ソウル旅のリピーターでもある料理家のワタナベマキさんが、週末2泊3日で楽しめるソウル旅のスケジュールを大公開。今回は「クラフト&食材」にスポットを当てたスケジュールをご提案。
料理家 ワタナベマキ
わたなべ まき●料理家・堤人美さんとの共著『韓国ドラマの妄想ごはんレシピ帖』(主婦と生活社)にはドラマに登場した料理から考案のレシピが満載。
春は山菜、夏はコングクス、秋冬は鍋やカニというように季節の味を堪能したくて年に4~5回は渡韓。家で愛用している白磁の作家イ・ギジョさんのラウンジに行くとアドレナリンが出まくって2~3時間は滞在します(笑)。一方、カジュアルで洗練された器の店も安国や漢南エリアに増えているので、まとめてチェック。『by in season』ではこだわりの食材が詰まった瓶詰めを必ずおみやげに。
李起助(イギジョ) 白磁ラウンジ/論峴
「7th Door」「BIUM」のキム・デチョン、「Eatanic Garden」のソン・ジョンウォン、「ONJIUM」のチョ・ウンヒ&パク・ソンべなど今をときめくスターシェフたちがこぞって信頼をおく韓国現代白磁の第一人者、イ・ギジョ氏の作品ショールーム。2年前に定年退職するまでチュンナン大学芸術学部の教授も務め、「最高の作家にならないと最高の先生にはなれない」と作品制作と朝鮮白磁の研究に力を注いできた。様式美と使い勝手を両立した皿、鉢、蓋つき碗など多様な器がそろう。₩70,000程度~。
Data
ソウル特別市江南区宣陵路663 SANGI CAELUM 1305号
서울특별시 강남구 선릉로 663 상지카일룸1305호
ソウル郊外の自身のアトリエ「安アン城ソンスタジオ」
(京畿道安城市三竹面寶蓋山路311/
(경기도 안성시 삼죽면 보개산로311)でも購入可。
いずれも来客時のみオープン。InstagramのDMで要予約
Instagram:@leegeejo_baekja
by in season/延禧
老舗スーパーの一角にある瓶詰め専門店。小さな店内の半分を占める冷蔵ケースには、契約農家直送の野菜や果物で作った旬のピクルスをはじめ、ジャム、シロップ、バター、ペーストなど彩りも美しい瓶詰めがぎっしり。すべて店内のキッチンで一から手作りしており、「故郷の忠州ではりんご畑に囲まれて育った」という店主キム・ヒョンジュンさんの食材愛があふれる。飲食スペースでは瓶詰めを使ったプレートやサンドイッチなどの軽食も。
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ソウル特別市西大門区延禧マッ路23(サロガ内)
서울특별시 서대문구 연희맛로 23
10:00 ~ 21:00 ㊡旧正月、旧盆
Instagram:@inseason_today
AREA+(エリアプラス)/狎鴎亭
ミシュラン三ツ星レストラン「ミングルス」の内装などを手がけたデザイン会社が運営するショールーム。自社製作の家具をはじめ、陶磁器、グラス、漆、ホウロウなど、ベテラン作家からソウル大学陶芸科出身の新進作家まで常時20名余りの工芸作品を扱う。人気は「エリアプラス陶磁器コレクション」のニュアンスカラーの器(写真下。₩50,000~₩100,000程度)。買い物に夢中になったあとは1階のカフェ「Small Batch Seoul」でひと息を。
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ソウル特別市江南区彦州路168ギル6-7
서울특별시 강남구 언주로168길 6-7
13:00 ~ 18:00
㊡土・日曜、祝日、旧正月、旧盆
https://areaplus.kr/showroom/
NR CERAMICS/北村
ディレクターのイ・ヌリさんが’18年に設立した陶磁器ブランド。皿、鉢、フラワーベースなど多様なアイテムは、波や葉など自然界の曲線をモチーフにした柔らかいフォルムと、白と黒を基調にしたモノトーン色が特徴。シンプルさの中にも表情があり、その使い勝手のよさにファンも多い。静謐で心地よい店内では、ポルトガルと二拠点生活のヌリさんがセレクトした、アフリカ、ヨーロッパ、アジアの多彩なヴィンテージ・オブジェにも出会える。
Data
ソウル特別市鍾路区桂洞ギル99 2F
서울특별시 종로구 계동길 99 2층
13:00~18:30 ㊡月~水曜
https://nrceramics.com/
スケジュール
【1日目】
11:00 金浦国際空港着。タクシーでホテルへ行き、荷物を預ける。
13:00 龍山エリアの「オイルジェ(오일제)」で昼食。
14:30 新村エリアに移動し、『by in season』で瓶詰めなど、「ハンサルリム 延禧売場(한살림연희매장)」で乾物などをチェック。
16:00 カフェ「MAA」で休憩。
18:30 「ファングムコンパッ(황금콩밭)」で夕食。
夏はポッサムをメインにコングクスやコンビジ(おからスープ)などを。豆腐がとてもおいしい。
20:00 鐘閣エリアに移動し、「OLIVE BETTER光化門店」で小豆のお茶などおみやげ探し。
22:00 「DANPOONG SPA 鍾路店」でマッサージを受けてホテルへ。
【2日目】
9:00 漢南洞エリアの「Tartine The Bakery」で朝食。
10:30 『AREA+』「MONOHA 漢南」「TWL shop」「リウム美術館」のギフトショップなどで器や工芸品などを買い物。
13:00 江南エリアに移動し、「キョンオクチェ韓薬局清潭店(경옥채 한약국 청담점)」で韓方茶などを買う。
13:30 『李起助 白磁ラウンジ』で、白磁を爆買い。
14:30 「清流壁(청류벽)」でマッククスを食べる。あえて昼どきをはずすとすぐ入れる。
16:00 荷物を置きに一度ホテルへ。
17:30 北村エリアに移動し、『NR CERAMICS』「工藝長生壺(공예장생호)」「日常餘百(일상여백)」などでクラフトをチェック。
19:30 予約しておいた一ツ星韓食レストラン「ONJIUM」で夕食。
22:00 龍山エリアに移動し、「TYMM」でワインを飲んで、ホテルへ。
【3日目】
9:00 「踏十里古美術通り」でスッカラ(スプーン)や小皿などを買う。
12:00 南大門エリアに移動し、「新世界百貨店 本店THE HERITAGE」5階のカフェで伝統茶をいただき、地下1階の工芸ギフトショップへ。
15:00 汝矣島エリアに移動し、遅めの昼食を「晋州チッ(진주집)」で。コングクスとマンドゥを食べる。ここのキムチが最高。食後、ホテルに戻る。
16:30 ホテルを出発。
19:55 金浦国際空港から帰国。
撮影/Youngwoong Yim 取材・原文/本誌編集部 コーディネート・取材協力/Seungho Heo Shinhae Song 藤本千治(TANO International) ※₩(ウォン)1=約0.1円(’26年5月12日現在)、定休日の記載にない場合も1月1日、旧正月、旧盆は休館・休業の可能性があります。詳細はホームページやインスタグラムなどでご確認ください。 ※エクラ2026年7・8月合併号掲載