初めの一冊にもぴったり! 耳読書を楽しんでいる翻訳家・エッセイスト 村井理子さんのおすすめ本は?

紙の本、電子書籍に次ぐ読書コンテンツとして注目されているオーディオブックは、タイミングさえ見つければどこでも可能な「耳読書」。もはや手放せなくなっているという翻訳家・エッセイストの村井理子さんは、どんな本をどう読んでいる?

すき間時間を使えるし、何度でも聞ける。 寝る前に小さな音で聞くと眠りに誘われます

翻訳家・エッセイスト 
村井理子さん

翻訳家・エッセイスト 村井理子さん

『義父母の介護』など実体験をつづった家族エッセーでも知られる翻訳家の村井さん。耳読書を始めたのは、10年ほど前に翻訳原稿をチェックする際、オーディブルで英語の原作を聞きながら確認したのがきっかけ。

「日本語の本も聴きますが、長めの小説だと紙で読むより聴くほうが好き。特に歴史小説は全部聴くと達成感が大変よい! 家事や作業中、待ち時間や車の運転中などすき間時間を利用していますが、集中できなかったら何度でも戻って聴けるのもいい。寝る前に小さな音で聞くとリラックスできて眠気を誘われる、紙のように重くない、目が疲れない……。いいことがたくさんあります」

村井理子さんおすすめのオーディオブック

『ザリガニの鳴くところ』 ディーリア・オーエンズ

『 ザリガニの鳴くところ 』 ディーリア・オーエンズ

訳 :友廣 純
制作 : Audible Studios/早川書房
ナレーター :池澤春菜

「美しい文章でつづられているので、情景が目の前に映し出されるよう。翻訳本に苦手意識がある人もオーディオ読書なら入りやすいと思います」。

家族に見捨てられてひとりで生きる少女に殺人容疑がかかる。世界中で大ヒットしたミステリー。

『八日目の蟬』 角田光代 

『 八日目の蟬 』 角田光代 

制作:Audible Studios
ナレーター:大塚寧々、蓮佛美沙子

不倫相手の子供を衝動的に誘拐し4年間育てた女性と、彼女を母親だと思い成長した子供。ふたりの人生を描いた長編小説は映画・ドラマ化もされ話題に。

「すばらしい物語でのめり込みました。角田さんの作品はどれも聴きやすくておすすめ」。

翻訳家・エッセイスト 村井理子さん
村井理子さん
翻訳家・エッセイスト
村井理子さん
翻訳家・エッセイスト

むらい りこ●’70年生まれ。著書に『本を読んだら散歩に行こう』(集英社)など。最新刊はクォン・ナミさんとの共著『海をわたる言葉 翻訳家ふたりの往復書簡』(集英社)。

撮影/早川歩夢 取材・原文/山本圭子 ※エクラ2026年7・8月合併号掲載

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