近年増え続けるスモールラグジュアリーホテルは、自分のペースでゆったりと過ごせる"ひとり旅"にぴったり。今回は、水辺にたたずむ静岡県・伊豆にある注目の3軒をご紹介。
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おちあいろう
明治7年創業。伊豆の狩野川の畔にたたずむ「おちあいろう」は、島崎藤村や川端康成など、文化人に愛されてきた老舗旅館。国の有形文化財に登録されている建物には、随所に歴史を感じる意匠が施されており、館内を歩くだけで心が弾む。趣の異なる客室からは、狩野川や四季折々の庭園の景色を望むことができ、広々としたラウンジでは、ワインを片手に読書をしたり、窓の外を眺めながら静かに思いを巡らせたり……。時の流れを忘れ、穏やかなひとときを過ごして。
温泉は源泉かけ流しで、洞窟風呂、露天風呂、内風呂の3種類。保湿効果が高く、美肌の湯としても知られている。サウナも5種類あり、2025年に「サウナシュラン」にて殿堂入りを果たした。有料の貸切バレルサウナは、目の前を流れる狩野川が水風呂。大自然を感じながら、極上の“ととのい”体験を!
日本の食材の豊かさを感じられる、滋味深い和食は絶品。朝食は、季節の焼き魚を主役にした定食スタイル。本わさびをのせていただく白ごはんが、1日のはじまりを特別なものにしてくれる。
INFO
静岡県伊豆市湯ケ島1887-1
☎︎0558-85-0014
1泊1室1名利用時¥106,850〜
公式ホームページ
アルカナ イズ
伊豆半島・中伊豆にある森に囲まれたフレンチオーベルジュ「アルカナ イズ」。2024年には「ミシュランガイド」のホテルセクションで1ミシュランキーを獲得し、大人のための隠れ家として支持を集めている。全16室の客室はすべてスイート仕様で、源泉かけ流しの専用露天風呂付き。客室の大きな窓からは、清流や木々を望むことができ、目に映るたびに癒される。24時間常駐のバトラーが、到着から出発まできめ細やかにサポートしてくれるのもうれしいポイント。日常から離れ、自分自身と静かに向き合う時間がここにはある。
相模湾と駿河湾で水揚げされた魚介や、天城連峰が育んだ山の幸を、フレンチの技法とシェフの自由な発想でアーティスティックなひと皿へ昇華。どの料理も驚きがあり、伊豆の豊かな恵みを存分に感じられる。レストランにはカウンター席、一段高いオペラ席、半個室のテーブル席があり、シェフやバトラーとの会話も楽しみながら、唯一無二の食体験を。
「River Wing Suite」は、幅10mのバルコニーが魅力。目の前を流れる狩野川と、生い茂る緑を眺めながら、露天風呂に浸かったり、森林浴をしたり……デジタルデトックスが叶う。部屋にはテレビをあえて置いていないが、希望すればプロジェクターを借りることも可能。
INFO
静岡県伊豆市湯ヶ島1662
☎︎0558-85-2700
1泊1室1名利用時¥87,500円~¥175,500
公式ホームページ
伊豆ホテル リゾート&スパ
伊豆・熱川高原の高台に佇む、全26室すべてがオーシャンビューのスモールラグジュアリーリゾート。客室からはもちろん、ホテルのシンボルともいえる開放的なテラスからも、海と空が一面に広がる雄大な景色を望める。満月の頃、条件が揃えば、夜の海に月明かりが一筋の光となって伸びる「ムーンロード」が現れることも。その幻想的な光景を目当てに訪れるのもいい。ホテル内には、南国ムードが漂う広大なガーデンもあり、ドリンク片手に足湯を楽しめる。夕方にはオレンジ色に染まる空、夜には満天の星空を満喫して!
高い天井が開放感をもたらす客室は、ニュートラルな色調のインテリアが、上質なムードを醸し出す。テラスには温泉露天風呂が設けられ、好きなときに湯浴みを楽しめる。アメニティも充実しており、ホテルオリジナルのスキンケアセットは「ザ・デイ・スパ」がプロデュース。ダマスクローズの甘く上品な香りに包まれながら、心ほどけるケアタイムを。
夕食と朝食は、洋食と和食から好みに合わせて選べる。いずれも伊豆の海と山の恵みをふんだんに取り入れ、趣向を凝らしたコース料理に仕立てている。洋食を味わう「Dining WAVE」は、西棟4階の最上階に位置し、海側の席からは太平洋と伊豆諸島を一望できる。和食の夕食は、割烹コースとしゃぶしゃぶコースの2種類から選択可能。生ビールやワイン、日本酒などのドリンクはフリーフローで提供されており、料理とのペアリングを自由に楽しんで。
INFO
静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1457-30「リゾートパーク伊豆あたがわ」 別荘地内
☎︎0557-22-5151
1泊1室1名¥66,500〜(夕朝食付き、入湯税別)
公式ホームページ
取材・文/海渡理恵