【飛田和緒さんの絶品鍋】トマトの甘みと牛肉が絶品の「トマトすき焼き」

小鍋は、ひとりやふたりで軽く作りたいときに最適。料理家 飛田和緒さんが、手早く作れる大人のヘルシー小鍋「トマトすき焼き」のレシピを教えてくれた。
Profile
飛田和緒さん

飛田和緒さん

料理家。体に優しいほっとするレシピが人気。ひとり娘が大学進学で家を出て、再び夫婦ふたり暮らしに。ひとりごはんやふたりごはんを楽しむ日々。近著に『お餅の便利帖』(東京書籍)

「小鍋は食べたいときにさっと作りたいことが多いですね。だから基本は肉や魚介などのタンパク質素材、プラスひとつか2つくらいの野菜で。具材の数を減らすと下ごしらえの手間も減って、手早く作れます。青菜などのほか、豆乳や豆腐などヘルシー素材も取り入れて。味つけは昆布だし+塩をベースにして、ほかの調味料を少し足す感じ。昆布だしはそのつどとるのは大変なので、水出しにすると簡単! 冷茶ポットなどに昆布と水を入れ、冷蔵庫に2時間〜ひと晩入れておくだけなのでおすすめです」

トマトの水分で牛肉をおいしく! トマトすき焼き

甘いフルーツトマトの水分だけで牛肉を焼くのがコツ。煮くずれたトマトがソースがわりに。締めはうどん、お餅など。

トマトすき焼き

材料(2人分)
牛すき焼き用肉…約250g
フルーツトマト…10個
牛脂…1片(ない場合は米油小さじ2)
砂糖…大さじ1½
しょうゆ…大さじ2
溶き卵…2個分
昆布だし…適量

作り方
❶牛肉と牛脂は常温において戻す。フルーツトマトはヘタをとって半分に切る。

❷鍋に牛脂を入れて弱めの中火で熱し、脂が溶けてきたら取り出す。肉を半量広げて入れ、手早く砂糖半量をふり入れ、しょうゆ半量を回しかけて、肉を端に寄せる。

❸②の空いたところにトマトを加え、トマトの切り口の角がとれて水分が出てくるまで煮る。好みで肉に溶き卵をつけながら食べ、トマトも一緒に食べる。残りの肉も加えて、②と同様に砂糖としょうゆを加えて煮る。煮汁が煮詰まってきたら、昆布だし少々を加えると、さらにトマトの水分がぐっと出てくる。

関西式に牛肉に調味料をプラス。トマトは味つけしないので、肉にはしっかり味をつける。

point
関西式に牛肉に調味料をプラス。トマトは味つけしないので、肉にはしっかり味をつける。

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    基本は肉や魚介などのタンパク質素材、プラスひとつか2つくらいの野菜で、食べたい時にさっと作ることが多いという飛田さん。具材の数を減らすと下ごしらえの手間も減って、手早く作れる鍋料理をご紹介。今回は、「油揚げと青菜のしゃぶしゃぶ」ほか2品のレシピを。

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