小林麻美さんの愛用アイテムとスタイルを語るファッション連載。いつでも自分らしく装う、その"素敵”の秘密とは?
足もとはメンズライクシューズ
小林さんのトラッドスタイルに寄り添ってきたハンサムシューズ。セルフヴィンテージとなったエキゾチックレザーのローファーを筆頭に、大人の女性だから似合う、マニッシュな足もとの楽しみ方を聞いた。
「黒のレースアップシューズはハワイで購入したエルメス。40年以上大切にしてきたクロコダイルのモンクシューズはラルフ ローレン」。フォーマルな品格を備えた名品を日常着にさらりと合わせる、そのバランス感覚に小林さんらしさが光る
知性と華やぎを兼ね備えたメンズシューズが頼もしい相棒
shoes : J.M. Weston jacket : BEAUTY & YOUTH skirt : Courrèges watch:Cartier
「トラッドは私のおしゃれの原点。シューズにかぎらずメンズライクなアイテムは10代のころから愛用していました」と小林さん。学生時代の定番、プレッピースタイルの足もとにもローファーを合わせた。モデルの仕事を始めてからは、特にクロコやパイソンといったリュクスな素材に魅了された。
「エキゾチックレザーが大好きなんです。数十年前に手に入れたクロコのシューズは、今もタイムレスに美しい。最近はスニーカーに頼りがちでしたが、今日久しぶりに履いてみて、改めて魅力を再認識しました」。
存在感のある素材だけに難易度が高そうだが、その流儀はいたってシンプル。「エキゾチックレザーだからといって構えず、いつもの装いに気軽に取り入れるのがコツ。今日はスカジャンとデニムで遊んでみましたが、紺ブレやチェック柄のスカートなど、ベーシックなアイテムで受け止めることも多いです」。
時代の空気感もさりげなく取り入れながら、自分の本当に好きなものを大切にする。その足もとには、小林さんならではの揺るぎないスタイル哲学が息づいている。
「リッチなたたずまいのクロコ素材のローファーは、30代のときに購入したJ.M. ウエストンのもの。重厚感ある正統派アイテムだからこそ、スカジャンとデニムスカートでスポーティな要素をプラスしてみました。素足で無造作に履くのが好きです」
こばやし あさみ●’53年、東京生まれ。’72年に歌手デビューし、モデル、俳優としても活躍。’84年、松任谷由実が日本語訳詞した『雨音はショパンの調べ』が大ヒット。結婚を機に引退するも、’16年に雑誌の表紙で25年ぶりにカムバック。公益財団法人 日本服飾文化振興財団の評議員を務める。
model:Asami Kobayashi photography:Akinori Ito(aosora) hair:KENICHI (sense of humour) make-up:Megumi Matsumoto styling assistant:Rena Suzuki interview&text:Akane Chuma ※掲載アイテムは私物のためショップへの問い合わせはお控えください。 ※エクラ2026年9月号掲載