
英恵さんの作品は、どれもこれも本当にエレガント。この上品さをまとえる日本人女性になりたいと思いました。
展覧会を後にする頃には
「まだまだ挑戦していい」
そんな勇気をもらった気がしました。
まさにタイトルどおり
“ヴァイタル”なエネルギーを受け取った一日でした。
丁寧なディテールを間近で見られる展示が嬉しかったです
翌日は横浜でのイベントに参加。英恵さんのようにエレガントでヴァイタルな女性を目指したいですね