年齢とともに変わりゆく肌に加え、夏の環境が過酷さを増す今、エクラ世代にとって保湿ケアの見直しは急務。そこで、美容家 石井美保さんが大人におすすめの化粧水と、押さえるべきケアのポイントをレクチャー。今の年齢に必要なケアの積み重ねが、この夏の肌、さらには夏終わりの肌に差をつける。
いしい みほ●美容家。6月に50歳を迎えた、まさにエクラ世代。独自の摩擦レスメソッドを年齢による肌変化やコスメの進化に合わせてブラッシュアップ。多くの人を美肌に導き、自身の透明感とハリも更新しつづけている。
化粧水はコットンでも手でも、正しくつけられればどちらでもいい
「例えば、手からこぼれ落ちるようなシャバシャバの水っぽいテクスチャーなら、コットンのほうが使いやすい。ただし、コットンはたっぷり含ませるのが前提なので、もったいなく感じるなら手づけがベター。とろみのある化粧水はコットンに含ませにくいので、手でなじませたほうがオススメ。化粧水のテクスチャーや使い方に合わせて、摩擦なくより入れ込める方法を選びましょう」
【コットンの場合】“肌戻り”するコットン選び&びしゃびしゃに
コットン2枚、全面に化粧水を含ませて
コットンに化粧水が残るので、その分も計算し、コットン2枚を重ねて隅々までひたひたに浸らせるのが石井流。
トップス/スタイリスト私物
コットンはすべらせず優しく密着させる
びしゃびしゃに化粧水を含んだコットンは、ただ肌に当てるだけ。コットンから肌に潤いを転写するイメージで。
おすすめのコットン
含ませた化粧水を効率よく肌に与えられる、“肌戻り”のいいコットンを厳選するのも大事。
上:クレ・ド・ポー ボーテ ル・コトンⅡ
高品質なオーガニックシルクとオーガニックコットンを使用し、なめらな肌当たりを実現。
120枚 ¥1,100/クレ・ド・ポー ボーテ
下:パルファン・クリスチャン・ディオール プレステージ ル コットン
厳選された繊維を組み合わせ、なめらかで液含みのいい化粧水専用タイプ。
100枚¥1,540/パルファン・クリスチャン・ディオール
コットンづけにおすすめのシャバシャバタイプ
右:ラ・メール ザ・トリートメント ローション
潤いとともにエネルギーまで注ぎ込んだかのような明るいハリ肌に。たっぷりと肌の奥深くまで行き渡るように独自のジェルテクノロジーを搭載。
150㎖ ¥22,000/ラ・メール
左:クレ・ド・ポー ボーテ ローションエサンシエル A
肌の潤いを構成するアミノ酸を豊富に含む独自のプレシャス米麴発酵エキスがメイン。効果的に角層へ浸透し、細胞の中までチャージ。
170㎖ ¥14,300/クレ・ド・ポー ボーテ
【手の場合】重ねづけマスト&パッティングしない
「大人肌に必要な潤いは1回塗るだけでは足りないので、数回重ねるのが基本。ただし、昨今の化粧水は塗るだけで浸透するため、パッティングや押し込む動作など力は不要。化粧水を広げた手で肌を覆えばOK」
500円玉大を目安にたっぷり×3セットが基本
1回の量は、手のひらに広げたときに全体がびしゃびしゃになるぐらいが目安。この量をなじませるのを繰り返す。
手のひらで押し込まずピタッと包み込んで密閉
化粧水を広げた手全体で肌にピタッと密着させて3秒ほどラッピング。細かい部分は指の腹を使うと◎。
手づけにおすすめのとろみタイプ
右:ランコム ジェニフィック アルティメ エ ッセンス ローション
ぷるんと厚みのある感触でなじみ、じっくり浸透。パワフルな保水力を備え、肌の回復力を高めて抗炎症&抗酸化の作用も発揮。
150㎖ ¥9,900/ランコム
左:ゲラン オーキデ アンペリアル ゴールドノビレ ザ ゴールデッセンス ローショ ン
特別なオーキッドから抽出した成分を2層に分けて惜しみなく配合。肌の上で混ざり合い、リッチな感触で深くまで潤し、肌老化にアプローチ。
140㎖ ¥38,500/ゲラン
ただ保湿するだけではなくバリア機能を高め、潤いを自ら抱え込める肌に!
「“保湿”はスキンケアの基本。そのため、すでにできていると思いがちですが、エクラ世代こそ、年齢に合った保湿ケアが必要だと私自身も実感しています。昔のケアのままだと乾燥を招き、肌老けを加速させることに。
特に夏は、暑さ、紫外線、エアコンによる乾燥などの影響で、ひと夏を終えて秋を迎えるころには肌がしぼみ、シワができる可能性が高い。なのに、暑くてベタつきを気にするあまり、さっぱりとしたケアになりがちでは? 大人の保湿は、乾くすきを与えず、摩擦などのダメージを避けながら、肌が潤いを抱え込める状態に導くのが正解です」
撮影/岩谷優一(vale./人物) 橋口恵佑(物) ヘア/大野朋香(air) スタイリスト/今村仁美 取材・原文/楢㟢裕美 ※エクラ2026年9月号掲載