年齢とともに「顔がやせて見える」「頬がこけて、面長が強調される」と感じることはありませんか?ショートヘアは顔まわりのシルエットやボリュームのつくり方次第で、そんな大人の悩みをカバーしてくれる髪型。面長と顔やせが気になる40代・50代におすすめの、若々しく見えるショートヘアを厳選してご紹介します。
トップはふんわり、襟足はキュっと小顔ショート
ハリやコシがなくなってきた大人の髪は、全体的にボリュームがなくなりトップの根元もつぶれがち。それなのにハチ周りは広がり、思うようにスタイルが決まらないという悩みも。ふんわり感をもたらしながら品よく印象づけるなら、「トップにはレイヤーで空気感を出し、襟足はタイトに引き締めてシルエットに緩急をつけることが大事」と、「BEAUTRIUM 265」のディレクター・前田百合子さん。襟足は短く切り込まずやや長さを残してウルフ風にすることで、首を細く長く見せる効果も。くせを生かしたカットで生まれる自然な毛流れやハネで、抜け感を演出。【担当/前田百合子さん(BEAUTRIUM 265) モデル/谷脇恵美さん(主婦)】
| 髪質 | くせ |
| 細 少 柔 | あり |
Hair Dataの見方
【髪質】左から順に、モデル本人の髪質の太さ、毛量、硬さ、くせを表示しています。太=髪が太い、細=髪が細い、多=髪が多い、少=髪が少なめ、硬=髪が硬い、柔=髪がやわらかい、普=普通
【おしゃれ見えのポイントは?】
ふんわりしたトップからタイトな襟足へのメリハリ感。顔まわりには丸みをつけながら襟足を残してウルフにしたシルエットは、ジェンダーレスかつエレガントな雰囲気。
【カット】くせを生かしながらボリュームの増減を見極める
ベースは耳上のラインに設定したショートボブ。襟足は首に沿うように2〜3cmほどの長さでカットすると、くせが生きて遊び心のあるアクセントに。顔まわりは目元の長さの前髪からサイドにつなげたマッシュラインにカットし、トップからハチ上にはしっかりレイヤーを入れて空気を含んだようなふんわり感を実現。
【カラー】白髪をカバーしながらも透明感のある色選びを
ファッションカラーとグレイカラーをブレンドし、白髪はきちんと染めつつ濁りのないクリアな発色に仕上げる。カラーは、ベージュ系のシアーブラウンをチョイス。肌のトーンを明るく健康的に見せてくれる効果があり、上品で知的な雰囲気をもたらす。
【スタイリング】セット力のあるスタイリング剤を使い、毛流れをキープ
トップは根元を立ち上げるように後ろから前に向けてドライヤーの風を当て、襟足は手で押さえながら乾かしてシルエットを仕込む。ややセット力のあるライトハード系のクリームと軽めのオイルを手のひらで混ぜ、毛先から握るようになじませれば、ツヤ感と束感のある立体的な仕上がりに。
【サロン情報】
BEAUTRIUM 265(ビュートリアム ニロクゴ)
東京都中央区銀座2の6の5 銀座トレシャス4F
TEL:03-3562-6606
https://beautrium.com/
インスタグラム @beautrium_official
撮影/松尾のの(vale.) 取材・文/斉藤裕子 ※webエクラ2026年7月公開記事
重め前髪で小顔効果!ハンサムショート
「白髪が目立ち、くせも強くなって以前より髪がまとまらなくなったというエクラ世代は、ぜひショートにトライしてほしいですね」と、「LILI」の代表・三好真二さん。襟足はすっきりさせてシャープに見せながらも、後頭部の丸みや長さを残した前髪でフェミニンなニュアンスを添えているため、大人でも取り入れやすい。グラデーションカットで収まりよくしつつ、トップのランダムなレイヤーでふんわり感をつけるとどこから見ても美しいシルエットに。カラーは色味がしっかり入るナチュラルブラウンをチョイス。ちらほら見える白髪がハイライト代わりになり、おしゃれになじむのもうれしい。【担当/三好真二さん(LILI) モデル/村田一子さん(会社員)】
| 髪質 | くせ |
| 普 多 硬 |
あり |
Hair Dataの見方
【髪質】左から順に、モデル本人の髪質の太さ、毛量、硬さ、くせを表示しています。太=髪が太い、細=髪が細い、多=髪が多い、少=髪が少なめ、硬=髪が硬い、柔=髪がやわらかい、普=普通
【Side】
【Back】
【POINT】
真ん中を長めにしたV字の前髪は、左右どちらにも流せるというメリットが。長短のついた毛束の揺れ感が、表情にまろやかさと色気をもたらす。
【サロン情報】
LILI《リリ》
東京都渋谷区神宮前3の15の4 j-hill side B1F
TEL:03・3478・7020
https://www.lili-hair.jp/
LILIインスタグラム @lili.tokyo
撮影/ナラ 取材・文/斉藤裕子 ※webエクラ2025年12月公開記事
やわらかな動きとふんわり感の上品ショート
今回、ヘアモデルになっていただいたのは相原悠希さん(53歳・司会業、モデル)。
※2024年7月26日時点でのプロフィールです。
5年ほど前にボブからショートにし、好評だったため、ショートを続けているという相原さん。自身の性格に合うようなキュートさやハツラツとしたイメージに満足しているものの、「髪の生え際や衿あしにうねりが出ること、トップがつぶれることが気になっています」。 髪が伸びてくると、どうしてもクセが目立つため、1カ月〜1カ月半くらいの周期でヘアカットをしているそう。今回担当した美容師の西さんは、「全体の量感や毛先の質感をコントロールして、なるべくクセが目立たないようにしています」と、カットの方法を教えてくれました(詳しくは下で解説)。美映えショートの秘訣をさっそく教えていただきます。
【カット】スライドカットでクセを上手にカバーしつつふんわり見せ
髪を変える前のショートベースを生かしつつ、バランスよく見えるようにカットします。
「ハチまわりにクセがあり、四角いシルエットになりやすいため、トップにクセに合わせた段を入れています。やわらかな動きとふんわり感が出るように、毛先をスライドカットにしました」(西さん)
スライドカットとは、毛束を垂直に持ち上げて髪の内側をカットする方法で、髪の長さを変えることなく毛量調整ができる方法。気になるボリュームは抑えつつ、空気感が加わり、ふわっとした質感が生まれます。前髪は眉ラインの長さのシースルーバング(透け感と束感を出して、おでこが透けて見えるようにした前髪)にし、カジュアルな抜け感や華やかさを演出!
【カラー】ツヤと好感度を重視したウォームブラウンで気になり始めた白髪をカバー
白髪はあまりないほうですが、チラチラと見える白髪はやはり気になります。それを上手にカバーするために、ツヤ感の出るカラーを選びます。
「司会業もされているので、明るすぎないことも意識しました。ウォームブラウンは潤いを感じさせる色みなので、ダークでも重さを感じさせないのが特徴です」(西さん)
【スタイリング】最後にヘアセット用スプレーで仕上げると髪型がくずれ知らず!
根元を立ち上げるようにブローしてから、ストレートアイロンで、毛流れに合わせて毛先を軽く巻きます。基本的には内巻きですが、ランダムに外巻きを混ぜてもいいかも。少量のバームを手に広げ、髪にもみ込みながらカールをくずし、そのあとに全体の形を整えて。仕上げに、トップの髪を持ち上げながら、髪の隙間にヘアセット用スプレーを吹きつけて、ふんわり感をキープします。耳にかかるもみあげも、同じセット用スプレーで固めるようにして完成!
「スプレーで仕上げると、スタイルのもちがグッとよくなります。特に湿気が気になるときは、うねりが抑制できるのでスプレーが必須です」(西さん)
──自分のクセに合わせたカットを施すだけで、うねりグセのストレスが軽減されて、スタイリングが楽ちんに!
ショートは首が長く見えるので、スタイルがよく見えることにもつながります。ポジティブな雰囲気にあふれているのもショートヘアの魅力。明るい印象、小顔効果、全身のバランスをすっきり見せてくれるなど、ショートヘアならではのメリットがたくさん!ぜひチャレンジしてみましょう。
【サロン情報】
broocH(ブローチ)
東京都渋谷区神宮前5の2の5 UREJ525ビル5F
TEL:03-5778-0438
https://brooch.jp/
インスタグラム @brooch.salon
初出:OurAge 2024/7/26