【有元葉子 夏の絶品レシピ】お酒と一緒に食べたい「ポルトガル料理」3選&オリーブオイルで食べるそば

夏の夜、おいしい料理を食べながら一杯。そんなときにぴったりの料理を有元葉子さんが提案。「ポルトガル料理」と「オリーブオイルで食べるそば」で至福のひとときを。

真夏の夜の宴。ほっとできるポルトガルの料理とお酒で

みんなで集まる日も、夏はなるべく手をかけない、肩の力が抜けた気軽な料理がいい。魚介と野菜をおいしく食べられるポルトガル料理は、日本人の味覚に合うようで、いつも大好評です。

焼きパプリカの前菜

網焼きして皮をむいたパプリカは、とろんとたまらない舌ざわり。ヴィーニョヴェルデ(ポルトガルの白ワイン)がすすむすすむ。

焼きパプリカの前菜

材料(4人分)

パプリカ(赤)…2個

パプリカ(黄)…1個

ケイパー(塩漬け)…大さじ3

アンチョビ…4~5本

オリーブオイル…適量

バルサミコ酢…少々

粗塩…少々

作り方

❶パプリカは皮全体がこげるまで網焼きして、熱いうちに皮をむく。ヘタと種を取り除き、キッチンバサミで縦に食べやすく切る。出てくる汁気はとっておく。

❷ケイパーは水につけて塩抜きする。


❸①を器に並べ、パプリカの汁をかける。ケイパーを散らし、アンチョビを手で縦に割きながら散らす。オリーブオイルをたっぷり回しかけ、バルサミコ酢をほんの少しかけて、粗塩をほんの少しふる。

魚介のトマト煮込み

魚介を鍋にぽんぽん入れて煮るだけだから、とっても簡単。こういう料理なら、イカもアサリもエビも、冷凍しておいたものでもOKですよ。

魚介のトマト煮込み

材料(4〜6人分)

イカ(ヤリイカなど)…大3~4杯

アサリ(砂出ししたもの)…20個ぐらい

エビ(殻つき)…大4~6尾

タコの足…1本

オリーブオイル…適量

にんにく…2かけ

白ワイン…カップ1/2

パッサータ(完熟トマトを裏漉ししたもの)…500㎖

A(サフラン…小さじ1、カイエンヌペッパー…大さじ1、スモークパプリカ…大さじ1、パプリカパウダー…大さじ1強

グリーンオリーブ…8粒ぐらい)

塩…少々

トマト…2個

作り方

❶イカはわたと軟骨をとり、食べやすく切る。アサリは殻と殻をこするようにしてため水で洗う。エビは背わたをとる。タコはぶつ切りにする。

❷鍋底に流れるぐらいにオリーブオイルをひき、たたいたにんにくを入れて弱めの中火にかける。しばらく炒めて、にんにくから香りが立ってきたら、イカ、アサリ、エビ、タコを入れて軽く炒める。

❸白ワインを注ぎ、ざっと混ぜて、Aのスパイスを加える。スパイスが全体になじんだらパッサータを注ぐ。強火で煮て、煮立ってきたら火を弱め、ふたをして少し煮る。魚介に火が通ればOK。

❹味見をして、塩で味をととのえる。最後にザク切りにしたトマトとグリーンオリーブを加えて、サッと煮る。

※バゲット(材料外)をトーストし、オリーブオイルをたっぷりかけたものと一緒にいただく。

じゃがいもとケールのスープ(カルド・ヴェルデ)

ポルトガルで食べたスープは、じゃがいもがつぶされたなめらかなものでしたが、うちで作るなら、あえて粒々を残しても。ケールが味と見た目のアクセントです。

じゃがいもとケールのスープ

材料(4人分)

じゃがいも…4個

にんにく…4かけ

ケール…2枚

オリーブオイル…適量

塩…適量

チョリソー…4切れ

作り方

❶じゃがいもは皮をむき、スライスして、塩水に5分ほどつける。

❷にんにくは芯芽を取り除き、薄切りにする。


❸鍋にたっぷりのオリーブオイルをひき、にんにくを炒める。焦がさないように火かげんしながら、香りがしっかり立つまで炒め、水気をきった①のじゃがいもを入れ、かぶるぐらいの水を注ぐ。沸騰したら、鍋中が静かに沸く程度の火かげんにして、じゃがいもが軟らかくなるまで煮る。

❹ケールはできるだけ細く切る。


❺③のじゃがいもを鍋の中でつぶし、スープの味見をして、塩を加減する。


❻スープを器に盛り、上にケールをのせて、チョリソーを浮かべる。

オリーブオイルで食べるそば

おそばにおいしいオリーブオイルをかけて、粗塩をぱらり。酒の肴や締めにおすすめの食べ方です。

オリーブオイルで食べるそば

材料(作りやすい分量)

そば(乾麵)…適量

オリーブオイル…適量

おろしわさび、粗塩…適量

作り方

❶そばはゆでて、冷水にとって締める。水気をきり、手で少量ずつとってペーパータオルの上にのせ、ペーパーで上から軽く押さえて水気をとる。

❷①を器に盛り、おろしわさびをのせる。オリーブオイルをたっぷりかけて、粗塩をふっていただく。

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