ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉ
週末の朝、ほんの少しだけ背筋を伸ばして出かけた先は、世田谷区等々力。
ASAKO IWAYANAGIの姉妹店三店舗が点在するこのエリアは、まるでスイーツの小さな王国。
静かな住宅街の空気に溶け込むように佇む、ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉは、まさに大人のための隠れ家です。
扉を開けると、コンクリート打ちっぱなしの静謐な空間。
無機質で直線的なインテリアは深呼吸したくなる心地よさ。
棚に並ぶのは、アスティエ・ド・ヴィラットの繊細な器たち。
日常から少し離れた“特別な時間”が、ここには流れています。
この日予約していたのは、話題のクレープモーニングコース「クレープ ウフ ベネディクト パルフェバンビ付き」。
まず最初に運ばれてきたのは、ネギのスープとコーヒー。ひと口含むと、ネギのやわらかな甘みがじんわりと広がり、身体の内側から静かに目覚めていくよう。決して主張しすぎないのに、確かな余韻を残す一皿。
続いて登場したのは、クレープ ウフ ベネディクト。いわゆるエッグベネディクトを、しなやかなクレープで包み込んだ一品です。ナイフを入れると、とろりと流れ出す卵黄とソース。アスパラの瑞々しさ、ベーコンの旨みがやさしく重なり合い、どこまでも穏やかで洗練された味わい。華やかさの中に、どこか“ほっとする”安心感があるのが印象的でした。
そして、いよいよ主役の登場。パルフェバンビ——この日は静岡県産メロン。
テーブルに並べた瞬間、思わず息をのむ華やかさ。三つ並べた光景は、まるでアートのような美しさでした。
ひと匙すくうと、メロンの瑞々しさが際立ちます。甘さに頼るのではなく、素材そのものの透明感を活かした味わい。そこにルッコラのようなハーブのニュアンス、バニラやメロンのアイスクリームが爽やかな余韻を添え、どこまでも軽やか。添えられたココナッツサブレの軽やかな食感も、全体を引き締める絶妙なアクセントに。
中のコンポーネントもまた、果実の持つ自然な甘みが主役。いわゆる“パフェ”の枠を超え、これはもはやフルーツを再構築した一皿のデザート。——いえ、もしかすると“デザート”という言葉すら、少し違うのかもしれません。
ただ一言。
とにかく、おいしい。
その余韻に浸りながら、帰り道にはASAKO IWAYANAGI PATISSERIEへ。
ASAKO IWAYANAGI PATISSERIE
パフェ
クロワッサンやパン・オ・ショコラ、サブレ缶に加え、珍しいほうじ茶のティーパック、さらにはケーキやパフェに至るまで。
自宅でもこの世界観を少しだけ持ち帰れるのが嬉しいところです。
慌ただしい日常の中で、こんなふうに“朝を慈しむ時間”を持てること。それ自体が、何よりの贅沢なのかもしれません。
東京にはまだまだ素敵な場所があるけれど、ここは間違いなく「知らないと損する」一軒。
次の週末、ほんの少しだけ早起きして、訪れてみてはいかがでしょうか。
📍ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉ
住所
東京都世田谷区等々力4-5-9 2F
電話番号
アクセス
東急大井町線「等々力駅」から徒歩約3分
住宅街の中にあるため、少し分かりづらい“隠れ家立地”です。
公式ホームページhttps://shop.asakoiwayanagi.com/about?utm_source=chatgpt.com
ご一緒してくださった、集英社「エクラ」華組の理砂さん、佐和さんにも心より感謝を。