【50代の冬ファッション大特集2022】大人が素敵に見える着こなし

最旬トレンドをセンスよく着こなすための「50代の冬ファッション大特集」人気ブランドの新作バッグやオールシーズン人気のスニーカーファッションなど話題のアイテムから50代をおしゃれに見せるマストアイテムまで一気にご紹介。

 

 
①おしゃれブロガーの「絶対ほめられる服」

おしゃれブロガーのとっておき冬コーデを大公開。トレンドに敏感な女友だちから、家族から、仕事仲間から「その服、素敵。似合ってる!!」とほめられ、おしゃれのモチベーションが上がった着こなしとは?

このジレを着ていると「いつもと違って新鮮!」と女友だちからうれしい声かけが

このジレを着ていると「いつもと違って新鮮!」と女友だちからうれしい声かけが

松ヶ崎由紀子さん(エクラ 華組・骨格パーソナルスタイリスト)

「きれいめな印象とフードのボリュームにひと目惚れして購入したファージレ。いつもスカートスタイルが多いので、デニムと組み合わせたカジュアルな着こなしがおしゃれな女友だちに好評です」。グレージュのジレ×モノトーンで辛口に。

●ファージレ(バーニーズ ニューヨーク)・ニット(ユニクロ)・デニム(ウィム ガゼット)・イヤリング(フミエ タナカ)・バッグ(ア ヴァケーション)・靴(ヴィットリオ ヴィルジリ)

夫に、「アラン柄の優しい雰囲気が似合ってるね」といわれるんです

夫に、「アラン柄の優しい雰囲気が似合ってるね」といわれるんです

佐藤綾子さん(エクラ 華組・主婦)

「アランニットは、サイズ感とスカートにも合わせやすい着丈が購入の決め手。ほっこりしがちなので、エレガントなサテンのスカートを合わせました。光沢感、スエード、ふわもこと冬ならではの素材を重ねたオフホワイトのワントーンは、息子にも好評です」。

●ニット(ebure)・スカート(バビロン)・ピアス・リング(ともにルーカスジャック)・ストール(TOMORROWLAND)・バッグ(a point etc)・靴(ペリーコ)

ときどき無性に着たくなる赤。たまに着るからこそまわりからビビッドな反応が!

ときどき無性に着たくなる赤。たまに着るからこそまわりからビビッドな反応が!

一色華菜子さん(エクラ 華組・刺繡作家)

「色だけでインパクトがあるので、小物類はシンプルに引き算コーディネート。赤は赤でも落ちついた色みのこっくりとした大人レッドを選んだのがこだわり。赤のリップ、伯母から譲り受けたシャネルのイヤリングの組み合わせに気持ちも上がります」。ビッグサイズのトートバッグも効果的なアクセントに。

●ワンピース(アヴェクモワ)・イヤリング(シャネル)・バッグ(セリーヌ)・靴(アンチショルド)

「ふわふわした優しい色みがかわいい」と友人が絶賛! 淡いトーンでまとめます

「ふわふわした優しい色みがかわいい」と友人が絶賛! 淡いトーンでまとめます

宮原江里子さん(エクラ 華組・料理サロン主宰)

ベビーアルパカ100%のケープ風ニットは、ペルー在住の日本人デザイナーのオリジナル。「ふだんあまり手にとらないグレージュですが、杢(もく)調の優しい色みに惹かれました。時計やバッグの色みをリンクさせ、揺れ感が美しいスカートもオフ白でクリーンにまとめました」。

●ニット(Simple)・スカート(ラブレス)・ピアス(ボンボ)・時計・バッグ(エルメス)・靴(ZARA)

「このコートなら下はスウェットでもいいね」と友人にいわせた私史上、最高のコートです!

水口宜子さん(エクラ 華組・会社員)

「いいコートといいバッグがあれば自信をもって外出できる、というスタイリストの地曳いく子さんの言葉に感銘を受け購入したのがこのコート。とろけるような素材も仕立てもすばらしく、一生ものの服に出会えたと思っているので今年も大切に着ます」。

●コート(カオス)・ワンピース(カレンソロジー×E by éclat)・ネックレス(ゴールディ)・バッグ・靴(ZARA)

撮影/大瀬智和 取材・原文/向井真樹 ※着用しているものはすべて本人私物です ※エクラ2023年2・3月合併号掲載

 
②富岡佳子さんの「最愛ベーシック」

「一番ヘビロテする服を、とことん味わいつくす」。富岡さんに脱マンネリ策を聞いて、即、返ってきたのは、そんなアンサー。最愛ベーシックを軸に着こなしを更新すれば、おしゃれが動きだす。富岡流の冬のおしゃれの楽しみ方をお届け!

「このコートなら下はスウェットでもいいね」と友人にいわせた私史上、最高のコートです!

自分らしくいられる「最強のアイテム」

シルエットの美しいコート

Yoshiko's voice/最愛のベーシックにきれいなコートをさっとまとう。それだけで自信がもてるんです

ベーシックな黒のニットとパンツに、シルエットの美しいコートをバサッとはおるスタイルは、私にとっての、冬のド定番です。テクニックをあれこれ駆使しなくても着るだけでおしゃれが決まるのは、最愛のセットが軸にあるからにほかなりません。

富岡佳子シルエットの美しいコート

スニーカーを合わせてもカジュアルすぎない印象に

「ボトムがセンタープレス入りのベーシックなパンツだと、スニーカーを合わせてもカジュアルになりすぎず、大人らしいムードが漂います。また、スニーカーの日は、コートはロング丈のほうがバランスがよいかなと思います」。ニット¥103,400・パンツ¥151,800 /ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー) 靴¥6,380 /コンバースインフォメーションセンター(コンバース) コート¥319,000/ヨシエ イナバ ピアス¥42,900/アパルトモン 青山店(アグメス) バッグ¥682,000/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)

 

きれい色のニット

Yoshiko's voice/マロンカラーのニットで自分でけでなく、会う人にもポジティブな刺激を

きれい色の服を着ている人を見ると、「私もまねしよっ!」って、刺激されることがありますよね。そんなふうに自分だけでなく、まわりにポジティブな影響を与えるところも、素敵だなって。特に冬は、重い印象になりがちなので、効果的かなと思います。

富岡佳子きれい色のニット

黒のベーシックパンツをベースに、きれい色ニットをレイヤード

「きれい色の中でも淡いマカロンカラーのニットなら、がんばりすぎずトライできるのではないでしょうか。黒のベーシックパンツがベースだから、きれい色アイテムを重ね着したスタイルにもトライできます」。パンツ¥151,800/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー) カーディガン¥28,930・ニット¥24,970・ストール¥26,950/ネイヴ(バイネイヴ) ピアス¥33,000/ヴァジックジャパン(メゾンヴァジック) バッグ¥486,200/デルヴォー・ジャパン(デルヴォー)

 

大人のデニムスタイル

Yoshiko's voice/王道の黒ニット×デニム。“微糖”の白ブラウスを加えて、大人の仕上がりを目ざして

黒ニット×ブルーデニムに、白ブラウスを加える着こなしは、年齢を問わない、エターナルなスタイルです。エクラ世代は、ほんのりとレースをあしらった微糖の白ブラウスがちょうどいい。清潔感を呼び込むと同時に、おしゃれに手をかけた感じを演出できるはず。

富岡佳子大人のデニムスタイル

絶妙なあきのクルーネックから、微糖レースをのぞかせて

「華やかなブラウスに苦手意識がある私でも、微糖の白ブラウスなら、気負いなく着られます。詰まりすぎずあきすぎずの絶妙なクルーネックに、レースの襟がいい感じで収まります」。ニット¥103,400/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー) ブラウス¥74,800/マスターピース(サイ) パンツ¥24,750/ショールーム セッション(サージ) ピアス¥27,500/ボウルズ(ハイク) バッグ¥407,000/ロジェ·ヴィヴィエ·ジャパン(ロジェ ヴィヴィエ) 靴¥163,900/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

撮影/東 京祐 ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/福田亜矢子 モデル/富岡佳子 取材・原文/磯部安伽 ※エクラ2023年2・3月合併号掲載

 
③センスのいい黒・白・グレーコーデ

目にとまるのは、やはりぱっと見て印象に残る「色」の使い方が上手な人。派手に着飾るよりも、ベーシックをセンスよく着こなす大人は素敵に見えるから。黒、白、グレーという私たちが信頼する3大ベーシックカラーを主役に、大人の着映え配色をまとって出かけよう。

センスのいいグレーコーデ

なじみのあるベーシックカラーを表情豊かな質感と新しいバランスで上品な華のある着こなしに。
足先までオールグレーながら、奥行き感のある着こなし

足先までオールグレーながら、奥行き感のある着こなし

ドレッシーな総レースのノースリーブワンピースは、上にニットを重ねればデイリーにも。

コート¥83,600/インターリブ(サクラ) ニット¥53,900/マッキントッシュ 青山店(マッキントッシュ クラフテッド バイ バトナー) ワンピース¥176,000/ebure GINZA SIX店(ebure) ピアス¥35,200/ショールーム セッション(マリハ) ストール¥39,600/カオス表参道(アソースメレ×カオス) バッグ¥495,000/ヴァレクストラ ジャパン(ヴァレクストラ) 靴¥52,800/アマン(ペリーコ)

黒、白、グレーの3色しか使わずとも、華やかな装いを楽しめる

黒、白、グレーの3色しか使わずとも、華やかな装いを楽しめる

主役になるコートで白をさして全体を明るい印象に仕上げたら、ファーバッグやボリュームのあるストールなど、素材感のあるグレーの小物でエレガントさをプラスして。

コート¥143,000・パンツ¥45,100/ebure GINZA SIX店(ebure) ニット¥27,500/スローン ストール¥49,500/アッシュ・ペー・フランス(ジェーン・カー) リング¥99,000/ボロロ バッグ¥294,800/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ) 靴¥139,700/ジミー チュウ

ツイード、柄バッグ、濃淡で着映え感のあるグレーが完成

ツイード、柄バッグ、濃淡で着映え感のあるグレーが完成

上下テイスト違いのアイテム合わせで、メリハリを。

ジャケット¥101,200/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) ニット¥35,200/エイトン青山(エイトン) パンツ¥39,600/インターリブ(サクラ) サングラス¥57,200/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン7285) ネックレス¥28,600/ショールーム セッション(マリハ) ストール¥46,200/ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店(ピアチェンツァ) バングル¥198,000/アッシュ・ペー・フランス(セルジュ・トラヴァル) バッグ¥399,300/ゴヤール ジャパン(ゴヤール) 靴¥105,600/ジミー チュウ

撮影/赤尾昌則(whiteSTOUT/モデル) 魚地武大(TENT/物) ヘア/JUN GOTO(ota office) メイク/AIKO ONO スタイリスト/徳原文子
モデル/RINA 取材・文/東原妙子 ※エクラ2023年1月号掲載

センスのいい黒コーデ

黒の配色といえばモノトーンやペールカラー合わせが主流だったけれどビビッドカラー×黒のメリハリ配色で、高揚感のあるおしゃれを楽しみたい。
いつもの黒にはおるだけ。一枚で決まる鮮やか色のケープ

いつもの黒にはおるだけ。一枚で決まる鮮やか色のケープ

黒でミニマルにまとめたパンツスタイルが、ポンチョのAラインシルエットとオレンジ色の魅力を最大限に引き立てて。

ポンチョ¥176,000/ストラスブルゴ カスタマーセンター(ストラスブルゴ) ニット¥20,900/ADORE パンツ¥39,600/ユナイテッドアローズ 新宿店(イロット) ピアス¥18, 700・バングル¥25,300/アッシュ・ペー・フランス(メドゥスィン・ドゥース) ベルト¥68,200/トッズ・ジャパン(トッズ) バッグ¥451,000/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ) 靴¥130,900/ジミー チュウ

もはや新定番のカラーパンツは黒とのコントラストで鮮度高く

もはや新定番のカラーパンツは黒とのコントラストで鮮度高く

ビビッドなグリーンとたっぷり広がるワイドシルエットが存在感たっぷりのパンツ。ラメ糸が輝くツイードジレを合わせれば、ちょっとしたお出かけのシーンにもぴったりの華やかさに。

ジレ¥79,200/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) パンツ¥25,300・カットソー¥25,300/ル フィル ニュウマン新宿店(ル フィル) パールネックレス¥47,300・コインネックレス¥28,600(ともにマリハ)・チェーンネックレス¥50,600(マリア ブラック)/以上ショールーム セッション バッグ¥169,400/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴¥92,400/ジミー チュウ

赤を効かせることで黒はコケティッシュに変化する

赤を効かせることで黒はコケティッシュに変化する

全身ブラックスタイルに一点の赤をさす、そのドラマティックな存在感は格別。ワンピースに重ねたニットでカジュアルに取り入れたい。カーディガンの脱ぎ着で、色の分量を変えられるのも小粋。

カーディガン¥159,500/ストラスブルゴ カスタマーセンター(ストラスブルゴ) ワンピース¥74,800/ADORE ニット¥26,400/アパルトモン 青山店(アパルトモン) ピアス¥22,000(イオッセリアーニ)・バッグ¥185,900(ジャック・ル・コー)/以上アッシュ・ペー・フランス 靴¥97,900/アマン(ペリーコ)

撮影/渡辺謙太郎 ヘア/左右田実樹 メイク/佐々木貞江 スタイリスト/徳原文子 モデル/SHIHO 取材・原文/東原妙子 ※エクラ2023年1月号掲載

センスのいい白コーデ

なじませるのではなく、白を"効かせる"発想で今年らしい白のアイテムを一点投入。着こなしが重くなりがちな冬に映えるきわだつ白で、格別な華やかさを満喫したい。

White coat 白いコート

爽やかさを演出しつつ品の良さも高めてくれる「白」。着こなしが重くなりがちな冬には白のコートで、格別な華やかさを満喫したい。
おしゃれを格上げ「センスのいい白」

人気再燃のピーコートに白というフレッシュな選択肢を

“重くて子供っぽい”そんなピーコートの固定観念を覆す、色も着心地も軽やかなリバー素材の白。アウターで一点の白が潔くクリーンなイメージ。

コート¥121,000/ebure GINZA SIX店(ebure) ニット¥31,900/サザビーリーグ(ユニオン ランチ) パンツ¥46,200/マディソンブルー サングラス¥37,400/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ピアス¥35,200/ショールーム セッション(マリハ) バッグ¥141,900/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥152,900/伊勢丹新宿店 本館2階婦人靴(サルトル)

White stole 白いストール

首もとを温かくしてくれるだけでなく、おしゃれのアクセントとしても欠かせないストール。新調するなら白を選んで。顔まわりに白を持ってくるだけで肌印象アップ! さらに長めのストールを縦長に巻けば細見え効果も。
White stole 白いストール

その上質なぬくもり感はウィンターホワイトならでは

ストールといえど、長さもボリュームもたっぷりなアウター感覚の逸品が、冬の白ならではの女らしさとモダンさを両立。ラフにひと巻きするだけで、顔映りをぱっと明るく、コーディネート全体をクラスアップしてくれる。白を一点さすことで縦ラインが強調され、すらりと見える視覚効果も期待。

ストール¥85,800・バッグ¥409,200/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ) ジレ¥58,000/ADORE ニット¥56,100・パンツ¥171,600/マディソンブルー 靴¥113,300/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

White pants 白いパンツ

着こなしが重くなりがちな冬にこそ、映える「白」を一点投入。今年らしい白のワイドパンツはガリャルダガランテのもの。エレガントかつメリハリのあるコーデに仕上げて。
White pants 白いパンツ

しなやかなドレープ感でエレガントに楽しめる白パンツ

ツヤ感のあるタック入りのワイドパンツは、白、そしてとろみのある風合いのエレガントさが大人好み。ゆるりと締めつけないビッグシルエットの今どきコーディネートも、一点の白でメリハリをつくることで、ルーズな印象にならない。

パンツ¥20,900/ガリャルダガランテ 表参道店(ガリャルダガランテ) ニット¥80,300/ebure GINZA SIX店(ebure) ピアス¥16,500/八木通商(ローラ ロンバルディ) ストール¥46,200/エイトン青山(エイトン) バッグ¥300,300/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴¥147,400/ジミー チュウ

指名買いしたい「ホワイト名品」

主役級に効かせる白は、大人らしい審美眼で"イイもの"を選びたい。冬の着こなしを格上げしてくれる6つの白アイテムをご紹介。

BOTTEGA VENETAバッグ「イントレチャート」

BOTTEGA VENETAバッグ「イントレチャート」

上質レザーの風合いを白で味わう大人の贅沢

ボッテガ・ヴェネタのクラフツマンシップの象徴であるイントレチャートは、時代を超えて愛される名品。新作バッグ「サーディン」は、ころんとしたフォルムに職人が作り上げた彫刻的なメタリックのハンドルがアクセント。“チョーク”という名の優しい白も、レザーの美しさをよりいっそう引き立てている。

バッグ¥484,000/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)

Maison Margielaのタビブーツ

Maison Margielaのタビブーツ

足もとからのぞくその存在感で洗練モードなスタイルに

その名のとおり日本の伝統的な足袋に着想を得た「タビブーツ」は2つに分かれたつま先のフォルムが特徴。’89年に登場以来、世界中で愛される代表作。上質レザーがしなやかに足にフィットする、安定感のある履き心地も魅力。肌なじみのいい白ブーツなら、女性らしくて鮮度も抜群。

靴¥143,000/マルジェラ ジャパン クライアントサービス(メゾン マルジェラ)

MADISONBLUEのキルティングスカート

MADISONBLUEのキルティングスカート

スポーティなアイテムで“脱コンサバ”な白を目ざして

スポーツMIX感覚で取り入れて、冬の着こなしをほんのりモードに傾けるキルティングは、大人のおしゃれの幅を広げてくれるアイテム。白ならカジュアルになりすぎず、品のいい仕上がり。マディソンブルーのキルティングスカートは、ほどよい光沢と張りを備えていて、後ろが少し長いデザイン。ふんわり広がるフレアシルエットが華やか。

スカート¥114,400/マディソンブルー

撮影/赤尾昌則(whiteSTOUT/モデル) 魚地武大(TENT/物) ヘア/JUN GOTO(ota office) メイク/AIKO ONO スタイリスト/徳原文子 モデル/RINA 取材・文/東原妙子 ※エクラ2023年1月号掲載

 
④大人を素敵に見せる"ここぞ"の時のワンピース

素敵な場所に行き、素敵な人に会う。シーンにふさわしいドレスアップで出かける喜びを、私たちは知っている。そんな“ここぞ”のときに頼れるのは、上質かつスタイルのあるワンピース。とっておきの一着で、装いがもっと楽しみに。

「冬のきれい色ワンピース」コーデ

Max Mara(マックスマーラ)

Max Mara(マックスマーラ)

ハッとする鮮やかな色。特別なお出かけをゴージャスに盛り上げる

着るだけで気分が盛り上がり、その場を華やかに彩る、鮮やかなグリーンのワンピース。シルクタフタの張り感もエレガント。ネックラインから大胆にギャザーを寄せ全体をふんわりさせたシルエットが、体型を拾わずきれいに見せる。色を取り入れながら、考えつくされたフォルムによって、モダンで洗練されたムードも同時に楽しめる。

ワンピース¥138,600・ネックレス¥91,300(ともにマックスマーラ)・バッグ¥129,800・靴¥96,800(ともにスポーツマックス)/以上マックスマーラ ジャパン

YOKO CHAN(ヨーコチャン)

YOKO CHAN(ヨーコチャン)

鮮やかな赤がもたらす極上のリッチ感は何ものにもかえがたい

赤ならではのクラシカルで上品なたたずまいが魅力的。フロント部分のフレーム型ステッチが上半身を品よく盛り上げて。とろみのあるたっぷりした生地が、動くたびに華やかな印象を残してくれる。

ワンピース¥59,950/YOKO CHAN ピアス¥79,200/トーカティブ 表参道(トーカティブ) ネックレス¥745,800・ブレスレット¥1,314,500/エスケーパーズオンライン(キウナ) バッグ¥93,500/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥111,100/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

AURALEE(オーラリー)

AURALEE(オーラリー)

大人のピンクは「甘くない」。装飾を排したミニマルさが洗練を生む

青みをひそませたピンクにはシャープさがあり、甘さ一辺倒でないところが大人向き。ストレートなシルエットのようで、実は後ろ身頃にたっぷり分量をとってあり、動くたびに揺れてリュクスなムードを演出。ノースリーブながら肌が露出しすぎた印象にならず華奢見えがかなう。

ワンピース¥59,400/オーラリー コート¥165,000/ebure GINZA SIX店(ebure) イヤカフ¥24,200・リング(右手)¥35,200・(左手)¥46,200/マリハ ネックレス¥150,700/ストラスブルゴ カスタマーセンター(ソフィーブハイ) バッグ¥407,000・靴¥185,900/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン(ロジェ ヴィヴィエ)

撮影/渡辺謙太郎 ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/福田亜矢子 モデル/田沢美亜 RINA 取材・原文/坪田あさみ 撮影協力/ウェスティンホテル横浜 バックグラウンズ ファクトリー ※エクラ2023年1月号掲載

ドラマティックな「黒ワンピース」コーデ

シンプルなブラックを地味に見せない、圧倒的に美しく、計算されたシルエット。大人にふさわしい品格と優雅さを堪能。

BLAMINK(ブラミンク)

BLAMINK(ブラミンク)

大人に必要なのは華やぎを備えた洗練ブラック

黒を選ぶなら素材やシルエットで華やぎを加えるのがポイント。このワンピースは、イタリア製のベルベットにスクエアモチーフの箔(はく)をプリントすることで、黒のもつシックなムードにきらめきをプラス。光の当たる角度によって表情が変わるから、広い会場でも圧倒的な存在感を発揮。ストレートシルエットに膨らみのあるパフスリーブでクラシックな女らしさも魅力的。ワンピース¥220,000/ブラミンク ピアス¥36,300・バングル¥99,000/ホワイトオフィス(ジジ) バッグ¥240,900・靴¥143,000/ジミー チュウ

ADORE (アドーア)

ADORE (アドーア)

着る人を選ばないすっきりシルエットと計算された着丈

二重織りで張り感を出した素材が、上質さを放つワンピース。広がりすぎない絶妙なAラインで、大人が着ても甘くなりすぎない。後ろに施したファスナーはアクセントとしても効果的。あえて肩で切り替えないゆとりのある袖が、二の腕をすっきり見せてくれる。ライラックのミニバッグで大人のかわいげをプラス。ワンピース¥48,400/ADORE ピアス¥52,800・ネックレス¥158,400/エスケーパーズオンライン(ソフィーブハイ) バッグ¥291,500・靴¥195,800/ジミー チュウ タイツ/スタイリスト私物

MIKAKO NAKAMURA(ミカコ ナカムラ)

MIKAKO NAKAMURA(ミカコ ナカムラ)

“ただものじゃない”風格を醸し出す黒いミカドシルク

最高級のミカドシルクは、本来ならウェディングドレスに使用するもの。優雅なムードの贅沢な一枚だ。メリハリのあるシルエットが、つややかな上質素材の美しさを最大限に引き出す。ウエストリボンは取りはずし可能。ワンピース(共布ウエストベルトつき)¥308,000/ミカコ ナカムラ 南青山サロン(ミカコ ナカムラ) ピアス¥60,500・ネックレス¥93,500・ブレスレット¥60,500/ジミー チュウ バッグ¥146,300/エリオポール代官山(ザンケッティ) 靴¥113,300/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

撮影/渡辺謙太郎 ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/福田亜矢子 モデル/田沢美亜 RINA 取材・原文/坪田あさみ 撮影協力/ウェスティンホテル横浜 バックグラウンズ ファクトリー ※エクラ2023年1月号掲載

 
⑤ほめられる!「本当にいいパンツ」

アラフィー世代の核となるアイテムは、ずばり「パンツ」。毎日なんとなくはきがち、更新を後まわしにしがちなアイテムだけれど、素材とシルエットを吟味して上質なものを身につければ、全身がリッチなオーラに包まれ、大人にふさわしい格上感に。

スタイリスト推薦「50代向けパンツ」

村山佳世子

村山佳世子

むらやま かよこ●審美眼とベーシックなアイテムを輝かせるスタイリングの名手として、人気・実力ともにトップクラスのスタイリスト。ロングセラーの著書『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート』(集英社)は必読。
「脚が細く、長く見える美脚シルエットを最優先していたころに比べて、今ではおなかやおしりをカバーするゆとりが大人のパンツ選びの大事な条件になりました。そのうえでおすすめしたいのが、ワイドすぎずスリムすぎないシルエットに、すっきり見せるセンタープレスを効かせたマニッシュなムードのパンツ。ベーシックカラーの中でもまろやかな色みを選べば、硬さがやわらぎ着こなしに女らしいニュアンスも! いいパンツをはいていることで余裕が生まれ、そのことがおしゃれの自信へとつながります。」
――by 村山佳世子

センタープレスの”まろやかカラー”パンツ

Scye サイ

Scye サイ

パターンのよさが冴えるメンズライクなストレート

センタープレスがざっくりニットにほどよい緊張感をもたらしてくれる、キャラメルブラウン色のストレートパンツ。オーバーサイズのウエストには平ゴムのアジャストがあり、シルエットを調整することが可能。

パンツ¥49,500/マスターピースショールーム(サイ) ニット¥59,400/ラグ & ボーン 表参道店(ラグ & ボーン) サングラス¥39,600/モスコット トウキョウ(モスコット) ピアス¥28,600/ショールーム セッション(マリハ) バッグ¥149,600/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴¥137,500/ジェイエムウエストン 青山店(ジェイエムウエストン)

DRAWER ドゥロワー

DRAWER ドゥロワー

表情豊かなツイードの落ち感で魅せるワイドシルエット

無地とはまた違ったムードが楽しめるツイードパンツは、柔らかで奥行きのあるブラウン系の色みがシンプルなニットスタイルを格上げしてくれる。腰まわりをすっきり見せるパターンがきれいな落ち感をつくっている。シルクウール素材ではき心地がよく、軽やかな足さばきも優秀。

パンツ¥71,500/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ニット¥60,500/エイトン青山(エイトン) ピアス¥23,100/八木通商(ローラ ロンバルディ) ストール¥31,900/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) バッグ¥52,800/ショールーム セッション(モダン ウィーヴィング) 靴¥52,800/エリオポール代官山(ブレンタ)

ATON エイトン

ATON エイトン

奥行きのあるグレーに心惹かれる3シーズン目を迎えた人気モデル

厳選されたウールを国内で加工し、きれいな綾目を立てたミディアムグレーにしっかりセンタープレスを入れたテーパードシルエット。表情豊かな生地に特殊な仕上げを施すことで、ほかでは味わえない張り感とサラッとした肌ざわりが味わえる。

パンツ¥42,900/エイトン青山(エイトン) ニット¥69,300/アマン(アンスクリア) イヤカフ¥16,500/リューク ストール¥38,500/エドワードブラウン ベルト¥39,600/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) バッグ¥107, 800/エリオポール代官山(ザンケッティ) 靴¥49,500/ユナイテッドアローズ エルティーディ オンラインストアー(ペリーコ)

撮影/長友善行 ヘア&メイク/野田智子 スタイリスト/村山佳世子 モデル/RINA 取材・原文/向井真樹 ※エクラ2022年12月号掲載

”タック入り”ハイウエストパンツ

福田亜矢子

福田亜矢子

ふくだ あやこ●ほんのりとしたモード感と上品なフェミニンのさじかげんが抜群のカジュアルスタイルの提案が、大人の女性から絶大な支持を集める。2023年春にデビューする新ブランド「Nave(ネイヴ)」のディレクターに就任。
「私自身、ここ数年はいているパンツといえば、ラクちんなものばかり。そろそろきれいなパンツがはきたいけれど、ゆるんでしまった体をすっきり整えてくれるものしかはけない……と感じたとき、スタイルアップを実感したのが、タック入りのハイウエストパンツでした。おなかが目立つ? 窮屈なのでは? と思うかもしれませんが、それは昔の話。今季はパターンやディテールが驚くほど改良され、窮屈さを感じず脚長に見える秀逸なパンツが豊作です! パンツが決まればおしゃれが決まることをぜひ実感してください。」
――by 福田亜矢子

ATON エイトン

ATON エイトン

無理のないハイウエストと立体的なデザインで下半身をカバー

渡り幅が広く、やや高めに設定されたウエストからのゆったりとしたボリュームに今どきの空気を感じるテーパードパンツ。ハイウエストと中央に入れたタックのダブル効果で簡単にスタイルアップする。

パンツ¥42,900/エイトン青山(エイトン) コート(共布ストールつき)¥90,200/カオス表参道(カオス) ニット¥36,300/ebure GINZA SIX店(ebure) ピアス¥12,650/八木通商(ローラ ロンバルディ) バッグ¥319,000/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ) 靴¥111,100/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

STRASBURGO ストラスブルゴ

たっぷりフレアのスカートを受け止め、エレガントに仕上げるスマートな横顔

シャープなトゥと太めのチャンキーヒールのショートブーツは、大人の女性が履きやすいエレガントなデザイン。履き心地がよく、足をきれいに見せるよう計算されたシルエットになっている。たっぷりフレアのデニムスカートとのバランスもとりやすく、足もとをシャープに飾る。

靴(H7)¥64,900/アパルトモン 青山店(ブレンタ) ジャケット¥47,300/プルミエ アロンディスモン スカート¥47,300/ebure GINZA SIX店(ebure) ★ストール¥44,000/エクラプレミアム通販(ピエール ルイ マシア) バングル¥20,900/アマン(アンセム フォー ザ センセズ) バッグ¥198,000/トッズ・ジャパン(トッズ)

STRASBURGO ストラスブルゴ

華やかピンクを心地よく引き立てるインタックのゆとりと立体シルエット

光沢感と張りのあるシルクウールパンツ。内向きに入ったインタックによるゆとりが下腹部を自然にカバーして、すっきりとしたテーパードラインを描く。

パンツ¥63,800/ストラスブルゴ カスタマーセンター(ストラスブルゴ) カーディガン¥52,800・ニット¥44,000/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) バングル¥121,000/ドゥロワー 青山店(アグメス) バッグ¥352,000/ロエベ ジャパン クライアントサ ービス(ロエベ) 靴¥137,500/ジェイエムウエストン 青山店(ジェイエムウエストン)

CINOH チノ

CINOH チノ

ヒップラインを自慢したくなる2タック入りのワイドパンツ

どうしても出てしまうヒップまわりの余分なたるみを、パターンとダーツで調整することですそまでストンと落ちるシルエットに。ほどよく肉厚で伸縮性のあるポリエステルレーヨン素材は、なめらかな肌ざわりで通年着用できる。

パンツ¥41,800/モールド(チノ) ニット¥86,900/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) シャツ¥30,800/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) リング¥29,700/イレーヴ バッグ¥119,900/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥148,500/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ

撮影/金谷章平 ヘア/左右田実樹 メイク/佐々木貞江 スタイリスト/福田亜矢子 モデル/SHIHO 取材・原文/向井真樹 ※エクラ2022年12月号掲載

”微光沢”のブラックパンツ

斉藤くみ

斉藤くみ

さいとう くみ●モードからリアルクローズまで、トレンドを押さえながらも日常に落とし込んだスタイリングに定評がある。雑誌、広告、カタログ、俳優の衣装をはじめ、来春デビューのブランド「Re NAVE(リ ネイヴ)」のディレクターに就任。
「黒いパンツは、誰もが持っているベーシックパンツの代表格。でも、実は、素材のよしあしがきわだつデリケートな色でもあります。また、無難だからはいている、困ったときになんとなくはいている、と思わせないためには、素材やシルエットの微差を見極め、大人に似合う品格を備えたものを選ぶことが大切です。そこでおすすめしたいのが上品なツヤをたたえた黒。年齢を重ねて失いはじめたツヤを素材で補うことができ、優美さを引き出してくれる! 上質な微光沢の黒パンツは、必ず高揚感をもたらしてくれますよ。」
――by 斉藤くみ

BLAMINK ブラミンク

BLAMINK ブラミンク

ほかの色や素材に負けない主役を張れる微光沢パンツ

レーヨンシルクの上品なつやめきで、ロングジレに負けない存在感がきわだつブラックパンツ。腰から足もとに向かってストンと落ちるストレートは、脚の形をカバーして脚長効果も発揮。ウエスト後部だけをゴム仕様にすることで、ラクとおしゃれも両立。

パンツ¥93,500・ジレ¥253,000・ブラウス¥77,000/ブラミンク ピアス¥600,600・ブレスレット¥154,000・ダブルリング(中指、薬指)¥858,000・時計¥1,054,900・バッグ¥953,700・靴¥181,500/エルメスジャポン(エルメス)

JIL SANDER  ジル サンダー

JIL SANDER  ジル サンダー

むだのないすっきりとしたシルエットが脚をまっすぐ、美しく見せてくれる

ジル サンダーの新しい「ワードローブ」コレクションの中でも人気の黒パンツは、きれいな張りとしっかりとした質感のジャパンウールを使用。計算されたテーラリングとの相乗効果で、気品と風格までもが手に入る。脚をまっすぐに見せてくれるレギュラーフィットは、オーセンティックだからこそ時代を超えて愛用できる。背すじがのびるスーチングスタイルで。

パンツ¥143,000・ジャケット¥338,800・ニット¥96,800・ピアス¥49,500・バッグ¥162,800・靴¥94,600/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)

ATON エイトン

ATON エイトン

ヒップからの落ち感にこだわったドレッシーなワイドシルエット

日本を代表する繊維の街、岐阜県羽島市で織られた上質ウールの張りを生かし、ヒップの一番高い位置からまっすぐに落ちるラインを追求。ロングコートに合う優雅なたたずまいに。

パンツ¥42,900/エイトン青山(エイトン) コート¥154,000/ebure GINZA SIX店(ebure) ブラウス¥44,000/ハーヴェル スタジオ ピアス¥148,500・ネックレス¥396,000/ミキモト カスタマーズ・サービスセンター(ミキモト) 時計¥616,000/セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー) 靴¥126,500/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク)

撮影/渡辺謙太郎 ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/斉藤くみ モデル/黒田エイミ 取材・原文/向井真樹 取材協力/バックグラウンズ ファクトリー ※エクラ2022年12月号掲載

おしゃれプロの「ほめられるパンツ」の選び方

パンツ党として知られるおしゃれプロにリサーチし、お気に入りをあげてもらった。仕事柄、数多くのパンツに触れている彼女たちの選び方にはさすがの説得力あり!

身長高いさん、低いさん。「黒パンツ」選びの共通点は、女らしさにあり!

身長高いさん、低いさん。「黒パンツ」選びの共通点は、女らしさにあり!

“ほどよく力が抜けていてちょっと女っぽく振れる辛口すぎない黒が気分です”

エディター・ライター

坪田あさみさん

ある時期から怖く見える、地味に見えるという理由で封印していた黒パンツを、最近はまたはきたくなったそう。「背の高い私がコンサバ系のパンツをはくと、近寄りがたいキャリアな人に見えてしまうんです(笑)。でもこのパンツは、メンズライクでありながら素材にツヤがあって女っぽさがある。そのバランスがちょうどよくて」。冬はニットを着る機会が多くなるぶん、暖かそうなウールパンツではなくツヤやしなやかさがあるパンツを選ぶのも坪田流。

パンツ¥30,800/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) ニット¥34,100(トック)・靴¥55,000(ネブローニ)/以上ヴェルメイユ パー イエナ 青山店 その他/本人私物

「カオス」に行けばいいパンツに出会える

「カオス」に行けばいいパンツに出会える

“デビュー当時からねらっていたパンツ。あらゆるコーディネートに合います”

エディター・ライター

向井真樹さん

側章つきのタキシードバンツは、ブランドデビュー当時からずっと人気のアイテム。「初めて展示会で拝見したときからいつか! と思っていました。年を重ねるにつれて丸みを帯びてきた体を嘘のようにフラットに見せてくれることに今ごろになって気づかされました。ローゲージニットもかわいいし、ジャケットにも合わせたいと、コーディネートをあれこれ考えるのも楽しい!」。

パンツ¥38,500/カオス表参道(カオス)

一本持つ価値あり!上品に見える「オフ白」パンツ

一本持つ価値あり!上品に見える「オフ白」パンツ

“太って見える、汚れる、と敬遠していたオフ白。でも、かなりほめられます”

副編 S川

スタイリストからの指名借りが多く、引っぱりだこのシルクウールパンツ。「最初はきれいすぎる素材感に気が引け、そしてオフ白をはきこなす自信がなかったのですが、ある日グレージュのニットと合わせて打ち合わせに出かけたところ、思いがけず絶賛されて(笑)。脚やヒップがあらわにならず、それでいて広がって見えないところが絶妙。オフ白パンツへの思い込みが払拭されました」。

パンツ¥42,900/サードマガジン

撮影/フルフォード海(坪田さん) 山下みどり(松井さん) 魚地武大(TENT) スタイリスト/福田亜矢子 取材・原文/向井真樹 ※エクラ2022年12月号掲載

 
⑥雨宮塔子さん”自分らしいおしゃれ”

生活の拠点を置くフランスから、約1年ぶりに日本へ一時帰国した雨宮塔子さん。なによりおしゃれが大好きで好奇心旺盛な彼女が、長いパリ住まいを通し知り得たのは、どんな服も自分のものとしてしまう、パリの大人たちの着こなしの自由さ。雨宮さんらしい“雰囲気のあるおしゃれ”をつくるアイテムとともに、自分らしい着こなしを楽しむヒントを聞いた。

 自分らしい着こなしを楽しむヒントとは? 

抜け感をうまく引き出すことで自分ならではのスタイルづくりを

「パリで暮らすアジア人の私が、おしゃれを楽しむうえで最も大切にしているのは、いかに“抜け感”を出すことができるか。それに尽きる気がします」

 

誰もが憧れずにはいられない魅力を放つ彼女は、かなりのおしゃれ好き。冒頭の「雨宮さんのおしゃれの仕上げ方とは?」の問いにも、「“抜け感”を出すことでしょうか」と即答が。

 

「いわゆるパリジャンの中では、上から下までビシッと完璧に整っている着こなしは、むしろやぼったい印象をもたれることがあるようです。きちんとさやきれいめさを残しつつも、どこをくずして、どう抜くか、そこに一番気を使います」。では、その“抜け感”はどうやってつくり上げるのだろう?

 

「その時々で考えますね。その日の気分や鏡に映った全身のバランス、出かける場所の雰囲気や、会うメンバーによっても変わります。例えば今日はジャケットに袖を通さず肩にかける、とか。全体が重く見えない色選びや、きっちりしすぎないメイクやヘアスタイルなど……細かいことですが、本当にいろいろです」

雨宮塔子

「基本的にはシンプルでラフな服装が好き。でも古くさくならないよう、今っぽさは意識するようにしています。きちんと感は大事にしながら、定番アイテムを更新したり、子供たちと買い物に行って刺激やヒントをもらったり。若い人たちが集まるお店だと、最新のスタイルが手ごろな価格で売られていますよね。とっても短い丈のトップスを、娘世代がうまく着こなしているのを見たりすると、同じような着こなしはしなくても、それが“抜け”や“くずし”の参考になる……。影響受けてますね(笑)」。

 

ファッションの街=パリに暮らす雨宮さんが、最もおしゃれにこだわる場面をたずねてみると、「それは断然、女友だちと最新のレストランに行くとき! お店の内装やメンバーの顔を思いながら、さあ何を着よう?と張り切ってしまいます(笑)」

 

思い込みからの解放でおしゃれがもっと楽しくなる!

50代になっても「自分らしいおしゃれ」のあり方に悩む人は多い。自分らしいセンスを磨くコツはあるのだろうか。「私は素敵な人を見るのが大好きで、観察を続けるうちに思いいたったのが『こうじゃなきゃ』という思い込みを取り払うことでした。例えばメイクならアイシャドウとアイラインと眉とチークを毎回必ずというのを、一回やめてみる。すると服によって、今日はチークだけでいいなとか、口紅だけとか。あるいはメイクはするけど、服で抜け感を出そうとか。なにかしらの発見があるんです。そういう加減がパリジャンはすごく上手。観察するのが楽しくて、飽きないんです」

デニムジャケット¥39,930・ニットワンピース¥38,500/ザ・リラクス ピアス¥52,800/エドストローム オフィス(シャルロット シェネ)

 おしゃれな抜け感をつくるアイテム 

ジャケット

ジャケットよく着てますよね、といわれます。実際はおるだけで着こなしがまとまるし、前を開けたりボタンをいくつか閉じたり……と、自分らしいおしゃれを楽しめるジャケットは、私にとって安心できるアイテム。いつもスーツケースに一着は入れてしまいます。これまで数えきれないほど着てきましたが、最近はオーバーサイズのものや遊びがあるものも積極的に取り入れたいと思うようになりました。50代になっても、まだまだ新しい着方にチャレンジできる自由さがあるところも、やっぱり好きです。
雨宮塔子 ジャケット
「こういう素敵なデザインのかっこいいジャケットに出会うと、本当にうれしくなります。むずかしそうだけど、私ならどう着よう?って考えるのが楽しくて」。
ジャケット¥93,500・カットソー¥9,900・パンツ¥26,400/ボウルズ(ハイク) ネックレス¥341,000・ピアス¥99,000/トーカティブ 表参道 バッグ¥305,800/ヴァレクストラ ジャパン(ヴァレクストラ)

コート

冬のおしゃれの仕上げといえばコートですが、以前、自分で車を運転していたころには、あまり執着のなかったアイテムなんです。徒歩で移動することが増えたのをきっかけに、ロングコートを着てさっそうと歩きたいと思うように。柔らかくて、軽くて、着るだけで抜け感を出せるような淡い色みで……。さまざまな思いをめぐらせながら理想の一着を探しつづけています。
雨宮塔子 コート
「コートの色選びって、黒髪だと特にむずかしい気がします。こんな白っぽいグレーなら、はおるだけで全体の着こなしが軽やかに仕上がりますね」。
コート¥88,000(ルー アンドレア)・ニット¥35,200(マークケンリー ドミノタン)・ベルト¥35,200(カルメイヤー)/以上アパルトモン 青山店 デニム¥25,300/ゲストリスト(アッパーハイツ) 靴¥126,500/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)

シューズ

ハイヒールはね、すごく便利なんですよ。服がカジュアルなときや気合を入れたいときに、簡単に女度を引き上げてくれるから。履くときはたとえ真冬でも素足です。でも年々、足の痛みに耐えきれず、ハイヒールを履いていられる時間が短くなってきているので(笑)、本当に「ここぞ」っていうときに。マニッシュな装いにひとさじの女性らしさを足すのは、きっと永遠に好きなスタイルです
雨宮塔子 シューズ
「服がシンプルなぶん、靴で流行を取り入れることも。ジャンヴィト ロッシは足に合うものが比較的多くそろっているので、頼りにしているブランドです」。
靴¥104,500/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ) カーディガン¥39600・キャミソール¥17,600・パンツ¥29,700/ユナイテッドアローズ原宿本店(ロエフ) ピアス¥22,000/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) スマホ・メガネケース¥53,900・ストラップ¥46,200/ゴヤール ジャパン(ゴヤール)
あめみや とうこ●’70年、東京生まれ。フリーアナウンサー、エッセイスト。6年間のTBSアナウンサーを経て、’99年に単身渡仏。’16年から約3年間『NEWS23』のキャスターを務めたのち、拠点を再びパリに戻し、執筆や現地情報の発信など、幅広い分野で活躍。YouTubeチャンネル『A l’aube by Toko and Maho』も更新中。

 
⑦50代が買うべき「3タイプのスカート」

ボリュームのあるドラマティックなスカート人気から一転、シルエットや色などシャープさがある辛口タイプに注目が集まる今季。クラシックなプリーツや台形フォルムのトラペーズ、細見えボックスタイトなど、直線的なディテールをもつ3タイプのスカートが着こなしを洗練させる。

 辛口クラシカル「太幅プリーツ」 

辛口クラシカル「太幅プリーツ」

モード感を少し加えた今旬クラシックスタイル

軽さのあるイタリア製ウールを使用した太幅プリーツのスカートは、腰ではくパターンやすその断ち切り始末など、どこか男前なかっこよさが魅力。シャツやジャケットを合わせたクラシカルさを満喫したい。

スカート¥64,900(ベルトつき)/ebure GINZA SIX店(ebure) ジャケット¥55,000/エディション 表参道ヒルズ店(エディション) シャツ¥50,600/エスケーパーズオンライン(ポステレガント×サルヴァトーレ ピッコロ) ニット¥27,500/スローン ピアス¥35,200/ショールーム セッション(マリハ) バッグ¥221,100・靴¥195,800/ジミー チュウ

クールさが引き立つ光沢感とランダムプリーツ

クールさが引き立つ光沢感とランダムプリーツ

張りのあるサテン生地にランダムな幅でプリーツを施したカーキのスカートは、ミリタリーライクなムードとの組み合わせが新鮮。ロングブーツと合わせたときにベストなバランスで決まるやや短めのスカート丈が、この冬らしい最旬な着こなしへと導く。

スカート¥38,500/トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店(トラディショナル ウェザーウェア) ニット¥42,900/カオス表参道(カオス) ストール¥39,600/アイネックス(アソース メレ) ★バッグ¥198,000/エクラプレミアム通販(トッズ) 靴¥94,600/アマン(ペリーコ)

 旬度抜群「トラペーズ」 

素材や色は華やか、シルエットは端正。そのバランスが旬な着こなしをつくる

素材や色は華やか、シルエットは端正。そのバランスが旬な着こなしをつくる

シルクをミックスしたウールツイル素材の上品な光沢と、張りのある構築的なシルエットが今季らしい。柔らかなクリームイエローで優しげに。

スカート¥35,200・ニット¥41,800/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) ネックレス¥48,400/ショールーム セッション(マリハ) ストール¥59,400/アイネックス(アソース メレ) バッグ¥300,300/トッズ・ジャパン(トッズ) ★靴¥148,500/エクラプレミアム通販(セルジオ ロッシ)

台形フォルムのスカートで定番コーデが見違える!

台形フォルムのスカートで定番コーデが見違える!

前後差をつけた着丈やサイドスリット、ハイウエストなど旬なディテールを盛り込んだトラペーズスカート。ウールにシルクをブレンドすることで、張り感がありながらしなやかさをあわせもつダブルフェイス素材の美しさが秀逸。レザージャケットなどメンズライクなアイテムと合わせて、凛とした大人の女性像を体現。

スカート¥121,000/ebure GINZA SIX店(ebure) ブルゾン¥110,000/ユナイテッドアローズ 原宿本店(ロエフ) ニット¥27,500/スローン ネックレス(短)¥46,200・(長)¥79,200/エスケーパーズオンライン(ハルポ) バングル¥137,500/ドゥロワー 青山店(アグメス) バッグ¥145,200/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥128,700/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

 ほっそり脚長「ボックスタイト」 

タイトほど体に添わないストレート感がちょうどいい

タイトほど体に添わないストレート感がちょうどいい

下半身を直線的なシルエットに見せてくれるボックスストレート。深めに施したスリットが歩きやすさを確約しつつ、脚があらわにならないつくりで大人も安心。ブルゾンやTシャツなどカジュアルなアイテムと合わせてこなれ感たっぷりに着こなしたい。

スカート¥31,900/ザ ストア バイシー 代官山店(コキュカ) ブルゾン¥57,200/カオス表参道(カオス) カットソー¥11,000/イレーヴ ピアス¥12,650・ブレスレット¥22,000/八木通商(ローラ ロンバルディ) ストール¥20,900/アイネックス(アソース メレ) ベルト¥23,100(参考価格)/アマン(アトリエ アンボワーズ) バッグ¥328,900/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴¥92,400/ジミー チュウ

Iラインの細見え効果とまろやかなワントーンで、すっきり優雅に

Iラインの細見え効果とまろやかなワントーンで、すっきり優雅に

ほどよくストレッチ感のある素材とスリットを施したデザインで、はき心地と歩きやすさをアシスト。

スカート¥30,800/ドローイング ナンバーズ 新宿店(ドローイング ナンバーズ) スウェット¥41,800/ADORE カットソー¥11,550/ウィム ガゼット 青山店(ウィム ガゼット) メガネ¥36,300/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ピアス¥49,500/アイネックス(ヌゥ ユゥ) ネックレス¥25,300/ショールーム セッション(マリハ) バッグ¥273,900/ジミー チュウ

撮影/金谷章平 ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/徳原文子 モデル/RINA 取材・原文/坪田あさみ ※★マークのついた商品はエクラプレミアム通販(https://store.hpplus.jp/eclat/)で購入できます。 ※エクラ2022年11月号掲載

 
⑧ワードローブの定番「最強の黒パンツ」

合わせるトップスや着用シーンを選ばない黒パンツは、ワードローブの定番。だからこそシルエットや素材、ディテールの見極めが、着こなしの鮮度を左右する。今季は黒のもつハンサムさだけでなく、エレガントさやモダンさも感じさせる優雅な一本を手に入れたい。

 大人のエレガントな「今どき黒パンツ」 

かっこよく見せるなら黒が最強。マニッシュに転ばない優雅さがカギ。今どきの大人にふさわしい旬のデザイン。

ASTRAET(アストラット)

ASTRAET(アストラット)

すっきり黒ワイドにクールなネイビー合わせで洗練度がアップする

腰ではくことでおなかまわりとヒップをすっきりコンパクトに見せ、すそにかけてぐっと広がるワイドシルエットで脚長感をアップ。ざっくりニットとの合わせもバランスよく決まる。ストレッチが効いたウールパンツは、はき心地がよくデイリーに活躍すること間違いなし。

パンツ¥29,700/アストラット 新宿店(アストラット) ニット¥35,200/ザ ストア バイシー 代官山店(コキュカ) ピアス¥203,500/エスケーパーズオンライン(キウナ) サングラス¥39,600/モスコット トウキョウ(モスコット) バッグ¥141,900/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥121,000/ドゥロワー 梅田店(ワンドラー)

DÉPAREILLÉ(デパリエ)

DÉPAREILLÉ(デパリエ)

マニッシュな黒パンツでかわいげな淡ピンクを大人の表情に

腰まわりはゆったり、すそにかけてテーパードしたリラクシーさと、適度な光沢と張りがあるウールナイロン素材の上質感が大人にぴったりな一本。内側はマーベルト仕様で仕立てのよさもポイント。メンズライクなかっこよさがあるから、ベビーピンクのかわいげなカーディガンも躊躇なく楽しめる。

パンツ¥31,900/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) カーディガン¥46,200/オーラリー シャツ¥25,300/ユナイテッドアローズ 原宿本店(ロエフ) メガネ¥36,300/モスコット トウキョウ(モスコット) ピアス¥27,500/プリュイ トウキョウ(プリュイ) バッグ¥61,600/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(デメリエ) 靴¥84,700/トッズ・ジャパン(トッズ)

AURALEE(オーラリー)

AURALEE(オーラリー)

スポーティな着こなしをきりりと引き締める黒のハイウエストパンツ

深めの股上とやや太めながらテーパードが効いたシルエットで、下半身の肉感を拾わず誰もがすっきりと脚長に着こなすことができる。多色の糸を撚(よ)って杢(もく)にした奥行きのあるブラックの色みにもこだわりあり。ブルゾンやスニーカーなどスポーティなアイテムをミックスすることで、優美な黒パンツをカジュアルダウンする着こなしにも挑戦したい。

パンツ¥38,500・ニット¥31,900/オーラリー ブルゾン¥59,950/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ザ・リラクス フォー ユナイテッドアローズ) バッグ¥38,500/ショールーム セッション(ミカ デラ ヴァッレ) 靴¥100,100/トッズ・ジャパン(トッズ) インナー/スタイリスト私物

 パンツが得意な「人気ブランド」 

エレガントさとモダンさを感じさせる優雅な黒パンツに注目の今季、信頼ブランドのパンツがアップデート!

HYKE(ハイク)

HYKE(ハイク)

腰まわりに施されたマリンパンツの遊び心をブラックで洗練させて

短め丈のニットを合わせて、マリンパンツ風のディテールを着こなしのアクセントに。おなかやヒップまわりの肉感を拾いにくいしっかりと厚みのある生地も優秀。

パンツ¥41,800/ボウルズ(ハイク) ニット¥57,200/プルミエ アロンディスモン ストール¥66,000/ドゥロワー 二子玉川店(ファリエロ サルティ) メガネ¥36,300/モスコット トウキョウ(モスコット) バッグ¥300,300/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴¥128,700/ジェイエムウエストン 青山店(ジェイエムウエストン)

CINOH(チノ)

CINOH(チノ)

さりげなく美脚へ導く計算されたディテールがとにかく頼りに

ボリュームのあるトップスを合わせるなら、やや細めのしなやかな素材でエレガントさを加えると好バランス。すそのフロントスリットで足もとに抜け感が生まれ、パンプスはもちろんスニーカーでも脚長に見える。

パンツ¥33,000/モールド(チノ) ツイードジレ¥88,000/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) ブラウス¥33,000/イレーヴ バッグ¥154,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥126,500/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

撮影/長友善行 ヘア/EIJI SATO(SIGNO) メイク/小森由貴 スタイリスト/村山佳世子 モデル/SHIHO 取材・原文/坪田あさみ ※エクラ2022年11月号掲載

 
⑨一気に着映える「印象変えコート」

今年はコートの買い替えを強くおすすめ。さっとはおれる軽やかさがあるのはもちろん、色や光沢感、シルエットが洗練されて、「映える」ものが豊作だから。この"アップデート力"は見逃せない!

 華やかな「リバーコート」 

さっとはおれて重さを感じないリバーコートは、窮屈な服を着たくない大人の新定番に。

華やかな「リバーコート」

トレンドのラベンダーが甘くない女らしさを主張

ロングカーディガンのような感覚でさらりと着られる、シンプルなノーカラーのリバーコート。トレンドカラー筆頭格のラベンダーなら、定番デザインもそれだけでアップデートして見える。グレーのワントーン合わせが、ラベンダーをいっそう都会的に見せて。

コート¥169,400・ニット¥88,000・パンツ¥58,300/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ストール¥64,900/アイネックス(アソース メレ) バッグ¥44,000 /ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥56,100/アマン(ペリーコ)

ほどよい張り感を備えたキレのいいブルーのコート

ほどよい張り感を備えたキレのいいブルーのコート

リバーコートながら適度に厚みがあり、構築的なフォルムに。その厚みのおかげで寒い真冬も安心。強さを備えた発色のよいブルーは、フェミニンな色が苦手な人でも取り入れやすい。モノトーンの服にキリリと効かせて。

リバーコート¥143,000/ボウルズ(ハイク) シャツ¥42,900/トヨダトレーディング プレスルーム(アスペジ) スカート¥23,100/サードマガジン バッグ¥111,100/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥169,400/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

大人のピンクはリラクシーなムードでまといたい

大人のピンクはリラクシーなムードでまといたい

見た目も着心地もリラックスムードの、薄手で柔らかなリバー仕立て。大人の女心をくすぐる淡いピンクのコートは、シンプルなニットパンツでさらっと着くずすくらいが甘さ控えめでちょうどいい。フードつきのカジュアルさもこなれ感にひと役買って。

コート¥99,000/WEST(ブルーバード ブルバード) ニット¥81,400・パンツ¥79,200/ピセア ピアス¥81,400/マリハ バッグ¥146,300/エリオポール代官山(ザンケッティ) 靴¥104,500/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

 都会派「ダウン&中綿コート」 

抜群の軽さと暖かさはそのままに、スタイリッシュなデザインが増えたダウン&中綿コート。カジュアルな日だけじゃない、きれいめな日にも着回せるデザインを厳選。

HERNO(ヘルノ)のダウン

キルティングやディテールを極力減らした都会的な仕上がり。ボリュームのあるAラインを、黒のラインがすっきり引き締めて。

パンツで着こなす

HERNO(ヘルノ)のダウン パンツで着こなす

柔らかなニュアンスカラーでパンツ姿をモダン&シックに

ワイドパンツにヒール靴というきちんとエレガントな着こなしにもしっくりきて、むしろ鮮度高く見せてくれるきれいめデザインのダウン。全身ミルキーなグラデーション配色も、シャープな黒のライン効果でほっこりせず、キリリと引き締まったイメージに。

コート¥179,300/ヘルノ・ジャパン(ヘルノ) シャツ¥23,100/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー) パンツ¥53,900/ebure GINZA SIX店(ebure) ピアス¥81,400/ホワイトオフィス(ジジ) バッグ¥221,100・靴¥97,900/ジミー チュウ

 

スカートで着こなす

ヘルノのダウン シンプルなスカートスタイルにダウンでこなれ感を

シンプルなスカートスタイルにダウンでこなれ感を

ボリューミーなショートダウンには、細身のスカートを合わせてメリハリバランスを意識。ほどよいスポーツMIX感に。

コート¥179,300/ヘルノ・ジャパン(ヘルノ) ニット¥30,800・スカート¥30,800/ボウルズ(ハイク) サングラス¥35,200/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ネックレス¥29,700/エスケーパーズオンライン(アダワット トゥアレグ) ストール¥42,900/アイネックス(アソース メレ) バッグ¥162,800/J&M デヴィッドソン 青山店(J&Mデヴィッドソン) 靴¥79,200/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)

MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)のダウン

MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)のダウン

軽さに驚くショート丈。スタンドカラーですっきり見える

縦ラインを強調するすっきりしたスタンドカラーや身頃のコンパクトさなど、着膨れしないデザインが特徴。ヒップがギリギリ隠れる丈で安心感あり。

コート¥99,000/SANYO SHOKAI カスタマーサポート(マッキントッシュ ロンドン)

ebure(エブール)のダウン

ebure(エブール)のダウン

アレンジできて着膨れ知らずのスマートな一着

重くなりがちなロングダウンも、エクリュカラーならこんなに軽やかで新鮮。すその両サイドにボタンつきのスリットが入っているので、そこを開ければよりシャープな印象に。フードの着脱でも雰囲気を変えられる。

コート¥121,000/ebure GINZA SIX店(ebure)

 おしゃれに進化した「大人顔Pコート」 

しなやかな素材とゆったりめのシルエットで、Pコートが大人仕様に進化!ボリュームのあるボトムにも合わせやすい丈感で、全身にほどよい切れ味を与えてくれる。
ゆるりとはおるオーバーサイズでPコートの硬さを払拭

ゆるりとはおるオーバーサイズでPコートの硬さを払拭

ヒップまで隠れる丈のオーバーサイズのPコートは、窮屈さがなく軽やかな着心地。スカートともパンツとも相性がよく、Pコートらしいオーソドックスなディテールも今どきのバランスで楽しめる。こんなグレーのワントーンでまとめれば、よりシックに洗練されたイメージに。

コート¥48,400/カレンソロジー 青山(カレンソロジー) ワンピース(ペチワンピースつき)¥64,900/ebure GINZA SIX店(ebure) バッグ¥251,900・靴¥147,400/ジミー チュウ タイツ/スタイリスト私物

新鮮! 着こなしの幅を広げてくれるケープ型

新鮮! 着こなしの幅を広げてくれるケープ型

ひらりと軽やかに広がるシルエットが印象的なスタイルをつくるケープ型アウター。動きのある腕まわりのデザインが、今までのPコートにはなかったこなれ感を生み出してくれる。例えばドルマンスリーブのようなボリュームのあるインナーにも難なく対応できるのもいいところ。

コート¥99,000/ADORE ニット¥71,500/エイトン青山(エイトン) パンツ¥24,200/ボウルズ(ハイク) ピアス¥26,400・リング¥66,550/プリュイ トウキョウ(プリュイ) バッグ¥58,300/ショールーム セッション(ヘリュー)

上質素材と撥水加工で差がつく白のコート

上質素材と撥水加工で差がつく白のコート

トラッドをクリーンに昇華する白は、今季のPコートの大本命。こちらは日本製の本格的なメルトン素材を使いながら、適度な張りとしなやかさをあわせもつ一着。汚れが気になる白のコートも、撥水加工が施されているのがうれしい。

コート(11月発売予定)¥44,990/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト) ニット¥49,500/三喜商事(バレナ) パンツ¥50,600/ebure GINZA SIX店(ebure) ネックレス¥70,400/エスケーパーズオンライン(ハルポ) バッグ¥277,200/トッズ・ジャパン(トッズ)

 着やせ「起毛コート」 

ベーシック服にはおるだけでたちまち華やかに「印象変え」がかなう起毛コート。それでいて大げさにならず、着太りしないのが選ぶ条件。
丈感もボリュームもすべてが大人にちょうどいい一着

丈感もボリュームもすべてが大人にちょうどいい一着

シンプルなチェスター型のボアコート。膝くらいまである長めのミドル丈も、厚すぎずすっきりした生地のボリューム感も、テイストを選ばず着やすいバランス。つややかなスカート×ウォーミーなコートの質感のコントラストが冬に新鮮なイメージを生む。

★コート¥81,400/エクラプレミアム通販(チノ) ニット¥26,400/インターリブ(サクラ) スカート¥20,900/プルミエ アロンディスモン バッグ¥97,900/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥248,600/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク)

ふわふわのボアをミリタリーディテールでシャープに

ふわふわのボアをミリタリーディテールでシャープに

ミリタリーコートのライナーのようなデザインで、ボア素材をかっこよく楽しめる一着。ノーカラーなので襟もとにボリュームが出すぎることなく、顔まわりもすっきりした印象に。裏地はメッシュ生地で、着心地もさらりと軽やか。ヒール靴で全身をさらに引き締めて、量感のあるコートをバランスよく着こなしたい。

コート¥61,600/ボウルズ(ハイク) シャツ¥39,600/サザビーリーグ(フランク&アイリーン) パンツ¥29,700/サードマガジン バッグ¥119,900/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥113,300/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

着やすさもかなえたショート丈のテディベアコート

着やすさもかなえたショート丈のテディベアコート

起毛コートの代名詞といえる「テディベアコート」。天然素材ならではの上品な風合いと、ボリュームがあるのに軽くて暖かい抜群の着心地が魅力。なかでもショート丈は、より体型を選ばず、幅広いボトムとバランスをとりやすい。グレーのグラデーションコーディネートで美しく。

コート¥338,800・ニット¥62,700・パンツ¥88,000/マックスマーラ ジャパン(マックスマーラ) ネックレス¥41,800/ホワイトオフィス(ジジ) バッグ¥198,000・靴¥106,700/トッズ・ジャパン(トッズ)

 上品見え「MA-1」 

ウールコートとはひと味違うかっこよさを求めるなら断然、MA-1がおすすめ。そのクールな光沢感で重くなりがちな冬コーデをすっきり「印象変え」!

uncrave WHITE(アンクレイヴ ホワイト)

uncrave WHITE(アンクレイヴ ホワイト)

ひと目で差がつく上質なツヤ感でMA-1に品格を

メンズっぽくなりがちなMA-1をエレガントに楽しめる一着。本格的なミリタリーディテールも、ツイル生地の凹凸感と控えめな光沢が美しい上質素材で、大人仕様にクラスアップ。同素材のスカートとの女っぽいセットアップで新鮮な着こなしに。中綿入りで真冬まで活躍。ブルゾン¥39,930・スカート¥22,990/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト) ニット¥27,500/カオス表参道(カオス) イヤカフ¥88,000/プライマル ブレスレット¥390,500/エスケーパーズオンライン(キウナ) バッグ¥300,300・靴¥106,700/トッズ・ジャパン(トッズ)

near.nippon(ニアー ニッポン)

near.nippon(ニアー ニッポン)丸みのある背中のシルエットと色合わせに女らしさが漂う

丸みのある背中のシルエットと色合わせに女らしさが漂う

MA-1がベージュになるだけで、ぐっと柔らかく上品なたたずまいに。着丈に前後差をつけ、背中のシルエットを丸く仕上げることで、さっとはおってもフェミニンな着こなしがかなう。ブルゾン¥61,600/ニアー(ニアー ニッポン) ブラウス¥53,900/ebure GINZA SIX店(ebure) パンツ¥72,600/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ピアス¥17,600/エレメントルールカスタマーサービス(パティエラ) バッグ¥27,500/サードマガジン(サードマガジン×アウトドアプロダクツ) 靴¥24,200/アイネックス(シーセイ)

撮影/渡辺謙太郎(モデル) 魚地武大(TENT/静物) ヘア/Dai Michishita(Sun and Soil) メイク/AIKO ONO スタイリスト/福田亜矢子 モデル/RINA 取材・文/東原妙子 ※エクラ2022年11月号掲載 ※★マークのついた商品はエクラプレミアム通販(https://store.hpplus.jp/eclat/)で購入できます。

 
⑩上品で華やかな「着映えジャケット」

富岡佳子さんがまとう「DIORバー」ジャケット

偉大なるクチュリエが生み出した「バー」ジャケットは、誕生から75年を経た今もなお、世界中の女性たちの憧れの存在。着れば自然と背すじがのび、背中のシルエットもすっきりと美しく。

理想のエレガンスを語る世代を超えた不朽のアイコン

終戦後間もない1947年2月12日。この日、自身のブランドを立ち上げたクリスチャン・ディオールが、初のオートクチュール コレクションを開催した。そこで披露された革新的なスタイルは「ニュールック」と呼ばれ、のちの女性のスタイルを決定的に変えることに。

歴史的なこのショーで注目されたのが、「バー」ジャケットだ。きゅっとくびれたウエストライン、ヒップを強調するペプラムのすそ、なだらかなショルダーなど、ひと目でそれとわかる優雅なシルエットで、究極のフェミニティを表現。メゾンの名を全世界にとどろかせた。

“彫刻のように美しい”と評されるそのシルエットは、メゾンのサヴォワールフェール(職人技)の賜物(たまもの)だ。直線的な部位がほとんどない立体的な仕上げは、職人たちによって、パターン作製、裁断、仮縫い、縫製と、膨大な時間がかけられ完成するという。

メゾンのプライドが生んだタイムレスなアイコンピースは、腕を通した瞬間に、背すじがすっとのび理想のシルエットをつくり出してくれる。「バー」ジャケットは、女性への賞賛を惜しまなかったムッシュ ディオールから今を生きる私たちへの、最高の贈り物なのだ。

富岡佳子さんがまとう「DIORバー」ジャケット

洗練のシルエットを軽やかな素材と色で楽しんで

1947年にお披露目された初代「バー」ジャケットのコーディネートを彷彿とさせる華やかなホワイト&ブラックの組み合わせ。さらりとしたウール×シルク素材のホワイトジャケットは上品なシングルブレスト。自然と背すじがのび、背中のシルエットもすっきりと美しく。歩くたびに揺れるチュールスカートで、現代の軽やかなエレガンスを感じさせて。

ジャケット¥572,000・スカート¥585,000・インナースカート(参考商品)・ベルト¥86,900・バッグ¥460,000・靴¥90,200(参考価格)(すべてディオール)・ピアス¥840,000(ディオール ファイン ジュエリー)/以上クリスチャン ディオール

幸せでいることこそ、あらゆる美しさの秘訣。――ムッシュ ディオール

富岡佳子さんがまとう「DIORバー」ジャケット

現代のライフスタイルにフィットする快適ニット素材

現在のクリエイティブ ディレクター、マリア・グラツィア・キウリは、Tシャツやデニムにも気軽に合わせられるような「バー」ジャケットを次々に提案。リラックス感あるニット素材の「バー」ジャケットは、時代に合ったエレガンスと快適さ、動きやすさを兼ね備えた、今を生きるエクラ世代にジャストフィットな一着だ。

ジャケット¥517,000・Tシャツ¥125,000・デニムパンツ¥210,000・バッグ¥435,000(すべてディオール)・ピアス¥590,000・リング¥540,000(ともにディオール ファイン ジュエリー)/以上クリスチャン ディオール

女性の体のラインをいやがおうでも女らしく見せることを追求して生まれたのが、「ニュールック」なのです。――ムッシュ ディオール

富岡佳子さんがまとう「DIORバー」ジャケット

オケージョンシーンでも美しくきわだつダブルブレストの魅力

鎖骨が美しく見えるVゾーン、腕をきれいに見せる3ボタン袖口のロングスリーブ、こだわりのウールシルク素材など、オケージョンシーンでもエレガントなオーラを放つ「バー」ジャケット。クラシカルなダブルブレストジャケットとロングスカートのコーディネートは、オールブラックでも優雅な華が。

ジャケット¥572,000・スカート¥550,000・バッグ¥705,000・靴¥128,000(すべてディオール)・ピアス¥495,000・リング〈人さし指〉¥470,000・〈中指〉¥840,000(3点ともディオール ファイン ジュエリー)/以上クリスチャン ディオール

撮影/生田昌士(hannah) ヘア&メイク/野田智子 スタイリスト/戸野塚かおる モデル/富岡佳子 取材・原文/大野智子 ※エクラ2023年1月号掲載

 華やぎを足したい人は「ツイードジャケット」 

ふだんの着こなしが辛口テイストなら大人の華やぎをアップしてくれるツイードジャケットが最適。肩パッドなしや断ち切り処理など、進化系デザインが続々。
ジャケットが本来もつ堅さを払拭(ふっしょく)した、ラフな華のある一枚を

ジャケットが本来もつ堅さを払拭(ふっしょく)した、ラフな華のある一枚を

アラフィ―世代がファンシーツイードをかっこよく着こなすには、仕立てやコーディネートのラフさが必須。ブルゾン感覚ではおるのがちょうどいい。

ジャケット¥101,200/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) ニット¥26,400/スローン パンツ¥64,900/シクラス ピアス¥101,200・ネックレス¥253,000・ブレスレット¥217,800・リング¥107,800/ホワイトオフィス(ジジ) バッグ¥221,100/ジミー チュウ 靴¥105,600/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

オールブラックでシャープに着るのが今の楽しみ方

オールブラックでシャープに着るのが今の楽しみ方

ハウンドトゥース柄のツイードジャケットは、金糸を織り込んだブラック地に、ゴールドボタンをアクセントにしたエターナルな一枚。シンプルな白Tシャツを合わせて、今らしく、力が抜けたさじかげんに。

ジャケット¥176,000・Tシャツ¥25,300・パンツ¥93,500/ブラミンク ネックレス¥694,100・リング(右手中指)¥308,000・(右手薬指)¥341,000・(左手人さし指)¥550,000・(左手薬指)¥159,500/シハラ トーキョー(シハラ) バッグ¥404,800/デルヴォー・ジャパン(デルヴォー) 靴¥111,100/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

モノトーンのクールさをツイード素材で柔らかく

モノトーンのクールさをツイード素材で柔らかく

襟ぐりや袖先、すそなどに立体感のあるブレードを施しアクセントにした、モノトーンのツイードジャケット。すそにかけて少し絞ったシルエットだから、合わせるボトムを選ばずバランスよく決まる。スウェット風のジョグパンツとローファーの力の抜けたコーディネートでかっこよく装いたい。

ジャケット¥169,400・パンツ¥67,100/ドゥロワー 青山店(ドゥロワー) トップス¥23,100/サードマガジン ピアス(片耳)¥167,200・バングル¥1,314,500/エスケーパーズオンライン(キウナ) バッグ¥184,800・靴¥88,000/トッズ・ジャパン(トッズ)

 かっこよさを足したい人は「ダブルジャケット」 

体のラインも印象もシャープに見せてくれる、マニッシュさが魅力のダブルジャケット。トラッドさや堅いイメージをくつがえす、力の抜けたラフなかっこよさをまといたい。
ブルーシャツで小気味よく。上質なカジュアルミックス

ブルーシャツで小気味よく。上質なカジュアルミックス

ブリティッシュ感が魅力のガンクラブチェックのダブルジャケットとタイトスカートのセットアップは、まさに“かっこよさとエレガントさ”の組み合わせそのもの。シャンブレーシャツで青を効かせると、着こなしがぐっと軽やかに見える。

ジャケット¥48,400・スカート¥28,600/プルミエ アロンディスモン シャツ¥35,200/マディソンブルー ピアス¥49,500・ネックレス¥95,700/エスケーパーズオンライン(ソフィーブハイ) バングル¥121,000/ドゥロワー 青山店(アグメス) バッグ¥729,300/デルヴォー・ジャパン(デルヴォー)

オーセンティックなジャケットは異なるテイストを合わせてメリハリを楽しむ

オーセンティックなジャケットは異なるテイストを合わせてメリハリを楽しむ

本来マニッシュなダブルブレストを、ウエストにかけてシェイプさせた、少しだけコンパクトなフォルム。女性らしいムードに落とし込み、体型にかかわらず着こなしやすく。総レースが美しいワンピースを合わせたコーディネートなら、エレガントな華やぎが加わりちょうどいいバランスに。

ジャケット¥82,500/ハーヴェル スタジオ ワンピース(ペチワンピースつき)¥176,000/ebure GINZA SIX店(ebure) バングル¥72,600/リューク バッグ¥170,500/エリオポール代官山(ザンケッティ) 靴¥82,500/ザ・グランドインク(ロランス)

撮影/長山一樹(S-14/モデル) 魚地武大(TENT/静物) ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/福田亜矢子 モデル/黒田エイミ 取材・文/坪田あさみ 取材協力/バックグラウンズファクトリー  ※エクラ2022年11月号掲載

 
⑪秋冬のワードローブ「大人が買うべき5着」

大人のおしゃれを上品かつ鮮度高く引き立ててくれる、この秋のワードローブに加えるべき5着とは?エクラのファッションをリードするスタイリスト・福田亜矢子さんが厳選。おすすめコーディネートとともに、大人が素敵に見える着こなしのヒントをお届け!
スタイリスト 福田亜矢子

スタイリスト 福田亜矢子

ふくだ あやこ●ほのかなモード感と上品さをたたえたフェミニンなカジュアルスタイルの提案が、大人の女性から絶大なる支持を集める。『N.O.R.C』のディレクターを卒業し、現在新たなるブランドの準備中。
好きなものや似合うものの輪郭が見えているエクラ世代は、あれもこれも取り入れて、毎シーズンのように新しい自分にならなくていいと思うんです。ワードローブを生かしながら……といっても、毎年同じでは気持ちも上向かないので、おしゃれバランスを上手に今のムードへと導いてくれるものを加えたい。

そんな気持ちで選んだのがこの5着です。
「薄柔タートルニット」「フェミニンシャツ」「ツイードジャケット」「腰高タックパンツ」そして「ジレ」。

 ツイードジャケット 

カジュアルスタイルを確実にクラスアップする

ツイードジャケットは、秋の注目の筆頭。チェックされているかたも多いと思います。ツイードの華やかさやその特別感は大人こそ味方にしたいところですが、その一方で、フォーマルな素材ゆえ、コンサバに傾かないように、古っぽく見せないように気をつけることも大切です。例えば、旬度の高いワイドデニムや、今どきのデザインパンツなどモード感のあるパンツで、思いきってカジュアルダウンさせるのが素敵に見せるコツ。首もとを飾るネックレスも、華奢なものよりボリューム感のあるものをガツンと、とそんなふうに振り切っていったほうが、断然あかぬけるアイテムだと思います。(スタイリスト・福田亜矢子)
ノーカラーのコンパクトジャケットはエッジーな旬のパンツと相性抜群!

ノーカラーのコンパクトジャケットはエッジーな旬のパンツと相性抜群!

ツイードの女性らしいムードをたたえつつ、シルバーのボタンがさりげなくカジュアルなムードを呼び込む、ジャストサイズのノーカラージャケット。「ともするとコンサバに見えるノーカラージャケットには、今のムードをつめ込んだパンツがぴったり。モダンでかっこよく、華やか。着映え感も抜群!」。

ジャケット¥74,800/サードマガジン(サードマガジン×ミコモリ) Tシャツ¥9,900(8100)・ネックレス¥275,000(タナーズ インディアン アーツ)/以上ロンハーマン パンツ¥49,500/アカネ ウツノミヤ バッグ¥170,500/八木通商(ザンケッティ) 靴¥90,200/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

風格ある黒のツイードジャケットはワイドデニムで小気味よく

風格ある黒のツイードジャケットはワイドデニムで小気味よく

テーラードジャケットも素材がツイード地になるだけでぐっとレディな雰囲気に。「ジャケットに合わせてトップスと小物は黒でまとめました。ボトムは、今年のムードが漂う浅いブルーのワイドデニム。その抜けた雰囲気がカジュアルスタイルをこなれさせてくれます。さらにインパクトのあるチェーンアクセサリーを顔まわりにあしらって、全身バランスの強弱を整えます」。

ジャケット¥308,000/マディソンブルー ニット¥31,900/スローン パンツ¥46,200/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ピアス¥60,500・ネックレス¥93,500/ジミー チュウ バッグ¥215,600・靴¥108,900/トッズ・ジャパン(トッズ)

 薄柔タートルニット 

旬のレイヤードスタイルの要になる

この秋ぜひトライしてほしいのがタートルニットでつくるレイヤードスタイル。旬のデザイントップスや、手持ちのニットやシャツ、ワンピースにタートルニットを合わせるだけ。とっても簡単に印象がアップデートされるんです。 
 
重ねることを前提にするので、ハイゲージを選んで。素肌になじむ、薄手で柔らかなタイプがおすすめです。少しフィット感のあるほうが膨張感も抑えられるので、これは譲れないポイント。すっきりと見せるコツは同色でつなぐこと。重ねる色を同色にする、あるいはボトムと色を合わせる。そうすることで全身に縦ラインが生まれ、コーディネートがぐっと洗練された雰囲気に仕上がるんです。(スタイリスト・福田亜矢子)
クールなグレーのワントーンでニットスタイルがモダンに昇華

クールなグレーのワントーンでニットスタイルがモダンに昇華

首もとまでキュッと素肌を閉じ込めた、クールなグレーをつないだニットオンニットスタイル。「ふんわりとリラクシーなのに、ニット特有のほっこり感のない着こなしを意識しました。合わせたニットも遊びがなくジャストサイズなフォルムだから、すっきりとどこか都会的なムードが漂うカジュアルスタイルに。黒のシャープな小物でメリハリを効かせるのもしゃれ見えのカギ」。

タートルニット¥57,200・クルーネックニット¥136,400・スカート¥136,400/マディソンブルー サングラス¥39,600/モスコット トウキョウ(モスコット) ピアス¥30,800/ボウルズ(ハイク) バッグ¥221,100/ジミー チュウ

顔まわりとパンツの黒が、全身をきりりと引き締めて

顔まわりとパンツの黒が、全身をきりりと引き締めて

「空気をはらませるように素肌に着ていたゆったりとしたシャツは、クロゼットの定番アイテム。この秋は、タートルニットをインして。黒のニットが襟もとからのぞくだけで、顔まわりの印象も全身のバランスも見事に変わります」。パンツも黒にすれば縦のIラインが強調されスタイリッシュに。

タートルニット¥26,400/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) シャツ¥36,300/エスケーパーズオンライン(ポステレガント) パンツ¥56,100/ebure GINZA SIX店(ebure) リング¥15,400/ボウルズ(ハイク) ベルト¥7,700/フラッパーズ(レフィエ) バッグ¥170,500/エリオポール代官山(ザンケッティ)

甘さのあるデザイントップスはタートルニットですっきりとメリハリを

甘さのあるデザイントップスはタートルニットですっきりとメリハリを

深めのVネックとパフスリーブが生み出す立体感の美しいウール地のデザイントップスには、同色のタートルニットを。「体のラインに美しくフィットするカシミヤシルクのリブタートルニットは、縦の直線もアクセントになって上半身にさりげないメリハリも生んでくれます。黒のパンツとのモノトーンスタイルもどこか華やかで、全方位絵になるたたずまいに」。

タートルニット¥62,700・トップス¥253,000・パンツ¥93,500/ブラミンク ピアス¥53,900/エスケーパーズオンライン(ソフィーブハイ) バングル¥121,000/ドゥロワー 青山店(アグメス) バッグ¥404,800 /デルヴォー・ジャパン(デルヴォー)

 ジレ 

表情豊かに、着こなしがパッと盛り上がる

ジレの魅力は、手にした人から実感しているはず。着映え、しゃれ見え、体型カバー……、つくづく大人の味方になってくれるアイテムだと思います。ジレがあるだけでおしゃれが上級になるから不思議です。去年まではリバー素材のものが多く、いうならばコートのアレンジ版のような存在でしたが、今年はまじめな素材のものばかりでなく、ツイードやファー、中綿仕立てなど遊びのあるものが続々登場しています。丈もコートのように長いものから、短いものまでいろいろ!バランスがとりやすいので、パンツだけでなく、ぜひこの秋はスカートやワンピースと合わせて、新しい着こなしバランスを楽しんでもらえたらいいなと思います。(スタイリスト・福田亜矢子)
アルパカ混のリッチなウールジレならとびきり優雅に

アルパカ混のリッチなウールジレならとびきり優雅に

シンプルなパンツスタイルをたちまち優雅にしてくれるジレは、上質なアルパカ混のウール素材。「贅沢なロング丈で着映え感を保ちつつ、コートよりも軽快な印象で、日常のシーンでもちょうどいい上品さも魅力。ホワイトを効かせてクリーンに装って」。

ジレ¥176,000・タートルニット¥36,300/ebure GINZA SIX店(ebure) パンツ¥18,700/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) ピアス¥52,800・ブレスレット¥130,900/エスケーパーズオンライン(ソフィーブハイ) バッグ¥291,500/ジミー チュウ 靴¥104,500/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

ジャケットライクなジレで、ワンピースを今年らしく

ジャケットライクなジレで、ワンピースを今年らしく

「ジャケットの袖をカットオフしたような斬新さが目をひくエッジの効いたジレには、袖コンシャスなシャツワンピースを。ジレからのぞく手もとのボリューム感が華やかさをプラスし、ほんのりと甘さのある小粋なモード感が楽しめます」。腰位置高めにベルトマークすればスタイルアップ効果も。

ジレ¥96,800/アペリア(ラシュモン) ドレス¥50,600/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) ピアス¥92,400・バングル¥137,500/ドゥロワー 青山店(アグメス) バッグ¥180,400/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥148,500/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

 フェミニンシャツ 

歯切れのよい甘さが魅力

甘さの適量に悩むことが多いのがフェミニンブラウス。私自身も、なかなか自分の正解が見つけられませんでした。
 
そんな中、これなら!と思ったのが“フェミニンシャツ”。どこかちゃんと甘くて、どこかスッキリとしていて。一見するとブラウスなのですが、コットン100%でシャツのムードと甘さが絶妙なもの。だからトゥーマッチにならず、リアルに着こなせます。シンプルなシャツではかなえることができないこの華やかさは、間違いなく大人の味方。季節の立ち上がりから早速取り入れてみてください。(スタイリスト・福田亜矢子)
パリッとしたコットンと甘い袖がオールホワイトを新鮮な印象に

パリッとしたコットンと甘い袖がオールホワイトを新鮮な印象に

「コットン地の端正さと華のある袖デザインがドッキングした一枚は、ネックデザインもすっきりとシンプルで合わせやすく秀逸。この秋注目のアランニットベストとのレイヤードにもぴったり。品のよい華やぎがいい」。

ブラウス¥37,400/サードマガジン(エヴァ マン) ベスト¥121,000・パンツ(共布サスペンダーつき)¥85,800/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ピアス¥45,650・ネックレス¥121,000・リング(人さし指)¥204,600・(中指)¥456,280/トムウッド プロジェクト(トムウッド) バッグ¥203,500/八木通商(ザンケッティ)

クールなフリルが、黒の着こなしを知的に華やがせて

クールなフリルが、黒の着こなしを知的に華やがせて

「スタンドカラーのハンサムさとフリルの華やかさが、黒の着こなしを優美に洗練させます。清潔感のあるブルーも好印象の理由に」。

ブラウス¥22,000/ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) 肩にかけたニット¥28,600・スカート¥35,200/カオス表参道(カオス) ピアス¥26,400/ワームス ルミネ新宿店(ワームス) バングル¥67,100/フラッパーズ(シンパシー オブ ソウル スタイル) バッグ¥162,800/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) ストール¥42,900/アイネックス(アソース メレ) 靴¥79,200/アッシュプラスエリオトロープ(ネブローニ)

シンプルな身頃にボリューム袖のさりげない甘さが魅力

シンプルな身頃にボリューム袖のさりげない甘さが魅力

全身にベージュを散らした品のよいカジュアルスタイルの軸になっているのが、上半身の白。「ふっくらとした手もとが余韻を生み、いいあんばいで女っぽさを足してくれます。これがカットソーだと印象は全然違います。アクティブだけれどどこか甘い、それが理想的」。

シャツ¥42,900・トレンチコート¥165,000・パンツ¥52,800/ハーヴェル スタジオ サングラス¥57,200/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285) ピアス¥59,400/ワームス ルミネ新宿店(ルフェール) バッグ¥169,400/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥24,200/ドゥロワー 二子玉川店(ノヴェスタ)

 腰高タックパンツ 

全身バランスをすっきり見せる

ウエスト位置がやや高めで、タックとセンターライン入りのワイドパンツはこの秋の本命。ワードローブの常備品にぜひおすすめです。タックがあることで、気になるおなかまわりや太ももはスマートにカバーされ、またセンターラインのもたらす脚線美とスタイルアップ効果で、下半身を美しくラッピングしてくれます。きゅっとコンパクトなトップスとの相性も抜群で、全身のバランスも去年とは様変わりする、と大人にいいことづくし。モダンなのにむずかしくないって、おしゃれする喜びが増えるようでうれしいですよね。素材や色など挑戦しながら、大人こそ堂々と着こなしてほしいです。(スタイリスト・福田亜矢子)
王道チェックは洗練フォルムで余裕たっぷりに着こなしたい

王道チェックは洗練フォルムで余裕たっぷりに着こなしたい

クラシックなチェック柄をモダンなデザインに落とし込んだワイドパンツは、ダブルタックがおなかの張りを解消。「ウエストとヒップが美しく収まるので、トップスをコンパクトにしてもきれいで、どこか優雅に」。

パンツ¥47,300/ebure GINZA SIX店(ebure) ライダースジャケット¥165,000/エストネーション(ジェームス グロース) カットソー¥12,100/エイトン青山(エイトン) ネックレス(長)¥28,600・(短)¥28,600・ブレスレット¥23,100/八木通商(ローラ ロンバルディ) バッグ¥39,600/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥130,900/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

カービーなラインの美しい立体感で着映える、新定番パンツ

カービーなラインの美しい立体感で着映える、新定番パンツ

「一見シンプルでマニッシュ。でも、実際にはくととってもモダンなシルエットで、着こなしをあかぬけさせてくれるんです。短め丈のニットと合わせると、全身のバランスもすっきりと新鮮に。白をたっぷりと効かせて、正統派のグレーを軽やかに」。

パンツ¥42,900/エイトン青山(エイトン) ニット¥52,800/エストネーション(コラム) ピアス(片耳)¥9,350/ショールーム セッション(マリア ブラック) リング(中指)¥99,000・(薬指)¥110,000/ボロロ バッグ¥68,200/ノーベルバ(ア ヴァケーション) ストール¥39,600/アイネックス(アソース メレ) 靴¥52,800/アマン(ペリーコ)

流れるようなシルエットのツヤピンクは、黒合わせでメリハリを

流れるようなシルエットのツヤピンクは、黒合わせでメリハリを

リラクシーな落ち感のあるツヤパンツも、タックとセンターラインできりりとした印象に。「ピンクのパンツはインパクト大。でもディテールが正統派なので甘さが前に出すぎないんです。毛足の遊ぶリッチな風合いのニットに、足もとはタッセルローファーでメリハリを効かせて。新しいバランスの着こなしになりました」。

パンツ¥93,500・ニット¥88,000/ブラミンク ネックレス(長)¥115,500・(短)¥204,600・ブレスレット¥103,400/ホワイトオフィス(ジジ) バッグ(9月発売予定)¥300,300/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴¥148,500/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク)

撮影/YUJI TAKEUCHI(BALLPARK/モデル) 魚地武大(TENT/静物) ヘア&メイク/野田智子 スタイリスト/福田亜矢子 モデル/SHIHO 取材・文/松井陽子 ※エクラ2022年10月号掲載

 
⑫エレガントでかっこいい「辛口ベージュ」

上品で優しげでふんわり、というのがベージュ本来のイメージ。今季は、その品のよさは保ちつつも、色選びでもコーディネートでも辛口に表現するのが気分。少しエッジを効かせたり、モード感を加えることで、大人が欲しいきれいめ感とかっこよさが両立するたたずまいに。新鮮な色のパワーを楽しみながら、秋のおしゃれを始めよう。

 富岡佳子さんがまとう「大人の辛口ベージュ」 

優しいだけじゃない。今までとは違うかっこいいベージュの魅力に開眼

優しいだけじゃない。今までとは違うかっこいいベージュの魅力に開眼
カットソー感覚でラフに着られる半袖ニットに、同色の大判ストールをざっくりと巻いて大胆に。深みのあるベージュに映えるゴールドチェーンのネックレスやスエード素材のバッグなどの小物使いで、ミラノマダムのように辛口エレガントなベージュスタイルに挑戦したい。
ニット¥20,900/カオス表参道(カオス) ストール¥59,400/アイネックス(アソース メレ) スカート¥113,300/マディソンブルー ネックレス¥28,600/八木通商(ローラ ロンバルディ) ベルト¥23,100(参考価格)(アトリエ アンボワーズ)・靴¥94,600(ペリーコ)/以上アマン バッグ¥152,900/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)

黒派は深みベージュを一点。強さの中に柔らかさがある理想の大人の女性像を体現

黒派は深みベージュを一点。強さの中に柔らかさがある理想の大人の女性像を体現
ブラックがもつモード感だけでは強く見えすぎてしまうエクラ世代は、ベージュを味方につけて。まろやかな色みが醸し出すラグジュアリーな女らしさが包容力を演出してくれる。
パンツ¥100,100(マックスマーラ)・ニット¥59,400(エス マックスマーラ)/以上マックスマーラ ジャパン サングラス¥35,200/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ピアス¥35,200/ショールーム セッション(マリハ) ストール¥20,900/アイネックス(アソース メレ) バッグ¥169,400/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴¥92,400/ジミー チュウ

秋に着るきれい色。クールなベージュがあれば誰もが簡単にあかぬける

秋に着るきれい色。クールなベージュがあれば誰もが簡単にあかぬける
ニュートラルな色みのサンドベージュのニットがあれば、ベーシックカラーとの合わせだけでなく、きれい色アイテムとの組み合わせも簡単に。カーディガンやスカートのレモンイエローを引き立てながら、秋素材らしい温かみのあるムードもバランスよく楽しめる。
ニット¥31,900/カオス表参道(カオス) カーディガン¥68,200/オーラリー スカート¥36,300/ロンハーマン ピアス¥105,600・バッグ¥348,700・ストラップ¥78,100/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ) 靴¥301,400/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

 秋のおしゃれを一新する「大本命カラー」って? 

辛口ベージュの中でも特におすすめなのは、強さと深みのある「こっくりキャメル」とクールなムードの「サンドベージュ」の2つ。それぞれをより魅力的に見せる配色もレクチャー。

こっくりキャメル

「こっくりキャメル」はベーシックカラーと合わせてハンサムに装う。強さのあるこっくりキャメルとマニッシュなベーシックカラーの組み合わせが、品格あるかっこいい印象へと導いてくれる。

 

Rich Camel×Black

黒ボトムの強さを受け止める、意志ある辛口キャメル

黒ボトムの強さを受け止める、意志ある辛口キャメル
まろやかさのあるこっくりキャメルのニットに、ハンサムさがきわだつ黒いレザーパンツを組み合わせ、ベストな辛口バランスに。
カットソー¥9,350/カオス表参道(カオス) カーディガン¥49,500/スローン パンツ¥60,500/サードマガジン サングラス¥41,800/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ネックレス¥48,400/ショールーム セッション(マリハ) ブレスレット¥85,800/アイネックス(ヌゥ ユゥ) バッグ¥213,400/ジミー チュウ 靴¥108,900/ロンハーマン(マノロ ブラニク)
辛口配色でスカートスタイルをアップデート

辛口配色でスカートスタイルをアップデート

黒のタートルニットとロングブーツがこっくりキャメルをきわだたせ、スカートスタイルながら切れ味よくまとまる。

スカート¥113,300・ニット¥62,700/マックスマーラ ジャパン(マックスマーラ) コインネックレス¥25,300/ショールーム セッション(マリハ) チェーンネックレス¥75,900/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ) ベルト¥23,100(参考価格)/アマン(アトリエ アンボワーズ) バッグ¥761,200/デルヴォー・ジャパン(デルヴォー) 靴¥226,600/トッズ・ジャパン(トッズ)

Rich Camel×Gray

こっくりキャメルのリッチ感はハンサムなパンツスタイルでこそきわだつ

Rich Camel×Gray  こっくりキャメルのリッチ感はハンサムなパンツスタイルでこそきわだつ
ゆったりとしたフォルムが上半身を華奢見せするVネックニット。ハンサムなスラックスパンツできりっと引き締めて。
ニット¥97,900/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) パンツ¥71,500/マディソンブルー メガネ¥33,000/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ピアス¥23,100・ネックレス¥18,700/八木通商(ローラ ロンバルディ) バングル¥16,500/アマン(アンセム フォー ザ センセズ) バッグ¥176,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン)

サンドベージュ

「サンドベージュ」は秋のきれい色と合わせて微糖バランスを楽しむ。少しクールでドライなサンドベージュはきれい色の甘さをほどよく抑えてシックにまとめてくれる。一見むずかしそうな冒険カラーもこのベージュとならうまくいく!

 

Sand Beige × Yellow

包まれるような温かさを堪能できる相思相愛な配色

Sand Beige × Yellow  包まれるような温かさを堪能できる相思相愛な配色
サンドベージュと抜群になじむきれい色はイエロー。秋冬素材のベージュは落ち着いた印象になりがちだが、明るいイエローとなら軽やかで若々しく。
ストール¥27,500/アイネックス(アソース メレ) ニット¥16,500/ヴェルメイユ パー イエナ 青山店(ヴェルメイユ パー イエナ) パンツ¥35,200/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) ワンピース¥86,900/ロンハーマン(セヤ) ピアス¥61,600/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ) バッグ¥286,000/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ) 靴¥104,500/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

Sand Beige × Green

ツヤ感あるグリーンをベージュが引き立てて

Sand Beige × Green  ツヤ感あるグリーンをベージュが引き立てて
ビッグシルエットのシャツ型ジャケットとツヤパンツという異素材の組み合わせで、力が抜けた大人のカジュアル感を演出。ベージュの上品さがあればラフな装いも洗練される。
ジャケット¥209,000/エイトン青山(エイトン) Tシャツ¥15,400/カオス表参道(カオス) パンツ¥35,200/デ・プレ サングラス¥60,500/アイヴァン 72 85 トウキョウ(アイヴァン 7285) ピアス¥50,600/アイネックス(ヌゥ ユゥ) ネックレス¥66,000/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ) バッグ¥126,500/八木通商(ザンケッティ) ★靴¥33,000/エクラプレミアム通販(コルソローマ ノーヴェ)

Sand Beige × Pale Pink

淡いベージュのトーン×柔らかな質感のペールピンクが上品

Sand Beige × Pale Pink  淡いベージュのトーン×柔らかな質感のペールピンクが上品
ペールピンクとサンドベージュのまろやかな色の重なりが、パンツスタイルに優雅なムードをつくり出す。シルバーのバッグや靴を、あいまいカラーのスタイリングのアクセントに。
ニット¥31,900/カオス表参道(カオス) パンツ¥64,900/ショールーム セッション(サヤカ デイヴィス) カーディガン¥46,200/オーラリー サングラス¥42,900/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ピアス¥75,900/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ) バッグ¥102,300/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥56,100/アマン(ペリーコ)

 おしゃれプロたちが「一目惚れしたアイテム」 

秋冬の展示会で、こっくりキャメルとサンドベージュに目を奪われたおしゃれプロたちが、購買欲をそそられたアイテムをご紹介。間違いのないお買い物の参考に。

「こっくりキャメル」の一押しアイテム

スタイリスト 徳原文子さん【マッキントッシュ×バトナーのクルーネックニット】

スタイリスト 徳原文子さん【マッキントッシュ×バトナーのクルーネックニット】

上質感のある色と素材、短め着丈の最旬な一着

「着丈が短めのトップスは今季のトレンドのひとつですが、上質なニット素材なら大人が取り入れるのにちょうどよいと思います。こっくりとしたキャメルの色合いがカジュアル感をやわらげ品のよさを加えてくれます。ボリュームのある黒のスカートにロングブーツを合わせて、今どき感のあるクラシック気分を楽しみたい」(徳原さん)。

ニット¥86,900/マッキントッシュ 青山店(マッキントッシュ×バトナー)

スタイリスト 福田亜矢子さん【ハーヴェル スタジオのテーパードパンツ】

スタイリスト 福田亜矢子さん【ハーヴェル スタジオのテーパードパンツ】

シンプルな着こなしでもモダンに決まる

「顔がもともと甘めゆえ服にはシャープさが欲しい私にとって、ベージュは苦手な色だったのですが、このパンツのようにブラウンに近い深みのあるトーンなら辛口で取り入れやすく、さらに高見えするツヤのある素材感もかっこよく見せてくれます。パンツそのものに存在感があるので、合わせはシャツ一枚とジュエリーだけ、というバランスで着たい」(福田さん)。

パンツ¥49,500/ハーヴェル スタジオ

エディター 坪田あさみさん【J&M デヴィッドソンのバッグ“フリンジ カーニバル ミニ”】

エディター 坪田あさみさん【J&M デヴィッドソンのバッグ“フリンジ カーニバル ミニ”】

定番デザインは色で着こなしをアップデートする

「サックスブルーのシャツやニットなどの色ものと組み合わせやすく、ベーシックな靴とも色がそろえやすいから、このこっくりキャメルのバッグは自然と出番が多くなりそう。シルバーチェーンやフリンジなど目をひくディテールでエッジを効かせ、シンプルベーシックな着こなしも今どきに見せてくれる唯一無二の存在」(坪田さん)。

バッグ¥145,200/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン)

カオス ディレクター 櫛部美佐子さん【カオスのブルーフォックスニット】

「サンドベージュ」の一押しアイテム

カオス ディレクター 櫛部美佐子さん【カオスのブルーフォックスニット】

ふっくらとした柔らかさとソリッドな色みを堪能

「まるでカシミヤのように細く柔らかいブルーフォックスのニットは、空気を含む中空構造になっているので、一枚で着用するだけでも本当に暖かいです。この素材感がソリッドな印象のサンドベージュと相性がよく、決してほっこり見えずどんなボトムとも合わせやすいんです。少しオーバーサイズになっているので、着るだけで今っぽく決まります」(櫛部さん)。

ニット¥53,900/カオス表参道(カオス)

編集長 K藤【ロエベのバッグ“ハンモックナゲット”】

編集長 K藤【ロエベのバッグ“ハンモックナゲット”】

カジュアルにもエレガントにも合う絶妙な色み

「サンドベージュのドライなトーンに心惹かれたバッグ。少し丸みのあるフォルムが優しげな半面、色みがクール。そのバランスが大人にちょうどいいなと。黒パンツやグレーのスカートでスマートに合わせるのはもちろん、巾着風なフォルムを生かして軽快なカジュアルスタイルにも。その汎用性もさすがです」(編集長K藤)。

バッグ¥286,000/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ)

スタイリスト 辻 直子さん【サードマガジンのツインニット】

スタイリスト 辻 直子さん【サードマガジンのツインニット】

大人の色気がのぞく進化形ツインニット

「本来コンサバティブととらえられがちなツインニットですが、キャミソールとカーディガンというこの2アイテムに落とし込んだ解釈が新鮮で心がときめきました。肌のトーンに雰囲気を添えてくれるサンドベージュの色合いや、ふわふわと気持ちのいいニットの素材感に、いろいろと着こなしのアイデアが浮かんできます」(辻さん)。

カーディガン¥41,800・キャミソール¥25,300/サードマガジン

撮影/赤尾昌則(whiteSTOUT)撮影/黒沼 諭(aosora/モデル) 魚地武大(TENT/静物) ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/徳原文子 モデル/富岡佳子 RINA 取材・文/坪田あさみ 撮影協力/バッググラウンズファクトリー ※エクラ2022年10月号掲載

 
⑬50代の大草直子さんが持ち続けたい名品

「40代は見かけも仕事も30代の貯金でできたけれど、50歳ははっきりと違いますね。そのすべてをもう一回、心して立て直さないと」と、大草さん。50歳を目前に常に進化を続ける女性が新たな視点で選ぶ、この先の自分にとっての名品とは?

 CHANEL(シャネル)のチェーンバッグ 

史上初めて、女性向けのショルダーバッグを作り、世の女性たちの両手を自由にしたマドモアゼル シャネル。チェーンバッグには、新しい発想で古い価値観を壊していく、そんな彼女らしいパンキッシュな生き様が投影されているようで、それも今また惹きつけられる理由です。これまでを立て直し、これからの50代をつくっていこうとするときに、このバッグの存在が背中を押してくれるはず。ゴージャスなのに用の美を兼ね備えていて、その使い勝手のよさも、永遠の名品たるゆえんだと思うのです。(スタイリスト・大草直子さん)

CHANEL(シャネル)のチェーンバッグ
(右から)スパンコールが描き出す圧巻の花柄は、緻密に計算しながら縫われたもの。バッグ(H12×W20×D6㎝)¥2,241,800・キルティングレザーにシンボリックなダブルCのとめ具が。アーチを描くチェーンハンドルが印象をよりいっそう強いものに。バッグ(H12.3×W19.2×D3.5㎝)¥530,200[2点とも予定価格]/シャネル

 Hermès(エルメス)のコート 

20代のころ、初めてのボーナスでエルメスの若草色のゴム引きのコートを買ったのですが、それがまったく着こなせなくて。背伸びしてもダメと優しく、けれどきっぱり諭された気がしました。今回着たコートは、乗馬用のポンチョに着想を得ているのだとか。エルメスらしいユニークな発想と、職人の手技、黒と深いネイビーというシックな配色で、体を入れるととてもエレガント。気負わずともなじんでくれた気がします。ここまで待って、いよいよ適齢期。そしてこの先もっとふさわしくなる洋服があることに喜びを感じます。(スタイリスト・大草直子さん)
Hermès(エルメス)のコート
ブラックとブルーブラックという近似色を組み合わせたベビーカシミヤ素材のダブルフェイスで、フロントとバックスタイルに切り替えを配したデザイン。ふとした動きで表情を変える配色のマジックに思わず視線が奪われる。「素材の美しさ、裏を見てもきれいなところ。サヴォワールフェールを根幹とするメゾンの逸品は、究極にシック」。
コート¥1,243,000・バッグ¥2,882,000[参考価格]/エルメスジャポン(エルメス) 時計¥1,947,000/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター(パテック フィリップ) 以下は大草さん私物/カットソー(AMARC STORE)・レザーパンツ(フレイム)・ピアス(ボン マジック)・[薬指 指先側から]リング(アスプレイ)・リング(マルコム ベッツ)

 THE ROW(ザ・ロウ)のワンピース 

ザ・ロウのアイテムは、削ぎ落とされたシンプリシティが最大の魅力。以前から大好きなのですが、この先、もっともっといい関係になれそうな予感があります。すっとした直線と有機的なフォルム、独特の素材感が織りなすたたずまいは、体の線が丸くなろうが、デコルテがもっと削げようがものともしないでしょう。控えめながらも最大限に女性の美しさを引き立たせてくれるので、アクセサリーを加えなくても存在感は十分。リラックスして過ごす日も、特別な日も、仕事のときも。さまざまなシーンを生きる私をブレずに支えてくれる、唯一無二のドレスです。(スタイリスト・大草直子さん)
THE ROW(ザ・ロウ)のワンピース 
THE ROW(ザ・ロウ)のワンピース
浅めのボートネックに、すっきりとしたショルダーのカット。そして、体の線につかず離れず寄り添う美しくモダンなシルエット。「シンプル&フラットなのに実際に着てみると、ものすごくきれい。“スキューバー”と呼ばれるウェットスーツのような生地は、柔らかな張りが特徴。意表をついた素材ですが、体の肉感を拾わないのでシルエットをじゃますることがありません」。
ワンピース(ザ・ロウ)・ピアス(ボン マジック)・靴(ヴァレンティノ)/すべて大草さん私物
撮影/渡辺謙太郎 ヘア&メイク/川村友子 モデル・スタイリング/大草直子 取材・原文/松井陽子 撮影協力/バックグラウンズ ファクトリー ※大草さんの私物についてのブランドへのお問い合わせはご遠慮ください ※エクラ2022年10月号掲載

 
①アウター

富岡佳子さんがまとう「一目置かれるコート」

いいもの。それは着るだけでスッとスタイルが決まり、気持ちを高揚させてくれるもの。その確かなクオリティは、他人の目にもやはり明らかにわかる。そして長く愛せるエターナルな魅力をたたえている。

CELINE(セリーヌ)のピーコート

CELINE(セリーヌ)のピーコート
ピーコートがベースながら、オーバーサイズシルエットで新しさを加えたコート。肩章つき、ゴールドの輝くボタンなどディテールはかっちりとしているのに、柔らかな女性らしさも漂うのがほかにない魅力。デニムに合わせても、凛とした装いに。
コート¥412,500・ニット¥154,000・デニム¥106,700・ピアス¥70,400・バッグ¥616,000(すべて予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン)

Hermès(エルメス)のカシミヤコート

Hermès(エルメス)のカシミヤコート

カジュアルだからこそ存在感がきわだつ絶妙カラー、秀逸シルエット

厚手のカシミヤはしなやかなのに張りがあり、コクーンシルエットが美しい。16世紀、オーストリアのチロル地方で着られていたローデンクロスからインスピレーションを受けたという色、ローデングリーンは味わい深く、どんな色と合わせてもシックに溶け合ってくれる。ラムスキンのトリミングも控えめなアクセント。

コート¥1,980,000・ニット(参考商品)・ピアス¥2,145,000・リング¥2,662,000・バッグ¥953,700・シルクロングソックス¥216,700・靴¥254,100/エルメスジャポン(エルメス)

FENDI(フェンディ)のカシミヤコート

FENDI(フェンディ)のカシミヤコート

大胆なスリットで動くたびに優雅が香る、大人のための贅沢なシンプルシック

スレンダーなシルエットながら、大胆なスリットで、動くたびにすそが揺れるコート。ほんのりと光沢のある、美しいカシミヤのダブルクロスで、スタンドカラーの襟にはミンクファーをプラス。王道のキャメルカラーをモダンなエレガンスで着る幸せを。

コート¥924,000・ワンピース(一部店舗限定発売)¥418,000・リング¥49,500・バッグ¥407,000・靴¥225,500/フェンディ ジャパン(フェンディ)

STELLA McCARTNEY(ステラ マッカートニー)のコート

STELLA McCARTNEY(ステラ マッカートニー)のコート

グレーを帯びるホワイト。ノーブルな色で魅せるクラシックなベルテッド

テーラードカラーのコートは、ウエストまではゆとりがあり、その下はストレートシルエットになるように計算されたデザイン。ボタンをとめて着こなすと、クラシックな枠に収まらない新しさを感じるはず。なにより素敵なのは、グレーをほんの少し溶け込ませたような品のよいホワイトカラー。クリーンで華やかな印象になる。

コート¥333,300・シャツ¥96,800・バッグ¥227,700/ステラ マッカートニー カスタマーサービス(ステラ マッカートニー) ピアス¥473,000/メシカ ジャパン(メシカ)

撮影/酒井貴生(aosora) ヘア&メイク/野田智子 スタイリスト/池田奈加子 モデル/富岡佳子 構成・原文/宮崎桃代 撮影協力/横浜ユーラシア文化館 ※エクラ2022年12月号掲載

 大人カジュアルは「雰囲気出しブルゾン」 

季節の端境期にあると便利なのが、軽やかなブルゾン。さらっとはおるだけで おしゃれ上級者に見えて、実は大人にいいことずくめ! その魅力を、着こなしのコツとともにスタイリスト・村山さんの視点でご紹介。

あいまいな季節をつなぐ「ブルゾンコーデ」

あいまいな季節をつなぐ「ブルゾンコーデ」

今季圧倒的に多いのが、はおるだけで華やかさやこなれ感を足してくれるボリューム袖のブルゾンです。デザインに特徴があるぶん、色は控えめなベーシックカラーを。品よく落ち着いた雰囲気で、大人も安心して着られます。

 

まるで薄いカーディガンをはおったような軽さに感動。ソフトな着心地のイタリア製ボンディングジャージー素材に、袖とすそにボリュームギャザーが。ほのかなバルーンシルエットで今年らしさを添えて。柔らかな印象のパープルのパンツと、ブルゾンのライトベージュの上品な配色も美しい。

ブルゾン¥86,900・ニット¥64,900/シクラス パンツ¥41,800/デ・プレ(ザンス) ネックレス¥56,100/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ) バッグ¥202,400/ドゥロワー 二子玉川店(ペラン パリ) ピアス/スタイリスト私物

ふんわりフレアなワンピースの甘さを、黒ブルゾンがピリッと引き締めて

ふんわりフレアなワンピースの甘さを、黒ブルゾンがピリッと引き締めて。足もとには、ブルゾンとバランスのよい重めのブーツを合わせて秋らしく。

 

Aラインのボリューム袖というしゃれ見え効果の高いパーカブルゾン。撥水性、防水性、透湿性に優れた3層構造の高機能素材を使用し、素材に張りがあるため、立体感のある美しいシルエットをキープ。スポーティな中に漂うほどよいトラッド感と女らしさが、大人のおしゃれにちょうどいい。ショート丈なので、ボリュームのあるフレアスカートともバランスよく着られる。

ブルゾン(フードのファーつき)¥97,900/マッキントッシュ 青山店(マッキントッシュ) ワンピース¥97,900/シクラス バッグ¥169,400/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥162,800/ジミー チュウ

MA-1にTシャツでは女らしさが足りないから、ボウタイブラウスのキリッとした甘さを効かせて

MA-1にTシャツでは女らしさが足りないから、ボウタイブラウスのキリッとした甘さを効かせて。細身のタイトスカートともバランスのよいシルエットに。

 

スタンダードなMA-1の雰囲気を残しつつ、大人の女性が着やすいようにスタイリッシュにアレンジ。袖に膨らみをもたせたカッティングでゆったりとしたサイズ感なので、寒い季節には中に厚手のニットを着られる。上品な光沢感があり、フェミニンなアイテムとの相性がよく、コーディネートしやすい。

ブルゾン¥61,600/ニアー(ニアー ニッポン) ブラウス¥39,600/マーガレット・ハウエル スカート¥20,900/カオス表参道(カオス) バッグ(11月発売)¥121,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥140,800/ジミー チュウ

 

大人に似合う「雰囲気出しブルゾン」

上質素材で着心地がよく、どこかにフェミニンなポイントがあるのでスポーティになりすぎない。そんな大人に似合う条件がそろった、ベーシックカラーのブルゾンをスタイリスト・村山さんが厳選!

プルミエ アロンディスモン

プルミエ アロンディスモン ブルゾン

エレガンスとスポーティが好バランスな薄軽ノーカラー

スポーティで軽いナイロン素材でありながら、ギャザー入りのノーカラーデザインがエレガントさも感じさせる一着。ふわっとしたシルエットのショート丈はロングスカートに合わせるとドレッシーにも着られる。

ブルゾン¥33,000/プルミエ アロンディスモン

マッキントッシュ ロンドン

マッキントッシュ ロンドン ブルゾン

雨の日や端境期に重宝する、大人向きのダークベージュ

撥水加工が施されたポリエステルグログラン素材のベージュ。後ろ下がりのシルエットや、ウエストとすそに施されたドローコードでシルエットを変化させることで、女性らしい印象を楽しめる。 ブルゾン¥80,300/SANYO SHOKAI(マッキントッシュ ロンドン)

ドゥロワー

ドゥロワー ブルゾン

素材の柄で、黒だけど華やかなフェミニン派も満足の一着

ジャカード素材の凹凸感、袖やすそのギャザーにドロストリボンなど、華やか見えするディテールが満載のフェミニンブルゾン。サイズ感はややゆったりしていて、ショート丈なのでボトムを選ばず着られる。

ブルゾン¥176,000/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー)

ヘルノ

ヘルノ ブルゾン

極上の着心地を堪能したい!カシミヤ100%の贅沢パーカ

カジュアルなデザインをベースとしながら、撥水加工や袖口のリブニットのインナーカフといった機能的なつくりと、カシミヤ100%のリッチさが同居した、大人のための贅沢アウター。ラウンドすそもアクセントに。

ブルゾン¥423,500/ヘルノ・ジャパン(ヘルノ)

むらやま かよこ●エクラをはじめとする女性誌やカタログ、広告などで幅広く活躍する人気スタイリスト。ベーシックな中に旬を取り入れた上質なカジュアルスタイルは、エクラ世代の女性たちから熱い支持を得ている。
 
撮影/金谷章平(モデル) 魚地武大(TENT/静物) ヘア&メイク/平元敬一 スタイリスト/村山佳世子 モデル/SHIHO 取材・原文/新田幸子 撮影協力/MOA美術館 ※エクラ2022年10月号掲載

 
②ニット

ニットの新ルール「重ねて着る」

この冬、ニットはただ着るだけではもの足りない!今っぽくおしゃれに見せるコツは「重ねる」がキーワード。素材ミックスのメリハリ、上半身の立体感、下半身のカバー力といいことずくめ。素敵に重ねてニットスタイルを更新したい。

タートルニットを「下に重ねる」

インナーとして「下に重ねる」ことで効果を出すには、首もとに高さがあるタートルニットが重宝。今季は透け感のある極薄素材や、ツヤのあるハイゲージなど、重ねる前提のタートルニットが大豊作!
タートルニットを「下に重ねる」

シャツの下に重ねるのが新鮮! この冬絶対はずせないタートルニット

上質なカシミヤシルク素材を使ったブラウンの薄手タートルニットは、シャツの「下に重ねて」ももたつかずすっきり見える細シルエット。伸縮性が高いので、窮屈だったり体の肉感を拾うことがないのも優秀。黒タートルのシャープさとは違い、柔らかな印象に見せてくれる。

ニット¥62,700・シャツ¥36,300・スカート¥132,000/ブラミンク ピアス¥35,200/ショールーム セッション(マリハ) ストール¥46,200/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ピアチェンツァ) バッグ¥385,000/エイチ アイ ティー(ロウナー ロンドン) 靴¥152,900/伊勢丹新宿店 本館2階 婦人靴(サルトル)

フェミニンな「薄手のタートルニット」

透け感が魅力の極薄タートルネックは、首もと・胸もとから少しのぞくバランスで、上品な女らしさを演出したい。長袖シャツやジャケットの下に重ねて。
極薄タートルとのレイヤードでシャツスタイルの幅が広がる

極薄タートルとのレイヤードでシャツスタイルの幅が広がる

スカートの下にロングブーツを合わせる今季らしい着こなしは、全身に抜け感がなくなりがち。だからこそシアーなタートルニットが一枚あると重宝する。まるでガーゼのような薄さと、コットンナイロン素材によるシャリ感が両立したタートルニットは、インナー使いにちょうどいい。シャツのフロントを少し開けて着たときに、素肌が透けて見えるからちょうどいい抜け感になる。

ニット¥26,400/ル ブーケ シャツ¥59,400・スカート¥59,400/ショールーム セッション(サヤカ デイヴィス) バッグ¥344,300/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴¥148,500/伊勢丹新宿店 本館2階 婦人靴(サルトル)

重ねるだけで奥行きが生まれ端正な表情に仕上がるレイヤード

重ねるだけで奥行きが生まれ端正な表情に仕上がるレイヤード

メンズライクなジャケットには、大人の色気を感じさせるシアーなタートルが好相性。胸もとにほんのり感じる肌の存在感や、心地よくフィットする上質さがあると、ほっこりしがちな冬のレイヤードが、ぐっと洗練され今っぽく変化。極薄素材ながらアルパカ混ニットだから暖かさも申しぶんなし。

ニット¥28,600/ebure GINZA SIX店(ebure)ジャケット¥91,300/ADORE パンツ¥19,800/アストラット 新宿店(アストラット) ピアス¥20,350・ネックレス¥28,600/八木通商(ローラ ロンバルディ) ベルト¥7,700/デ・プレ(レフィエ) バッグ¥93,500/ジミー チュウ 靴¥52,800/アマン(ペリーコ)

すっきり見せる「ハイゲージタートル」

ジレやベストなどノースリーブアイテムと好相性なタートル。ニットの見える面積が多くなるので、透けのないハイゲージタイプを重ねると安心して着用できる。
カジュアルなアイテムこそ洗練されたディテールにこだわって

カジュアルなアイテムこそ洗練されたディテールにこだわって

深Vネックのジャンパースカートは、下に重ねるニットとの組み合わせが重要だから、ディテールにこだわったニットを選びたい。例えばドロップショルダーになった肩まわりや袖先に施されたボリューム感など、デザインが効いたニットが好相性。ウール・シルクのツヤのある上品な質感も、ジャンパースカートのキルティングとちょうどいいバランス。

ニット¥36,300/ebure GINZA SIX店(ebure) ジャンパースカート¥66,000/ADORE 帽子¥8,800/トゥモローランド(フェルチオ ベッキ) ストール¥60,500/ドゥロワー オンラインストア(ドゥース グロワール) バッグ¥221,100/ジミー チュウ 靴¥100,100/トッズ・ジャパン(トッズ)

レイヤードに迷ったときはこれ! 同色で重ねて大人のモード感を楽しむ

レイヤードに迷ったときはこれ! 同色で重ねて大人のモード感を楽しむ

ジレやベストの下にタートルニットを重ねるときは、同色で合わせるとすっきり。ツイードなどやや厚みのある生地の下に重ねる場合は、透け感ニットよりも適度な厚みのハイゲージがちょうどいい。

ニット¥37,400/エイトン青山(エイトン) ベスト¥61,600/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) パンツ¥36,300/ユナイテッドアローズ 原宿本店(ロエフ) サングラス¥64,900/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285) ネックレス¥75,900/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ) バッグ¥297,000/エイチ アイ ティー(ロウナー ロンドン) 靴¥26,400/トゥモローランド(ジェーヴィエーエム)

ほっこりしがちなニットonニットは柔らかな光沢をもつシルクが正解

ほっこりしがちなニットonニットは柔らかな光沢をもつシルクが正解

タートルニットとモヘアロングカーディガンを重ねたニットonニットの着こなしの場合、シルク100%のタートルニットを下に重ねてほっこり見えを回避。上半身の暖かなニットの重ね着に対し、ボトムは薄軽素材のプリントスカートを投入。パッと華やかで軽やかなフェミニンスタイルに仕上がる。

ニット¥19,800・カーディガン¥60,500/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) スカート¥137,500/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ネックレス¥25,300/ショールーム セッション(マリハ) バッグ¥170,500/エリオポール代官山(ザンケッティ) 靴¥52,800/アマン(ペリーコ)

ニットベストを「上に重ねる」

コットンやシルク素材のトップスと組み合わせて楽しめる、袖のないニットベストやジレは、「上に重ねる」着方でメリハリのある着こなしが可能に。ボリュームニットでも着膨れ知らず!
ジレからボリューム袖をのぞかせる旬度の高い着こなしに挑戦

ジレからボリューム袖をのぞかせる旬度の高い着こなしに挑戦

モコモコとしたループヤーンで編み上げたアルパカ素材ながら、ほっこり見えないコクーンシルエットのジレ。ベルトでメリハリをつけると、ジャケットのような表情に。バルーンスリーブの「上に重ねる」着こなしで旬を満喫。

ジレ¥39,600(アダワス)・ピアス¥35,200(マリハ)/以上ショールーム セッション ブラウス¥94,600/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) スカート¥23,100/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) ネックレス¥23,100/ADORE ベルト¥18,700(参考価格)/アマン(アトリエ アンボワーズ) バッグ¥255,750/マルベリージャパン(マルベリー)

着映える「短め丈のニットベスト」

「上に重ねる」ニットは着映え力を重視。見慣れたワンツーコーディネートを刷新してくれる一枚を手に入れたい。
洗練されたきれいめスタイルを今どきムードに格上げする

洗練されたきれいめスタイルを今どきムードに格上げする

ボウタイブラウスの上に、しっとり柔らかな風合いのカシミヤ100%のベストを重ねると、新しい冬のきれいめスタイルが楽しめる。前あきのカーディガンタイプだから、下に重ねるアイテムによって、襟ぐりやすそのボタンを開けて調整できるのもいい。ベーシックなクルーネック&グレーが着回しに重宝。

ベスト¥35,200(アンスクリア)・靴¥52,800(ペリーコ)/以上アマン ブラウス¥70,400/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) パンツ¥59,400/ストラスブルゴ カスタマーセンター(ストラスブルゴ) ピアス¥92,400/ドゥロワー 青山店(アグメス) バッグ¥90,200/トゥモローランド(ワンドラー)

単調に見えるワンピースにメリハリをつけてくれるプラス1

単調に見えるワンピースにメリハリをつけてくれるプラス1

単調な着こなしになりがちなワンピースこそ、今冬はベストを取り入れると着こなしが格上げされるのでぜひ挑戦を。ノスタルジックさが新鮮なアイレット柄のニットベストを、ベーシックなシャツワンピースの上に重ねて、奥行きのあるコーディネートに。ベストの短めな丈感により脚長に見えるのもうれしい。

ベスト¥27,500/アストラット 新宿店(アストラット) ワンピース¥137,500/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) メガネ¥36,300/モスコット トウキョウ(モスコット) バッグ¥152,900/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥104,500/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン)

体型カバーがかなう「長め丈のニットベスト」

長めの着丈を「上に重ねる」ことで体型カバーがかなうレイヤードの魅力。取り入れないなんてもったいない便利さ!
ゆったりAラインのベストなら体型カバーとしゃれ見えがかなう

ゆったりAラインのベストなら体型カバーとしゃれ見えがかなう

ゆったり身幅&長め丈の深Vネックベストは、同系色のニットパンツと色を合わせて、セットアップ風の着こなしに。着丈が長めだからヒップやおなかまわりもしっかりカバー。圧縮ウールで温かさも格別。

ベスト¥97,900/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ニット¥36,300/スローン パンツ¥45,100/サザビーリーグ(デミリー) サングラス¥60,500/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285) ネックレス¥25,300/八木通商(ローラ ロンバルディ) ストール¥23,100/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) バッグ¥30 0,300・靴¥91,300/トッズ・ジャパン(トッズ)

見慣れたデニムスタイルを ニットジレが軽やかに刷新

見慣れたデニムスタイルを ニットジレが軽やかに刷新

カシミヤ100%のジレの柔らかな質感により、デニムとの合わせもカジュアルになりすぎることなく、女らしい雰囲気に。気になる部分をカバーする縦長のIライン効果で、全身をすらっと見せてくれる。

ジレ¥132,000/ピセア ニット¥27,500/エスケーパーズオンライン(ポステレガント) パンツ¥39,600/サザビーリーグ(マザー) ストール¥30,800/ショールーム セッション(サヤカ デイヴィス) ベルト¥20,900/ガリャルダガランテ 表参道店(プントヴィータ) バングル¥137,500/ドゥロワー 青山店(アグメス) バッグ¥55,000/アマン(カルス) 靴¥38,500/エリオポール代官山(トニービアンコ)

撮影/黒沼 諭(aosora) ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/徳原文子 モデル/LIZA RINA 取材・原文/坪田あさみ ※エクラ2022年12月号掲載

 
③ジュエリー

センスよく重ねる「イヤカフ」

よそ行き気分をもうひと盛りしたい日、顔まわりの印象を変えたい日……。メイクやヘアスタイルを変えるより、実はもっと簡単に挑戦できるのがイヤカフのおしゃれ。大人にふさわしいつけこなしのテクニックを、早速実践して!

ダイヤモンドと重ねる

天然石の美しい色彩を左右に散らして、ほんのりと神秘的に

片耳はグリーンを共通にしたマラカイトとクロムダイオプサイトのモダンなモチーフで、少しだけエッジーに。もう一方はニュートラルで肌なじみのよいスモーキークオーツにダイヤのピアスを合わせて。有機的な美しさをたたえたカラーストーンなら、左右でキャラクターを変えてもなじみがよく、こじゃれた雰囲気。ふとした表情もどこか魅惑的に。

〈右耳〉イヤカフ(10KYG×スモーキークォーツ)¥28,600/シエナロゼ表参道ヒルズ店(シエナロゼ) ピアス¥49,500(18KYG×D)/トーカティブ 表参道(トーカティブ)
〈右耳〉イヤカフ(10KYG×スモーキークォーツ)¥28,600/シエナロゼ表参道ヒルズ店(シエナロゼ) ピアス¥49,500(18KYG×D)/トーカティブ 表参道(トーカティブ)
〈左耳、上から〉イヤカフ(18K×D×マラカイト)¥95,700/プライマル イヤカフ(10KYG×オニキス×クロムダイオプサイト)¥68,200/ヒロタカ 表参道ヒルズ(ヒロタカ) ドレス¥79,200/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ)
〈左耳、上から〉イヤカフ(18K×D×マラカイト)¥95,700/プライマル イヤカフ(10KYG×オニキス×クロムダイオプサイト)¥68,200/ヒロタカ 表参道ヒルズ(ヒロタカ) ドレス¥79,200/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ)
ダイヤモンドはリッチに重ねて。大小の輝きを等間隔に配してクールに

ダイヤモンドはリッチに重ねて。大小の輝きを等間隔に配してクールに

きらめくダイヤモンドのイヤカフは、ゴールドをベースに大小さまざまな粒をあしらったモチーフを重ねることでぐっとドラマティックに。耳たぶの半ばから等間隔に整然と配置すれば、品のよさもキープされ、ラフさやロックっぽさも回避できる。

〈上〉イヤカフ(18KYG×D)¥140,800/ホワイトオフィス(ジジ) 〈上から2番目〉イヤカフ(18KWG×18KYG×D)¥132,000・〈上から4番目〉ピアス(18KYG×D)¥104,500/ジョージ ジェンセン ジャパン(ジョージ ジェンセン) 〈上から3番目〉イヤカフ(10KYG×D)¥59,400/ヒロタカ 表参道ヒルズ(ヒロタカ) ブラウス¥55,000/トゥモローランド 渋谷本店(トゥモローランド ビー)

シルバーを一点投入!

太めのシルバーフープが辛口エッセンスに。一点投入できりっとかっこいい雰囲気に

太めのシルバーフープが辛口エッセンスに。一点投入できりっとかっこいい雰囲気に

装いがシンプルすぎたり、あるいは甘すぎるとき。おしゃれにもうひと声欲しいときには、クールに輝くシルバーの太めのフープモチーフのイヤカフを加えるのがおすすめ。手持ちのシンプルなピアスやイヤリングにひとつ足すだけで、たちまち顔まわりをモダンに昇華。全身の印象もかっこよくブラッシュアップされるから、頼らない手はない!

イヤカフ(SV)¥24,000/トムウッド プロジェクト(トムウッド) ピアス(18KYG)¥90,200/エスケーパーズオンライン(キウナ) シャツ¥66,000/トゥモローランド 渋谷本店(トゥモローランド ビー)

アーティなモチーフを印象的に。一気にモード感が立ちこめる

アーティなモチーフを印象的に。一気にモード感が立ちこめる

なめらかに耳にからむアートピースのような流線形のイヤカフは、一点でインパクトも格別。一方の片側はゆるやかな縦ラインのピアスで、アシンメトリーなバランスに仕上げるのもしゃれ見えのコツ。有機的なフォルムが、顔まわりを立体的に演出して、おしゃれの空気感さえも新しいものに。

〈右耳〉イヤカフ(SV)¥77,200・〈左耳〉ピアス(18ct イエローヴェルメイユ)¥50,000/エドストローム オフィス(シャルロット シェネ) ジャケット¥83,600・ワンピース¥83,600/ebure GINZA SIX店(ebure)

撮影/長谷川怜美(S-14) ヘア/Dai Michishita(Sun and Soil) メイク/佐々木貞江 スタイリスト/斉藤くみ モデル/LIZA 取材・原文/松井陽子 ※素材略記は以下のとおりです。YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、SV=シルバー、D=ダイヤモンド。価格はすべて1ピース。 ※エクラ2023年1月号掲載

 富岡佳子さんがまとう「シャネルの輝き」 

1932年、マドモアゼル シャネルは生涯唯一の「ダイヤモンド ジュエリー」展を開催し、当時のパリにセンセーションを巻き起こした。それから90年。2022年、メゾンはジュエリーの新たなるストーリーを紡ぎはじめた。

シャネルを代表するアイコンコレクション

Comèt【彗星】

シャネルを代表するアイコンコレクション Comèt【彗星】

私がダイヤモンドを選んだのは、最小のボリュームで最大の価値が表現できるから

――――ガブリエル・シャネル

パリの夜空に輝く星や月、彗星(コメット)を、マドモアゼル シャネルはまるで星図を描くかのようにダイヤモンドに重ねた。動きに合わせてリズミカルに揺れるデザインや、アレンジが楽しめる華麗なるジュエリーの登場は、まさにまばゆい閃光のごとく人々に衝撃をもたらした。「ダイヤモンド ジュエリー」発表から90年の今年、マドモアゼルの感性を宿した『コメット コレクション』に新作が登場。流れ星に願いをこめるように、ラッキージュエリーとして永く愛しつづけたい。 『コメット コレクション』[WG×D]ロングネックレス¥5,445,000・ネックレス¥1,210,000・イヤカフ¥1,408,000・イヤリング(片耳)¥643,500/シャネル ニット¥42,900/アカネ ウツノミヤ 下に着たドレス¥107,800/ザ・ウォール ショールーム(HARUNOBUMURATA) 白いシフォンカフ¥40,700/エストネーション(キャサリン オスティ)

Plume【羽根】

シャネルを代表するアイコンコレクションPlume【羽根】

翼を持たずに生まれてきたとしても、自分の翼が育つのを妨げてはならない

プリュム(羽根)も、マドモアゼルのインスピレーションの源。そして「ダイヤモンド ジュエリー」展においても、惜しげなくダイヤモンドがちりばめられた大きなプリュムのブローチは、ひときわの存在感を放ち、人々を魅了した。’32年当時の大胆な革新性を保ちつつ、現代にも受け継がれるメゾンのサヴォアフェールがさらなる躍動感をエレガントに実現した。ふわふわとたゆたうブローチとイヤリングが美しく寄り添って。

『プリュム ドゥ シャネル』[WG×D]ブローチ¥7,260,000(参考価格)・イヤリング¥1,111,000/シャネル

No.5【5番】

シャネルを代表するアイコンコレクション No.5【5番】

ひとしずくのダイヤを連ねた『5』が放つマジカルな魅力に惹きつけられて

彼女の星座、獅子座の番号であり、永遠のフレグランスの数字。マドモアゼル シャネルのラッキーナンバー『5』をモチーフにした『シャネル N°5』は、ラッキーチャームのようなプレシャスなファインジュエリー。ダイヤモンドのひとしずくが揺れるベージュゴールドのネックレスや、パーツを取りはずしてアレンジが楽しめるイヤリングなど、進化しつづけるデザインにも注目が集まる。

 

(イヤリング上 から4番目)『シャネル N°5』イヤリング(片耳)[WG×D]¥539,000・(5番目 片方だけ着用)[BG×D]¥1,397,000・ネックレス[BG×D]¥1,155,000・(イヤリング 上から3番目まで)『ココ クラッシュ』イヤリング(上から1番目)[BG×D]¥775,500(片方だけ着用)・イヤカフ(2番目)[YG×D]¥262,900・(3番目)[BG]¥169,400/シャネル

 

シャツ¥50,600/エスケーパーズオンライン(ポステレガント×サルヴァトーレ ピッコロ) ニットベアトップ¥36,300/グルッポタナカ

Première【プルミエール】

シャネルを代表するアイコンコレクションPremière【プルミエール】

誕生から35年。なおも新鮮に寄り添う気高きタイムピースとともに

1987年、メゾン初の腕時計として生まれた『プルミエール』。パリのヴァンドーム広場やN°5のボトルストッパーからインスパイアされた八角形のケースに、アイコニックなディテールを凝縮させ、ファッション的な要素も兼ね備えた不朽の名品は、シャネルのスタイルそのもの。この秋、新たに誕生するのは、よりモダンにアップデートした復刻版。

『プルミエール オリジナル エディション』[ゴールドプレート×レザー]腕時計¥759,000・『ココ クラッシュ』〈手首側から〉ブレスレット[YG]¥1,017,500・[BG]¥1,039,500・リング[YG]¥484,000/シャネル コート¥132,000/イザ(コート) 中に着たオールイワン¥34,000/レイ(ラウンジ レイ) 頭に巻いたスカーフ¥23,100/エストネーション(マナー マーケット)

撮影/赤尾昌則(whiteSTOUT) ヘア/佐藤知子(mod’s hair) メイク/fusako(ota office) スタイリスト/古牧ゆかり モデル/富岡佳子 取材・文/松井陽子
※文中の略号は、WG=18Kホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、BG=ベージュゴールド、D=ダイヤモンド、TN=タンザナイト、YS=イエローサファイア、P=パール、OP=オパールを表します。※エクラ2022年11月号掲載

 
④バッグ

50代に人気のハイブランド「新作バッグ」

50代に人気のブランド、シャネル、ディオール、フェンディ、プラダ、セリーヌ、フェラガモの新作バッグ。ハイブランドのバッグは、いつだって特別感とときめきを運んでくれる。圧倒的なオーラでおしゃれを笑顔いっぱいに切り開いていこう!

CHANEL(シャネル)

CHANEL(シャネル)

大きめサイズが新鮮! いつもより大胆でアクティブになれる

シャネルの新しいコレクションは、モナコを舞台にメゾンのエスプリを香らせたスポーティ&エレガンスにフォーカス。その中からピックアップしたのは、レトロシックなラージサイズのボーリングバッグ。抜群の収納力、前後にはファスナーつきポケットが配された実用性の高さも魅力。クリーンな白は沈みがちな冬に映え、ときめきももたらしてくれる。この軽快なバッグを手に、いつもより歩幅も広く街を闊歩して。

バッグ(26×31×17)¥787,600・ブレスレット 各¥396,000/シャネル ブラウス¥121,000・デニムパンツ¥55,000/ブラミンク インナー/スタイリスト私物

DIOR(ディオール)

DIOR(ディオール)

上品な小さめサイズとゴールド刺繡の可憐さで優雅なレディに

セレブリティに愛され、多くの物語を生み出してきたメゾンを象徴するバッグ「レディ ディオール」。その名品を軽やかに進化させた「レディ D-ライト」は、白地にゴールドトーンのメタリックヤーンの刺繡でボタニカルモチーフを華やかに表現している。レザーとはひと味異なるテキスタイルの風合いも優美な女性らしさを演出。カジュアルスタイルに合わせても、上品なクラス感を添えてくれるのがうれしい。

バッグ「レディ D-ライト」(共生地のストラップつき)(20×24×11)¥650,000・ピアス¥110,000・ネックレス¥115,000・リング¥98,000/クリスチャン ディオール(ディオール) ブラウス¥53,900・スカート¥75,900/ebure GINZA SIX店(ebure)

FENDI(フェンディ)

FENDI(フェンディ)

スパンコールのクールな輝きで、目ざすのはハンサムな女性

目を見張るようなまばゆい光とクールな影のコントラストを生むのは、表面に贅沢にあしらわれたシルバーのスパンコール。メゾンの熟練職人のハンドメイドによって刺繡されたその数はおよそ12,600ピース! クラフツマンシップの賜物といえる圧巻の存在感は、無難なものでは満足できない大人向き。

バッグ「The 25 Baguettes」(ストラップつき 15×27×6)¥599,500・ブレスレット¥99,000・リング¥66,000/フェンディ ジャパン(フェンディ) ブラウス¥165,000/ミカコ ナカムラ 南青山サロン(ミカコ ナカムラ) パンツ¥46,200/ストラスブルゴ カスタマーセンター(ストラスブルゴ)

撮影/長山一樹(S-14) ヘア&メイク/野田智子 スタイリスト/池田奈加子 モデル/生方ななえ 取材・原文/松井陽子 取材協力/バックグラウンズ ファクトリー ※( )内の数字はバッグのサイズで、(縦×横×マチ)を表し、単位はcmです。 ※エクラ2023年2・3月合併号掲載

コートスタイルが華やぐ!「鮮度UPバッグ」

リラクシーなカジュアルスタイルから、エレガントなおしゃれへと気持ちが向かうこの冬。装いの輪郭となるコートの着こなしにも、今年らしさのスパイスを加え、センスよく着こなしたいところ。そのカギとなるのがバッグ!絵になるコートとバッグの組み合わせを、さっそくチェック。

ロングコートと好相性な「クロスボディバッグ」

ロングコートと好相性な「クロスボディバッグ」

ブラウンコートに品格と躍動感を授けるロイヤルブルーの逸品

しなやかなロングコートで魅せる大人のトラッドスタイルもこの冬の気分。シックなブラウンはともすると地味になりがちなので、気品のあるロイヤルブルーをアクセントカラーに。美しい発色は最高級のカフレザーゆえ。愛らしいラウンドフォルムの逸品バッグが全身をノーブルに印象づける。

バッグ(16×25×8)¥440,000/エイチ アイ ティー(ロウナー ロンドン) コート¥107,800・シャツ¥30,800/オーラリー ニット¥50,600 /スローン パンツ¥66,000/トゥモローランド 渋谷本店(トゥモローランド ビー) ピアス¥58,300/ストラスブルゴ カスタマーセンター(ソフィー ブハイ)

端正なフォルムの黒レザーで、上品なモード感を

端正なフォルムの黒レザーで、上品なモード感を

かっちりとしたスクエアフォルムに、なめらかなレザーストラップが配されたヴァレクストラの新作『ノーロ』。モードな黒がベージュコートを都会的に。

バッグ(18×23×10)¥547,800/ヴァレクストラ ジャパン(ヴァレクストラ) コート¥341,000/ebure GINZA SIX店(ebure) ニット¥97,900/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) スカート¥50,600/ADORE サングラス¥64,900/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285) スカーフ¥37,400/トゥモローランド 靴¥148,500 /ユナイテッドアローズ 原宿本店(フラテッリ ジャコメッティ)

ミドル丈コートにあわせたい「アニマル柄バッグ」

ロングコートほど存在感が前に出ないぶん、控えめにまとまりがちなミドル丈コート。どこかもの足りなさを感じたら、ハズし役にアニマル柄のバッグを取り入れてみて。瞬時に装いにインパクトを授け、全身をぱっと華やかにきわだたせてくれる。この一点投入で、おしゃれが前進!
ミドル丈コートにあわせたい「アニマル柄バッグ」

モノトーン柄ならモード感もアップ。キレのいい装いが完成

定番の黒のミドル丈コートスタイルの仕上げに加えたのは、ヘアカーフ素材のアニマル柄バッグ。存在感のあるボストン型ならインパクトも十分。小気味よく、リッチな印象に。

バッグ(24×34×8)¥185,900(ジャック・ル・コー)・バングル¥198,000(セルジュ・トラヴァル)/以上アッシュ・ペー・フランス コート¥72,600/カオス表参道(カオス) ニット¥27,500/スローン パンツ¥64,900/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ピアス¥61,600・ネックレス¥158,400/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ)

柄のスパイスで、トラッドなコートスタイルを目新しく

柄のスパイスで、トラッドなコートスタイルを目新しく

収納力の高い実用的なボストン型も、ゼブラ柄でモダンに昇華。

バッグ(ストラップつき、20×35×12)¥83,600/アッシュ・ペー・フランス(コレクション・プリヴェ?)

ダウンコートには「ワンハンドルバッグ」

あえてカジュアルなダウンに、オーセンティックなたたずまいのワンハンドルバッグを。この、“テイストの違和感”こそが大人の余裕を生み、おしゃれに新しい風を吹き込んでくれる。
小わきに抱えたバッグに光も視線も集めて。凛とした姿が絵になる!

小わきに抱えたバッグに光も視線も集めて。凛とした姿が絵になる!

視線を奪うホワイト系のレディなワンハンドルのバッグに、タイトスカートとパンプススタイル。アウトラインにしたカジュアルなダウンコートが装いの空気感を軽やかに。そんな媚びない女っぽさが、今改めて新鮮。

バッグ(19×21.5×9.5)¥794,200/デルヴォー・ジャパン(デルヴォー) ダウンコート¥196,900/ヘルノ・ジャパン(ヘルノ) カーディガン¥55,000/スローン スカート¥30,800/ドローイング ナンバーズ 新宿店(ドローイング ナンバーズ)メガネ¥46,200/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) 靴¥105,600/ジミー チュウ

軽快さとリッチな優美さ。真逆のテイストが装いをフレッシュに!

軽快さとリッチな優美さ。真逆のテイストが装いをフレッシュに!
小わきに抱えたバッグに光も視線も集めて。凛とした姿が絵になる!
視線を奪うホワイト系のレディなワンハンドルのバッグに、タイトスカートとパンプススタイル。アウトラインにしたカジュアルなダウンコートが装いの空気感を軽やかに。そんな媚びない女っぽさが、今改めて新鮮。
バッグ(19×21.5×9.5)¥794,200/デルヴォー・ジャパン(デルヴォー) ダウンコート¥196,900/ヘルノ・ジャパン(ヘルノ) カーディガン¥55,000/スローン スカート¥30,800/ドローイング ナンバーズ 新宿店(ドローイング ナンバーズ)メガネ¥46,200/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) 靴¥105,600/ジミー チュウ
撮影/渡辺謙太郎(モデル) 魚地武大(TENT/静物) ヘア/左右田実樹 メイク/AIKO ONO スタイリスト/徳原文子 モデル/SHIHO取材・文/松井陽子 ※( )内の数字は編集部で計測したバッグのサイズで、(縦×横×マチ)、単位はcmです。 ※エクラ2022年12月号掲載

 
⑤靴

冬こそ断然、白スニーカー

コートやニットで体を包む冬はどうしても着こなしが重くなる。そんなときの救世主が白いスニーカー。白のトーンアップ効果が「抜け感」を、スニーカーのカジュアル効果が「キレ味」を、プラスしてくれる。冬こそ、白で、軽やかに。

白スニーカーで「抜け感」をプラス

白スニーカーで「抜け感」をプラス

コートにパンツ。寒さに負けない装いに少量の白が効く

“白”は印象をトーンアップして軽やかに見せてくれる色。足もとに白をプラスするだけで、全身が明るいイメージになるのがいい。例えばキャメルのコートにブラックパンツ。冬の定番ともいえる着こなしも、白スニーカーで気分もはずむ。ほどよい厚みのソールとピュアホワイトのレザーが上品な一足で。

靴¥80,300・パンツ¥88,000・バッグ¥122,100(3点ともマックスマーラ)・コート¥184,800(エス マックスマーラ)/以上マックスマーラ ジャパン ニット¥26,400/スローン ニット帽¥16,500/カオス丸の内(カオス) ソックス¥2,090/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店(ビューティ&ユース)

ニットもスカートも黒。そんなときこそ足もとを白で明るく

ニットもスカートも黒。そんなときこそ足もとを白で明るく

オールブラックの装いは、迷わず足もとを白に。スニーカーはボリューム的には小さなアイテムだけれど、これひとつで全身が軽快で明るく変わるキモになる。スポーツブランドのタウンユースモデルはシャープなデザインでおすすめ。

靴〈エア マックス ドーン〉¥13,200/ナイキ カスタマーサービス(ナイキ スポーツウエア) ニット¥31,900・シャツ¥26,400/プルミエ アロンディスモン スカート¥57,200/デパリエ ニュウマン新宿店(デパリエ) ピアス¥37,400(アグメス)・置いたコート¥107,800(リジエール)/以上アパルトモン 青山店 バッグ¥226,600/クリスチャン ルブタン ジャパン(クリスチャン ルブタン)

着こなしに「抜け感」をプラス!おすすめ白スニーカー

ダークカラーが多くなる冬の着こなしをトーンアップするのは、シンプルで潔い白スニーカー。50代女性におすすめの白スニーカー5足をピックアップ!
靴¥38,500/ラグ & ボーン 表参道店(ラグ & ボーン)
厚底のダッド系より、ほどよい量感のシュッとしたフォルムが大人のチョイス。
ラバーソールにレトロ感が漂うクラシックなデザイン。靴¥38,500/ラグ & ボーン 表参道店(ラグ & ボーン)
靴¥105,600/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)
レザーのすっきりとした白が上品。
靴¥105,600/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)
靴〈W5740〉¥13,200/ニューバランス ジャパンお客様相談室(ニューバランス)
ロゴの“N”も白。スポーツ感抑え目が着こなしやすい。
靴〈W5740〉¥13,200/ニューバランス ジャパンお客様相談室(ニューバランス)

白スニーカーで「キレ味」をプラス

スニーカーでさっそうと歩く。ベーシックなコートを軽快に

スニーカーでさっそうと歩く。ベーシックなコートを軽快に

テーラードコートの着こなしはシックだけれど、まじめで真っ当な印象にもなりがち。そこにあえてのスニーカーというのが、装いを活性化するテクニック。ハズしのテクが今どきのカジュアル感と小気味よさをプラスしてくれる。メッシュ素材が軽やかな白を。

靴¥93,500/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) コート¥220,000・ニット¥31,900/ebure GINZA SIX店(ebure) シャツ¥29,700/アパルトモン 青山店(アパルトモン) パンツ¥88,000/マディソンブルー サングラス¥39,600/モスコット トウキョウ(モスコット) バッグ¥214,500/ストラスブルゴ カスタマーセンター(マーク クロス)

冬のきれい色をこなれた装いに見せてくれる足もとの白

冬のきれい色をこなれた装いに見せてくれる足もとの白

きれい色のニットを着るなら足もとは何色にする? ブーツやパンプスじゃフェミニンになる? そんな疑問の正解は、白スニーカー。カジュアルで軽快になるのはもちろん、白がきれい色を明るく澄んだイメージに引き上げてくれる。ドライビングシューズを踏襲するラバーソールが効いた、遊び心のある一足で。

靴¥100,100・バッグ¥300,300/トッズ・ジャパン(トッズ) カーディガン¥115,500(クルチアーニ)・パンツ¥59,400(ストラスブルゴ)/以上ストラスブルゴ カスタマーセンター シャツ¥33,000(イレーヴ)・ストール¥41,800(ザ イノウエ ブラザーズ×イレーヴ)/以上イレーヴ ピアス¥27,500/プリュイトウキョウ(プリュイ)

着こなしに「キレ味」をプラス!おすすめ白スニーカー

冬こそ、足元は“白”で軽やかに。あくまでも白ベース。だけど遊び心はたっぷり。そんな白スニーカーが装いにキレ味を添え、ぐっと楽しくしてくれる。50代女性におすすめの“ちょい盛り”白スニーカー5足をピックアップ!
ソールまでグラデーション配色が美しく、白が映える。靴¥94,600/トッズ・ジャパン(トッズ)
ソールまでグラデーション配色が美しく、白が映える。靴¥94,600/トッズ・ジャパン(トッズ)
カットワークで上質感を。靴¥51,700/マルベリージャパン(マルベリー)
カットワークで上質感を。靴¥51,700/マルベリージャパン(マルベリー)
靴¥49,500/マックスマーラ ジャパン(ウィークエンド マックスマーラ)
ロゴを大胆にあしらったデザインで足もとの存在感がアップ。一体型のソールは厚めで脚長効果もあり。靴¥49,500/マックスマーラ ジャパン(ウィークエンド マックスマーラ)
撮影/金谷章平(モデル) 魚地武大(TENT/物) ヘア&メイク/佐藤エイコ(ilumini.) スタイリスト/村山佳世子 モデル/SHIHO VIC 構成・原文/宮崎桃代 ※エクラ2023年1月号掲載

 おしゃれが楽しくなる「ブーツコーデ」 

ブーツのおしゃれが楽しい季節が到来。活躍度の高いボリュームブーツもニュアンスカラーで新鮮に。大人にうれしい履き心地とデザイン性を兼ね備えたロングブーツやヒールタイプは、着こなしの自由度を広げてくれる。秋冬おしゃれがもっと輝くブーツコーデ8選をご紹介!
秋のおしゃれが楽しくなる大人のブーツコーデ

グレーにベージュのボリュームソールで足もとにモダンな“顔”を

光沢のあるライトグレーのアッパーがモダンなブーツは、ちょっと長めのふくらはぎ丈。靴の色に合わせたオールグレーのコーデに、ソールのベージュとサイドゴアの黒を効かせて。タフなデザインに反し、履き心地はとても軽やか。

靴(H6.5)¥157,300/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ) ニット¥81,400/ピセア パンツ¥39,600/インターリブ(サクラ) メガネ¥36,300/モスコット トウキョウ(モスコット) ストール¥42,900/カオス表参道(リヴィエラ×カオス) バングル¥29,700/エスケーパーズオンライン(アダワット トゥアレグ) バッグ¥111,100/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)

秋のおしゃれが楽しくなる大人のブーツコーデ
秋のおしゃれが楽しくなる大人のブーツコーデ

見た目も履き心地も秀逸。スタイルに美しくなじむスエードブーツ

装飾を排し、サイドを飾る美しい切り替えとなめらかなノーズ部分のシルエットで品格あるスタイルをつくり上げる、マノロ ブラニクの定番スエードブーツ。足入れした瞬間に優しく包み込まれるような、柔らかな履き心地は感動的。

靴(H5.5)¥171,600/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク) ブルゾン¥165,000/トゥモローランド(バッカ) ニット¥36,300/ebure GINZA SIX店(ebure) スカート¥27,500/カオス表参道(カオス) ピアス¥31,900/ショールーム セッション(マリハ) ネックレス¥25,300/エスケーパーズオンライン(アダワット トゥアレグ) バングル¥137,500/ドゥロワー 青山店(アグメス) ストール¥23,100/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) バッグ¥128,700/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)

秋のおしゃれが楽しくなる大人のブーツコーデ

ボリュームワンピースと最強バランス。ブラックのロングブーツを引き締め役に

むだを削ぎ落としたシンプルなデザインに、履きやすい筒型シルエット。履き口が斜めになったジョッキーブーツタイプは美脚効果も高い。凛とした黒のロングブーツは、シャツワンピースのボリュームに負けない存在感を発揮。

靴(H2.5)¥148,500/ユナイテッドアローズ 原宿本店(フラテッリ ジャコメッティ) ワンピース¥80,300/ebure GINZA SIX店(ebure) ニット¥20,900/ADORE サングラス¥41,800/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ネックレス¥75,900/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ) バッグ¥23,100/RHC ロンハーマン(エパーソン マウンテニアリング)

撮影/渡辺謙太郎 ヘア/Dai Michishita(Sun and Soil) メイク/AIKO ONO スタイリスト/徳原文子 モデル/SHIHO 取材・原文/新田幸子 ※エクラ2022年11月号掲載 ※( )内の数字はヒールの高さで単位はcmです。(編集部調べ) ※★マークのついた商品はエクラプレミアム通販(https://store.hpplus.jp/eclat/)で購入できます。

 秋のおしゃれは「女優顔」の靴で始まる 

PRADA(プラダ)

とっておきの「女優顔の靴」 プラダ

履くだけで背すじがのびるよう。美しい歩き姿を約束するきれい色の靴

シックな大人ピンク靴でモノトーンを優雅に!

スイートすぎないピンクが、甘口派だけでなく辛口派をも魅了するストラップパンプス。今季のランウェイに登場し、その優雅なたたずまいにファッショニスタたちの視線が集中した話題の一足だ。ブラックグラデーションのアクセントや、華奢なストラップと太いヒールとの対比が、クラシカルな中にモードなアクセントをプラスしている。

靴(9.5)¥159,500・シャツ¥151,800・スカート(ポーチつきベルト付属)¥385,000/プラダ クライアントサービス(プラダ) ピアス¥990,000/ポメラート クライアントサービス(ポメラート)

DIOR(ディオール)

DIOR(ディオール) 靴

気分はまるでレッドカーペット! 凝った刺繡が自信を後押し

美しい刺繡が周囲の目をひくヒロイン級パンプス

上品なワンピースに優雅に映えるバックストラップパンプス。ベージュのコットン地に繊細に施された刺繡はアイコンモチーフの「トワル ドゥ ジュイ」。リボンつきストラップや華奢なヒールで可憐な印象に。

靴(6.5)¥135,300・ワンピース¥740,000・バッグ¥770,000(3点ともディオール)・ピアス¥1,705,000・リング〈人さし指〉¥1,700,000・〈中指指先側から〉¥345,000・¥840,000(4点ともディオール ファイン ジュエリー)・時計¥960,000(ディオール タイムピーシーズ)/以上クリスチャン ディオール

FENDI(フェンディ)

FENDI(フェンディ) 横顔美人の個性派パンプスがあれば、ドレスアップも臆せず楽しめる

横顔美人の個性派パンプスがあれば、ドレスアップも臆せず楽しめる

ラグジュアリーとミニマリズムの美しきバランス

ブランドの頭文字Fを反転させたメタリックなヒールが特徴のバックストラップパンプスを、シックなドレスアップの主役に。正面から見るとシンプルなパンプス、横から見ると削ぎ落とされたグラフィカルなシルエット、そんな優雅なギャップが心を躍らせる。歩くたびにつやめくヒールの輝きが装いに高級感を添えて。

靴(9.5)¥176,000・ワンピース(ポケットつきベルト付属)¥385,000(予定価格)・バッグ¥297,000・ブレスレット¥91,300(予定価格)/フェンディ ジャパン(フェンディ)

VALENTINO GARAVANI(ヴァレンティノ ガラヴァーニ)

VALENTINO GARAVANI(ヴァレンティノ ガラヴァーニ) ショートブーツ

エレガントなホワイトブーツでいつもの時間を凜と美しく

フェミニンブーツを潔く白で楽しむ贅沢

ピュアなホワイトレザーのブーツ「タンゴ」は、Vロゴつきの細いベルトがポイント。きゅっと細いピンヒールとポインテッドトゥのクラシカルな表情で、ブーツも今年らしくアップデートして。 靴(7)¥184,800・バッグ¥275,000(ともにヴァレンティノ ガラヴァーニ)・ケープ¥495,000・ニット¥214,500・レギンス¥122,100(3点ともヴァレンティノ)/以上ヴァレンティノ インフォメーションデスク ブレスレット¥1,122,000・リング¥803,000/ポメラート クライアントサービス(ポメラート)

 秋冬のおしゃれにマストな「女優靴コレクション」 

大人にマストな品と華やかさを備え、履くだけで自信を与えてくれる女優が顔の靴。新しい着こなしの扉を開くスターアイテムを、アラフィ―世代が取り入れやすい5つのキーワードでご紹介。

歩きやすいのに品がある「細めストラップ」

ヒールに高さがあっても、安定感ある履き心地をもたらしてくれるストラップつきパンプス。細めストラップでエレガントさをキープして。
ホワイトパテントに映えるブラックラッカーバックル。(4.5)¥140,800/ロジェ·ヴィヴィエ·ジャパン(ロジェ ヴィヴィエ)
ホワイトパテントに映えるブラックラッカーバックル。アンクルストラップで美しさと歩きやすさを両立するタイムレスな一足。
(4.5)¥140,800/ロジェ·ヴィヴィエ·ジャパン(ロジェ ヴィヴィエ)
’90年代のアーカイブからインスパイアされたスリングバックパンプスは
’90年代のアーカイブからインスパイアされたスリングバックパンプスは、甲のデザインがスタイリッシュ。
(5.5)¥159,500/プラダ クライアントサービス(プラダ)

柔らかで女らしい「優雅な素材」

ベルベットやウール、さらにレースなど、レザー以外の素材の靴も今季の注目株。足もとに広がるまろやかな印象を味方に。
(3)¥137,500/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク)
なめらかなベルベット素材とゆるやかなポインテッドトゥで、3㎝の低めヒールでもエレガントな印象をキープ。大小のボール状の飾りが可憐。
(3)¥137,500/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク)
(6.5)¥103,400/ジミー チュウ
ブラックのメタリックレースに配されたブラックスエードのトリミングと控えめなリボンが、モダン&クラシックな印象を醸し出す。ヒールにもレース模様が配されている。
(6.5)¥103,400/ジミー チュウ

大人の甲に表情をプラスする「華あるビジュー」

ラグジュアリーな華やかさをまといたいなら、ビジューつきパンプスを。ソワレでも、パンツのすそから少し見せても輝く存在感を堪能したい。
(8.5)¥115,000/ジミー チュウ
ピンクベージュのパテントレザー。アーチストラップには、つややかに輝く大きなホワイトパールとクリスタルのビジューが。
(8.5)¥115,000/ジミー チュウ
(9)¥220,000/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク)
世界中のファッショニスタを魅了する大人気サテンミュール「ルルム」。リーフモチーフのビジューが甲とストラップを贅沢に輝かせて。
(9)¥220,000/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク)

モノトーンの装いでも着映える「インパクトカラー」

足もとに華やかな色があれば、秋冬のダークな装いも女らしく。なりたい自分像を色に託してビビッドなカラーをチョイスするのも楽しい。
(7.5)¥148,500/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ) 
ビビッドなピンクとブラックのインソールのコントラストがグラマラス。彫刻的なヒール、メタリックプレート、PVCディテールなど、ドレスアップが楽しくなる一足。
(7.5)¥148,500/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ) 
(4.5)¥123,200/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)
アンクルストラップ、ラウンドトゥ、太いヒールで安定感抜群の靴に、ゴールドカラーでラグジュアリー感をプラス。
(4.5)¥123,200/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

ヒールありで横顔美人な「レディブーツ」

ショートブーツの顔ぶれにも明らかな変化が生まれた今季。流れるように美しい横顔ラインや細身のボディは、一足取り入れるだけで着こなしを刷新。ヒールブーツで女優のようにさっそうと!
(6.5)¥185,900/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン(ロジェ ヴィヴィエ)
スマートなスクエアトゥのゴートスエードブーツ。光沢のあるラッカー仕上げヒールとメタルバックルで印象的な横顔に仕上げてくれる。
(6.5)¥185,900/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン(ロジェ ヴィヴィエ)
(8.5)¥147,400/ジミー チュウ
アシンメトリックなカーブを描く筒上部からストレートのヒールへのシルエットが美しい。上品なバーガンディ。
(8.5)¥147,400/ジミー チュウ
(9)¥171,600/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク)
精巧な木型、芸術的なヒール。マノロ ブラニクらしい美しい横顔を堪能できるオフホワイトのショートブーツ。
(9)¥171,600/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク)
撮影/生田昌士(hannah) ヘア&メイク/野田智子 スタイリスト/戸野塚かおる モデル/RINA 取材・原文/大野智子 ※( )内の数字はヒールの高さを表し、単位は㎝です。 ※エクラ2022年10月号掲載

 
⑥時計

 「50歳からの運命の腕時計」ときめく16ブランド 

いつか、自分らしさを託せる運命の"相棒"に出会いたい。そんな"いつか"への憧れを頭の片隅で思い描き夢見ていた人は多いはず。50代のその腕には、今だからこそ似合う時計がある。特別なものへと一歩踏み出すときに背中を押してくれる齋藤薫さんの言葉とともに、新たなラグジュアリーの扉を開いて。

Cartier(カルティエ)

Cartier(カルティエ)腕時計
パンテールのしなやかな毛並みを、繊細なリンクの連なりで表したブレスレットウォッチ。丸みを帯びたスクエアケースと光沢あるイエローゴールドのダイヤルに、軽やかなエレガンスが宿る。日常からパーティまで、幅広い場面で活躍する一本。
時計「パンテール ドゥ カルティエ」(30×22㎜/YG、リュウズにサファイアカボション、クォーツ)¥2,970,000/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ) ブラウス¥55,000/3.1フィリップ リム ジャパン (3.1フィリップ リム)
リュクスなミニウォッチをカジュアルにつけこなして

リュクスなミニウォッチをカジュアルにつけこなして

「パンテール ドゥ カルティエ」のミニサイズに、ダイヤをベゼルへ二重にあしらったモデル。さりげない存在感と絶妙なサイズ感ゆえ、オリジナルの華やかさはそのままに、日常のさまざまなシーンで気負いなく使えるデザイン。ジュエリーとコーディネートして、ブレスレット感覚で重ねづけを楽しみたい。

時計「パンテール ドゥ カルティエ」(25×20㎜/日本限定/YG×D、クォーツ)¥3,867,600/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)  セーター¥81,400/エスケーパーズオンライン(ピセア) スカート¥59,400/アぺリア(ラシュモン) スカーフ¥57,200/ゴヤール ジャパン(ゴヤール) サングラス¥122,100/ケリング アイウエア ジャパン カスタマーサービス(カルティエ)

カルティエ腕時計 名門ジュエラーならではの名作の数々が一堂に

名門ジュエラーならではの名作の数々が一堂に

1847年にパリでルイ=フランソワ・カルティエが創業した高級宝飾メゾン。 3代目ルイ・カルティエの時代に世界的な発展をとげ、15カ国から王室御用達の特許状を受け取ったほど。ジュエリーのみならず、時計の発展にも大きく貢献した。なかでもルイ自ら考案した「タンク」・「サントス」ウォッチは、今も絶大な人気を誇っている。またジュエリー製作で培われた匠の技をとりいれたジュエリーウォッチは、デザインの豊富さで群を抜く。

「パンテール ドゥ カルティエ」¥3,867,600/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)

●カルティエ カスタマー サービスセンター

0120・301・757

https://www.cartier.jp

Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)

Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)

色鮮やかな宝石と秘密の時間が同時に楽しめるシークレットウォッチ

メゾン伝統の技法によるゴールドビーズが主役のシークレットウォッチ。ターコイズの上蓋をスライドすれば、ポップなブレスレットから美しき腕時計に変身。時計を見る所作までも美しく彩る。文字盤とム―ブメントはスイスにある時計のアトリエで組み立てられ、ブレスレットの製作はフランスで。時計と宝飾の熟練職人のコラボレーションから、「時を楽しむ」アートピースが誕生した。

時計「ぺルレ トワ エ モア シークレットウォッチ」(25㎜/YG×D、ターコイズ、MOP、クォーツ)¥5,808,000・リング[右手]「ぺルレ クルール アントレ レ ドア リング」¥1,135,200・[左手]「ぺルレ クルール リング」¥328,900・ピアス¥396,000/ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク(ヴァン クリーフ&アーペル) ピーコート¥185, 900/イザ(パトゥ) シャツ¥38,500/アぺリア(ラシュモン) セーター¥47,300/アマン(アンスクリア) パンツ¥33,000/プレインピープル青山(プレインピープル) バッグ¥305,800/ヴァレクストラ ジャパン(ヴァレクストラ)

ヴァン クリーフ&アーぺル

詩情あふれる独創的な作品はオンリーワンの存在

1906年にパリ・ヴァンドーム広場22番地で創業し、ハイジュエリーメゾンとしての地位を確立。創業者夫妻の愛の物語から始まったメゾンは、背景にある物語を感じさせる、オリジナリティあふれる作品を発表している。時計と宝飾のテクニックを融合したタイムピースにいち早く取り組み、「アルハンブラ」や「ペルレ」の人気モデルを誕生させた。さらに独創的なアイデアによって、高級時計に新しい楽しみを吹き込んでいる。

「ぺルレ トワ エ モア シークレットウォッチ」¥5,808,000/ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク(ヴァン クリーフ&アーペル)
●ヴァン クリーフ&アーぺル ル デスク

0120・10・1906

https://www.vancleefarpels.com/jp/

ROLEX(ロレックス)

ROLEX(ロレックス)腕時計

ダイヤルに咲き誇る24輪の花から自由な楽園の風が吹いてくる

腕時計の高精度を証明するクロノメーターに、独自の厳しい基準をもつロレックス。1945年に日付表示つきの初の自動巻き防水クロノメーター腕時計として誕生したこのモデルは、普遍的なデザインと機能性をあわせもつ。2022年の新作は3種類の技法で仕上げられた花に注目。中心にダイヤモンドが輝くフローラルモチーフを、カジュアルな着こなしのスパイスにすれば、大人の余裕までも醸し出す。

時計「オイスター パーペチュアル デイトジャスト 31」(31㎜/YG×D、自動巻き、高精度クロノメーター、100m防水、パワーリザーブ約55時間)¥4,925,800/日本ロレックス(ロレックス) ニット¥86,900/3.1フィリップ リム ジャパン(3.1フィリップ リム) スカーフ¥14,300/エストネーション(マナー マーケット) サングラス¥50,600/ケリング アイウエア ジャパン カスタマーサービス(クロエ) バングル¥465,300/エスケーパーズオンライン(キウナ) リング¥390,500/ボロロ

ロレックス オイスター パーペチュアル デイトジャスト 31

世界で一番有名なブランドは腕時計の進化とともに歩む

創立者のハンス・ウィルスドルフが、1905年にロンドンで時計専門商社を設立。先見の明をもつ彼は腕時計に着目し、スイスの時計メーカーが製造した高精度の小型ムーブメントを搭載した腕時計を発売して評判を呼んだ。さらに自社の時計に、簡潔でどの言語でも発音しやすく、覚えやすく、かつ刻印したときに美しく見える名前をつけた。こうして「ロレックス」ブランドが誕生。今日にいたるまで「世界初」の機構を次々に開発し、技術革新をリードしている。

「オイスター パーペチュアル デイトジャスト 31」¥4,925,800/日本ロレックス(ロレックス)

●日本ロレックス

0120・929・570

https://www.rolex.com/ja

撮影/赤尾昌則(whiteSTOUT) ヘア/左右田実樹 メイク/fusako(ota office) スタイリスト/古牧ゆかり モデル/富岡佳子 ハンドモデル/立華貴美子 ネイリスト/中島理恵(uka) 取材・文/成瀬浩子 ※以下は略号になります。RG(ローズゴールド)、YG(イエローゴールド)、WG(ホワイトゴールド)、PG(ピンクゴールド)、SS(ステンレススチール)、MOP(マザーオブパール)、D(ダイヤモンド) ※掲載の価格は2022年11月1日現在のものです  ※エクラ2022年12月号掲載

 
ベルト

 「ベルト」でおしゃれが見違える! 

「近ごろ、街でも目にとまる」という声の多いベルトのおしゃれ。取り入れるなら大人にふさわしい正解バランスを知りたいところ。"つけこなしのコツ"を最旬のスタイリングとともにお届け。こなれたベルト使いを味方に、冬のおしゃれをさらに洗練させて。

「バックルベルト」でクラス感アップ

「バックルベルト」でクラス感アップ

トレンドのジレには印象的なバックルベルトでクラス感を添えて

ノーボタンのジレのフロントを重ね、かっちりとしたバックルベルトでウエストをマーク。スカートのたっぷりとした黒とベルトの黒ライン、その色のつながりが新鮮なリズムを生んで、たたずまいがきりりとグレードアップする。

ベルト¥68,200・バッグ¥300,300/トッズ・ジャパン(トッズ) ジレ¥75,900/イレーヴ ニット¥37,400/モールド(チノ) スカート¥36,300/エイトン青山(エイトン) ピアス¥28,600/ショールームセッション(マリハ)

「細めのベルト」でアクセント

「細めのベルト」でアクセント

ソフトなウールのセットアップに細めのベルトがしなやかなアクセントに

柔らかなウール素材のセットアップには、ごく細めの黒のレザーベルトをさりげなく。マイルドなトーンの装いに、小気味よいリズムが生まれる。

ベルト¥26,400/オーラリー ジャケット¥47,300・パンツ¥31,900/スリードッツ青山店(スリードッツ) ニット¥59,400/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ピアス¥23,100(ローラ ロンバルディ)・バッグ¥126,500(ザンケッティ)/以上八木通商 靴¥121,000/ドゥロワー 梅田店(ワンドラー)

アクセサリーのような「コンチョベルト」

アクセサリーのような「コンチョベルト」

アクセサリー感覚のコンチョベルトでワンピースが表情豊かに

エクリュのスエード素材なら、コンチョベルトも大人の着こなしにマッチ。バックルをサイドにずらして、ひと技効かせて。ニュアンスカラーのあしらいで、グレーのワンピースに上品なメリハリを。

ベルト¥24,200/ウィム ガゼット 青山店(プントヴィータ) ワンピース¥165,000/トゥモローランド 渋谷本店(トゥモローランド ビー) パンツ¥29,700/ユナイテッドアローズ 原宿本店(ロエフ) バッグ¥141,900/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥97,900/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

撮影/金谷章平 ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/村山佳世子 モデル/黒田エイミ 取材・原文/松井陽子 ※エクラ2022年12月号掲載

 
⑧財布

運気を上げる!人気ブランドの「開運財布」

新しい一年の始まりは、新調した財布と迎えたい。ルイ・ヴィトン、グッチ、シャネル、エルメスなど人気ブランドから新作財布をピックアップ。

長財布

お札を折り曲げずに美しくキープしたい現金派の人に。

LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)

LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
シボのある柔らかなトリヨンレザー素材。外側のブルーと内側のピンクのコントラストが美しい。
札入れ1、小銭入れ1、カード挿し8。(19×10×1.7)¥150,700/ルイ・ヴィトンクライアントサービス(ルイ・ヴィトン)

GUCCI(グッチ)

GUCCI(グッチ)
ミニバッグとしても使える長財布。サステイナブルなGGスプリーム キャンバス素材使用。
札入れ2、小銭入れ1、カード挿し12、ポケット2。(10×19×3.5)¥134,200/グッチ ジャパン(グッチ)

三つ折り財布

コンパクトなのは大事だけれど、現金やカード類もしっかり持ち歩きたい派に。

CHANEL(シャネル)

CHANEL(シャネル)新作財布
柔らかなラムスキン素材。背面にも便利なポケットが。
札入れ1、小銭入れ1、カード挿し4、ポケット1。(9.3×10.6×3)¥132,000/シャネル 

SAINT LAURENT(サンローラン)

SAINT LAURENT(サンローラン)
傷が目立ちにくいグレインドプードルレザーにシェヴロン柄のキルティング。大きく開く小銭入れが便利。
札入れ1、小銭入れ1、カード挿し5。(9×10×3)¥79,200/サンローラン クライアントサービス(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ)

ミニケース

小銭、お札、カードをそれぞれ美しく収納できる小さめ財布を探している人へ。

PRADA(プラダ)

PRADA(プラダ)
汚れや傷に強いサフィアーノレザー(牛革)製の、収納力のあるカードケース。カード挿しがある背面は鮮やかなレッド。ファスナー部分にもカードが多く入れられる。
カード挿し5。(8×13×1.5)¥70,400(予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)

Maison Margiela(メゾン マルジェラ)

Maison Margiela(メゾン マルジェラ)
マニッシュなクリップでお札をはさみ、さらにカードもスタイリッシュに収納できる。ヘリンボーン風のプリントが施されたゴートレザー素材で、内部はブラック。
カード挿し6。(8.5×11×1.5)¥51,700/マルジェラ ジャパン クライアントサービス(メゾン マルジェラ)

ポーチ型財布

現金は最低限しか持ち歩かず、支払いはスマホ決済がメインの人に。

LOEWE(ロエベ)

LOEWE(ロエベ)
スマホがすとんと縦に入れられる、なめらかなカーフレザー素材のユーティリティポーチ。背面にはカードポケットが。
カード挿し1。(20.5×12.7×4.5)¥102,300/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ)

Hermès(エルメス)

Hermès(エルメス)
撮影/西原秀岳(TENT) スタイリスト/大谷玲奈 取材・原文/大野智子 ※エクラ2023年1月号掲載
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