本は好きなのに、なかなか読めない……そんなあなたにおすすめしたいのが「耳読書」。紙の本、電子書籍に次ぐ読書コンテンツとして今注目されているのが、本の朗読を聴くオーディオブック。エクラ世代にも広がりつつある背景を探ると納得の理由と多彩な楽しみ方が見えてきた!
本を読む時間がとれない、目が疲れがち…… 忙しいエクラ世代にこそ耳読書がおすすめ
耳読書の特徴は、耳さえ空いていれば“本が読める”こと。移動の間、家事中など「今なら聴ける」と思えば日常のいろいろなタイミングが読書時間に。マルチタスクが可能で時間を有効活用できるので、忙しいかたにもにおすすめ。目を使わずに読書できるので、眼精疲労や老眼などの悩みを抱えがちなエクラ世代にはメリット大!
思いたったらすぐ! 耳読書の始め方
まずは配信サービス(Amazonオーディブル、audiobook.jp、Google Playブックス、Apple Booksなど)を選ぶ。Amazonオーディブルとaudiobook.jp には無料体験つきの会員プランがあり、各サイトから申し込みできる。その後、スマホにアプリをインストール。聴き放題対象の本を検索してダウンロードすれば、オフラインでも聴くことができる。
耳読書、今こんなに盛り上がっています
耳で聴ける作品数は年々増加。「オーディオファースト」も続々と!
オーディオブック配信元の大手、Amazonオーディブルは、日本では’15年にスタートし、プレミアムプランなら数十万の対象作品が聴き放題。’21年からはAmazonオーディブルのために書き下ろされたオリジナル新作、オーディオファースト作品の制作も。『暁星』の湊かなえ、『ナチュラルボーンチキン』の金原ひとみなど、人気作家が次々に参加して話題に。音声版が配信されたあと書籍化されることが多い。
『暁星(あけぼし)』 湊かなえ
ナレーター : 櫻井孝宏、早見沙織
制作 : Audible Originals
『ナチュラルボーンチキン』 金原ひとみ
ナレーター : 日笠陽子
制作 : Audible Studios
『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』 林真理子
ナレーター : 早水リサ
制作 : Audible Originals
あの俳優、芸人、声優もナレーターに。本と読み手のマッチングも楽しみ
俳優や芸人、アニメでおなじみの声優、ときには作者自身が「読み手」になっているのもオーディオブックのおもしろさ。『国宝』は歌舞伎役者・尾上菊之助のナレーションが「舞台を見ているよう」といわれ、『国宝 上青春篇』はAmazonオーディブルで’25年に最も聴かれた。「まさにぴったり」のコラボもあれば「意外とイケる」のコラボもあり、新鮮な読書体験ができる。
『国宝』 ナレーター :尾上菊之助(現:菊五郎)
著者:吉田修一
制作 : Audible Studios
『リボルバー』 ナレーター : 中谷美紀
著者:原田マハ
制作 : Audible Studios/幻冬舎
『もものかんづめ』 ナレーター : TARAKO
著者:さくらももこ
制作 : オトバンク/集英社
Ⓒさくらプロダクション
『コンビニ人間』 ナレーター :大久保佳代子
著者:村田沙耶香
制作 : Audible Studios
エクラ世代に推したい耳読書の楽しみ方
「気分によって速度を調整。すき間時間や作業中に小説の世界に入っています」
ショート動画で紹介した本は大ヒット!
小説紹介インフルエンサー 紙上健吾さん
苦手意識があったジャンルの本をオーディオブックで読んでみたら
紙上さんはSNSや動画で小説を紹介するインフルエンサー。筒井康隆著『残像に口紅を』やダニエル・キイス著『アルジャーノンに花束を』が彼の紹介で大きく売り上げを伸ばすなど、ここ数年の読書界に新風を吹き込んでいる存在だ。
「今は紙+電子書籍で月に15~20冊読み、オーディブルで月に2冊ほど聴いています。既読の本から試しましたが最初からすんなり入れましたし、朗読の速度を変えられるのがとても便利だなと思いました。ナレーターの朗読はややゆっくりめで、僕はだいたい2倍速で聴いていますが、周囲に聞くと1.5倍速くらいが多いようです。
耳読書を始めて気づいたのは、文字で読むのはちょっと苦手なジャンル、僕の場合は架空の歴史小説やファンタジーを聴くとはかどるということ。声優さんの声が想像力を補ってくれて、物語の世界に没入できるからかなと。そういう意味では、ちょっと映像コンテンツに近い感じもしています」
紙上さんが耳読書をするのは家事のときやジムで運動しているとき、移動中などさまざま。
「洗濯ものをたたんだり、食器を洗ったりしながら小説を聴いていますね。いつのまにか作業がはかどっているのでなんだかうれしくなります。運動中もそうですが、耳読書は無心で何かをやっているときと相性がいい。すき間時間に聴くことも多いので、細切れの読書になりがちですが、積み重ねていけば最後のページまでたどりつける。そのときの達成感が大きくて、また聴きたくなるんです」
作品数が多いだけでなく聴き放題プランもあり、選べる本は選りどりみどりのオーディオブック。半面「どう選んだらいいかわからない」という初心者の声もあるよう。
「アプリ内のランキングを参考にするのもおすすめです。ランキングは多くの人の意見が反映されたものなので、僕もチェックしています。エクラ読者のかただったら読み逃していた文豪の名作──芥川龍之介や太宰治のものを聴くのもよさそう。学生時代に教科書で読んで好きだった話もいいですね。
聴き放題のメリットのひとつは、昔挫折した本にチャレンジするのが怖くないということ。僕にも経験がありますが、紙で読んでイマイチ乗れなかったものが、耳からだと意外といけたりするんです。声には登場人物の年齢や性格など、たくさんの情報が含まれているからかもしれませんね」
読了の達成感は紙でも音でも同じ
声という要素が加わって、読書に新たな可能性を感じさせるオーディオブック。それを推す意味について、紙上さんはこんなふうに考えている。
「TikTokやインスタグラムなど、最近はインスタント的に楽しむコンテンツが増えています。そんな中で読書はある程度の時間を使うもの。さらに紙や電子書籍の場合はページをめくるなどちょっとした手間も必要で、それゆえ得られるよさもありますが、耳読書だとその手間も軽減できる。
読了の達成感を得られるという意味では、どんな読み方でも同じなんです。現代社会を生きていると時間の流れがどんどん速くなっているように感じますが、読書はだからこそ大事にしたいじっくり型のエンタメ。それをもっと気軽に楽しむためにも、オーディオブックはとてもいい方法だと思っています」
紙上健吾さんおすすめのオーディオブック
『月の立つ林で』青山美智子
制作:MediaDo
ナレーター:川﨑芽衣子、松本章太郎
「人生の正解について考えさせられました」。
『ツキない話』というポッドキャストを聴いていた人々の悩みと新たな一歩を描いた連作短編集。最終章には驚きと静かな感動があり、耳に余韻が。
『三千円の使いかた』 原田ひ香
制作:中央公論新社
ナレーター: 御園理帆
「初心者にはこういう楽しく聴ける小説がいいのでは」。
御厨家の4人の女(祖母、母、娘ふたり)のお金の貯め方や使い方を通して個々の人生を描いた小説。クスっと笑いながら考えさせられる。
『本を守ろうとする猫の話』 夏川草介
制作:Audible Studios
ナレーター:櫻井慎也
高校生の林太郎は古書店主の祖父とふたり暮らし。祖父が突然亡くなると不思議なトラネコが現れて……。本がもつ意味を真摯に問うファンタジー。
「人気作家夏川さんの作品の中でも特に好き」
かみじょう けんご●’98年生まれ。’20年秋に小説に関する動画をTikTokに投稿。以来読んでおもしろかった本を既刊・新刊を問わずSNSで紹介。総フォロワー数110万人以上。
「耳読書の仕掛け人」に聞いたオーディオブックの楽しみ方
欧米では以前から普及していたオーディオブック。Amazonオーディブルの「中の人」、宮川もとみさんとウェブサイト・集英社「OTOコンテンツ」の鷹箸真由美さんが語る独自の取り組みには“耳読書”のさらなる可能性が!
聴く読書をスマートで ラグジュアリーな楽しみに
Amazonオーディブル ヘッド・オブ・コンテンツ・ジャパン
宮川もとみさん
オーディブルの日本でのサービス開始は’15年。まだ“本を音で聴く”ことは、ほぼ浸透していなかった。
「ただ日本には多彩な声優さんがいらしたこともあり、クオリティの高い作品を提供できました。コロナ禍には私を含めて“声は癒しであり刺激である”と気づいたかたが多く、それも聴く本の成長につながったと思います」
宮川さんによると、オーディオブックを制作する際に重要視しているのはナレーターとのマッチング。
「作品の個性を活かすための声優さん選びには気を使っています。声優さんにお願いするのは、聴くかたのイマジネーションを刺激するくらいのパフォーマンスで、ということ。私は海外出張先のホテルでもオーディブルを聴くのですが、すぐにそこが“自分の空間”になるんです。それも声の魅力だと思いますし、その声だからこそ生まれるパフォーマンスの技だと思います」
’21年に制作をスタートしたオーディオファースト作品には、第一線で活躍する作家の参加が相次いでいる。
「『音声でテンポよく聴こえるためには、紙の本と違った書き方が必要ですね』といってくださるなど、作家さんが前向きに興味をもってくださっているのはありがたいことです。読書はとてもスマートな時間の使い方。オーディブルを聴くことも、“ラグジュアリーな楽しみ”として広げられるといいなと思っています」
聴き放題も大充実「Amazonオーディブル」
小説、エッセー、ビジネス書、実用書など幅広いジャンルのオーディオブック、こちらも多彩なジャンルのポッドキャスト、オリジナル作品など、数十万以上の対象作品が聴き放題で楽しめるプレミアムプランは月額1500円。新規会員登録なら30日間の無料体験もできる。退会はいつでも可能。
宮川もとみさんおすすめのオーディオブック
『火と話す男』 中山七里
制作:Audible Originals
ナレーター :榎木淳弥
オーディオファースト初の中山七里作品。先の展開が気になる事件ものにしてミステリー。
「中山先生はオーディオブックへの理解が深く、聴きやすい文章。初めて聴くかたにもぴったり」。
『ようやくカナダに行きまして』 光浦靖子
制作 : Audible Studios
ナレーター : 光浦靖子
50歳で留学した光浦さんの体験や心情をつづった一冊。
「光浦さんが、オーディオブックがあたりまえのカナダで“オーディブルはないの?”と聞かれたという経緯もあり、ご本人の声で音声化」。
みやかわ もとみ●日本におけるオーディブル事業のスタートメンバー。「片づけ指南の本を聴きながら家の片づけをしたら、とてもはかどった経験が。ぜひ試してみてください」。
紙の本、電子書籍に次ぐ読書コンテンツとして注目されているオーディオブックは、欧米では以前から普及していたそう。耳からの読書のためのウェブサイト・集英社「OTOコンテンツ」の「中の人」、鷹箸真由美さんが語る独自の取り組みには“耳読書”のさらなる可能性が!
目でも耳でもいい。読書の選択肢を増やしたい
集英社 アクセシブル・ブックス推進室
鷹箸真由美さん
鷹箸さんが所属する部署名の“アクセシブル・ブックス”とは「誰もが、いつでも本を読めるように」という意味。「読書の選択肢を増やしたい」という思いで立ち上げられ、耳からの読書のためのウェブサイト「OTOコンテンツ」を’25年から展開している。
「目が疲れる、忙しいなどの理由で本から遠ざかっているかたもいらっしゃると思います。本は好きなのに……というかたに音で聴く読書を試していただいて、そこからまた本に時間を使ってもらえるようになるとうれしいです」
「OTOコンテンツ」では、本の特徴が気分とジャンルで表示されている。
「例えば道尾秀介さんの『I』は“はらはら”“ミステリー”“サスペンス”。ジャンルと、本を聴いてどんな気分になれるかを掛け合わせることで、皆さんにとってぴったりの一冊により出会いやすくなっていると思います。サイトから試聴もできるので、ぜひお気軽に聴いてみてください」
最近は書き手の理解も広がり、新作のオーディオブック化も早まっている。
「話題の本を、音声でもタイムラグなしで楽しめるって大事なことだと思うんです。集英社では『鬼滅の刃』のノベライズなど、話題作のラインナップもオーディオでそろってきてはいますが、オーディオブックになっているのはまだ230作品ほど。もっともっと増やしていかなくてはと奮闘中です!」
ここをのぞくと 聴いてみたい本が見つかる「集英社OTOコンテンツ」
小説、エッセー、ビジネス書、実用書など幅広いジャンルのオーディオブック、こちらも多彩なジャンルのポッドキャスト、オリジナル作品など、数十万以上の対象作品が聴き放題で楽しめるプレミアムプランは月額1500円。新規会員登録なら30日間の無料体験もできる。退会はいつでも可能。
鷹箸真由美さんおすすめのオーディオブック
『 I 』 道尾秀介
制作:集英社
ナレーター:大木咲絵子、岩崎 了
「小説でこんなことができるのかと驚愕しました!」。
男性主人公と女性主人公の2編からなる物語。読む順番は自由だが、どちらを選ぶかで登場人物の生死が変わってしまう衝撃作。
『目の見えない白鳥(しらとり)さんとアートを見にいく』 川内有緒
制作:集英社インターナショナル
ナレーター:東 涼子
「音で聴くと自分も一緒に美術館を回っている感覚に浸れます」。
友人の誘いで全盲の美術鑑賞者とアートを見はじめた著者。発見に満ちた体験を、明るく軽やかにつづったノンフィクション。
たかのはし まゆみ●’25年発足のアクセシブル・ブックス推進室で、オーディオブック制作などを手がける。「オーディオブックは流通しつづけられるのもいいんです」
初めの一冊にもぴったり!あの人のおすすめ本
タイミングさえ見つければどこでも可能な「耳読書」。もはや手放せなくなっている人は、どんな本をどう読んでいる?
すき間時間を使えるし、何度でも聞ける。 寝る前に小さな音で聞くと眠りに誘われます
翻訳家・エッセイスト
村井理子さん
『義父母の介護』など実体験をつづった家族エッセーでも知られる翻訳家の村井さん。耳読書を始めたのは、10年ほど前に翻訳原稿をチェックする際、オーディブルで英語の原作を聞きながら確認したのがきっかけ。
「日本語の本も聴きますが、長めの小説だと紙で読むより聴くほうが好き。特に歴史小説は全部聴くと達成感が大変よい! 家事や作業中、待ち時間や車の運転中などすき間時間を利用していますが、集中できなかったら何度でも戻って聴けるのもいい。寝る前に小さな音で聞くとリラックスできて眠気を誘われる、紙のように重くない、目が疲れない……。いいことがたくさんあります」
村井理子さんおすすめのオーディオブック
『ザリガニの鳴くところ』 ディーリア・オーエンズ
訳 :友廣 純
制作 : Audible Studios/早川書房
ナレーター :池澤春菜
「美しい文章でつづられているので、情景が目の前に映し出されるよう。翻訳本に苦手意識がある人もオーディオ読書なら入りやすいと思います」。
家族に見捨てられてひとりで生きる少女に殺人容疑がかかる。世界中で大ヒットしたミステリー。
『八日目の蟬』 角田光代
制作:Audible Studios
ナレーター:大塚寧々、蓮佛美沙子
不倫相手の子供を衝動的に誘拐し4年間育てた女性と、彼女を母親だと思い成長した子供。ふたりの人生を描いた長編小説は映画・ドラマ化もされ話題に。
「すばらしい物語でのめり込みました。角田さんの作品はどれも聴きやすくておすすめ」。
むらい りこ●’70年生まれ。著書に『本を読んだら散歩に行こう』(集英社)など。最新刊はクォン・ナミさんとの共著『海をわたる言葉 翻訳家ふたりの往復書簡』(集英社)。
1時間半の散歩があっという間。今や耳読書は生活に欠かせないものに
アナウンサー
堀井美香さん
アナウンサーという職業柄、かつてはカセットブックで名優の朗読を聴いていたという堀井さん。最近は通勤途中や家事の間などに耳読書をしているが、「老眼や頭に内容が入らないなど、本を読むのにひと苦労の世代のストレスを一挙に解決してくれる」と実感中。
「ほぼ毎日やっているウォーキングのときも、オーディオ読書をしています。耳に意識がいくので安全に気をつけながらですが、1 時間半ほどがあっという間。日常のいろいろな場面で“ながら聴き”ができるので、読書欲を満たしてくれます。将来好きな作品を好きな声色でけるようになったら、もっと楽しいかもしれませんね」
堀井美香さんおすすめのオーディオブック
『罪と罰』 ドストエフスキー
制作 :はぶ出版
ナレーター:西村俊彦
「オーディオを聴きながらその本を見るという、聴覚と視覚のハイブリッド読書でこの大作を読了。かつて挫折した本にチャレンジしたいとき、おすすめの方法です」。
高利貸しの老婆を殺害した元大学生の苦悩を描いた、哲学的な不朽の名作。
『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治
制作:はぶ出版
ナレーター:西村俊彦
孤独な少年・ジョバンニが友人・カムパネルラと銀河鉄道の旅をする名作童話。
「美しくいきいきしたリズムの賢治の言葉のシャワーを、耳を通して感じてほしい。いろいろなかたの朗読バージョンがあるので、自分の好きな声で選ぶのも楽しい」。
ほりい みか●’72年生まれ。8月11日に新日本フィルハーモニー交響楽団と開催する「SMBC presents Hello!! シネマミュージック in Summer Vol.3」をプロデュース。
そこはそう読むか!という発見も耳読書ならではの楽しみ
声優
岡本綾香さん
「移動中や家事の間、ながらで読めるのはいいですよね。また読み手のプロの技を楽しめることも醍醐味。登場人物の繊細な気持ちの揺れや熱量をそれぞれのナレーターがくみ取って表現していて、自分が読む場合には人物の距離感や、温度、匂いなど文章なら頭の中で補完する情報を声で伝えることに、むずかしさや楽しさを感じています。そこはそう読むか!という発見も楽しみですね」
おすすめは就寝前のリラックスタイムに耳読書。「寝る前には、自動で再生が停止されるタイマー機能が便利です。ついSNS などを見がちですが、物語を楽しんだり知識を身につけたりしながら寝るのもおもしろいですよ」。
岡本綾香さんおすすめのオーディオブック
『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉
制作:オトバンク/小学館
ナレーター:松井恵理子、浪川大輔ほか
主人公はお嬢さまの新米刑事。家で難解な事件の話をすると、毒舌執事が推理を始めて……。
「個性的なキャラクターが次々に登場して楽しい。最後まで展開がおもしろくて、“聴く謎解き体験”が新鮮。オーディオブック初心者にもおすすめできます」。
『地面師たち』新庄 耕
制作:集英社
ナレーター:河西健吾、速水 奨ほか
「役割分担されたメンバーの変化、詐欺師たちの冷徹さと緊張感。そんなことを耳元で味わえます」。
市場価値100億円という前代未聞の物件をめぐって、不動産詐欺を行う人々と刑事たちの思惑が交錯する。映像作品も人気を呼んだクライムノベル。
おかもと あやか●青二プロダクション所属。テレビ番組、CMのナレーションやアニメ、ゲームなどで活躍。『地面師たち』『屋上のテロリスト』などのオーディオブックに出演。
撮影/メグミ(紙上さん) 原田凌佑 早川歩夢 取材・原文/山本圭子 ※エクラ2026年7・8月合併号掲載