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大阪府在住、夫と娘の3人家族。好きなことを楽しんで、50代もハッピーに!お菓子や本、紅茶など、心惹かれるものを綴ります。

【読書】秋 心優しくなれるオススメのエッセイ

「すこやかなひとりぼっちの守り方」うすいはるか

このところ本もずいぶん断捨離したのですが
手もとに置いておきたい1冊に
久しぶりに出会いました

白い表紙の本と、ピンクや緑のチューリップが置かれた木製のテーブル。本の表紙には、窓辺にいる人物と、緑の丘のイラストが描かれている。KADOKAWAのロゴが右下に小さく配置されている。

著者の職業は「店員さん」
書くのは自分が納得したいから、という39歳

1ページごとに読めるショートエッセイ
暮らしの中で流れていく些細なことや
誰もが知っているような気持ちが
言葉によってふんわりと
けれどきちんと形になっています

2つ選んでご紹介
(直接引用できないのをご了承ください)

17 名もなき店員

会計を終えた女性の小銭入れ
20年前の母の日にもらったのだと
話してくれた時のこと

客と店員
名前も知らない見ず知らずの間柄だけど
「この人なら、こんな他愛もないこと
 聞いてくれるんじゃないかな」
そう思ってもらえた微かな嬉しさ…

〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎
ドラマティックではないけれど
たぶんずっと心に残って
思い出すとじんわり染み入るようなこと
そういう瞬間を覚えていられる
そして言葉にできる
いい書き手だなと思います

92 かみくだく夜

クレーム対応に追われた1日
労ってくれた同僚たちが次々に
ポケットにお菓子を放り込んでくれた

最悪な日でもいいこともある
記憶をその優しさで畳んで
今日は眠ろう…

〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎
辛い時に差し出されたじんわりとした温かさ
包むとか覆うとかではなく
「畳む」という言葉は
イヤな気持ちをできるだけ奥深くにしまえる
そんな感じを受けました

他にも
そういうことあるよね
ほんとそうだよね
うなずく言葉のオンパレード

大好きなお菓子をそっと口にする時のように
ページを繰るのが楽しみで
自分の中の優しい気持ちに気づかされる
そんな1冊です

「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」三國万里子

人形が座っている写真。背景にはドアと椅子が見える。人形は白いワンピースに青いニットのベストを着ている。表紙には日本語の文字が縦書きで配置され、新潮社のロゴも見える。

この本は4年前
大好きだった本屋さんで買った1冊
当時のブログにも書きました
本業はニットデザイナーの著者

お人形の眼差し
帯には谷川俊太郎と吉本ばなな
静かにインパクト大の本は
理知的なのに繊細な文章
たゆたう想いを上手に言葉にしています

新潟での子ども時代
人形やアクセサリーなど
かわいらしいものへの愛着
自分の生きてきた道 生きる道

何度も読み返したくなる
初代「手もとに置いておきたい本」で
「すこやかなひとりぼっちの守り方」は
2代目といえるかな
なので今回は番外編として

読書の秋 
心優しくなれる文章にぜひ触れてみてください

yako の過去ログ 2022年のオススメ本 ベスト3 
本が2冊置かれたテーブル。「すこやかな ひとりぼっちの 守り方」「編めば編むほど わたしはわたしになっていった」背景は白。
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