【角田光代さんの人生最高の宿】「高級」の概念が変わる『帝国ホテル 東京』

各分野の第一線で活躍し、日本各地、世界の土地を知る人たちはどんな宿を選んでいるのか。今回は、作家・角田光代さんが選ぶ「私の人生最高の宿」を紹介。

作家・角田光代さん

帝国ホテル 東京/東京都・日比谷

帝国ホテル

昨年、開業135周年を迎えた歴史あるホテル。館内にはフランス料理「レ セゾン」や、フランク・ロイド・ライトによる旧本館の面影を今に伝える「オールドインペリアル バー」など大人がくつろげる極上のレストランやバーがそろう。各客室からは、16haに広がる日比谷公園や、皇居、銀座界隈を望める。営業を継続しながら建て替えを始め、’36年には「帝国ホテル 東京 新本館」が完成予定。

帝国ホテル
帝国ホテル

「高級」ということへの概念が変わりました
最近のホテルはロビーやトイレをやけに暗くしたり、スタッフが機械的だったり、訪問者に「圧」を感じさせたりすることで「高級感」を出しているところが案外多いように思うのですが、帝国ホテルのホスピタリティのすばらしさを味わって、「高級」ということへの概念が変わりました。接客のときの、親身になってくれる具合や距離感が絶妙で、ホテルとはいえ、やはり人と人との関係が基軸なのだと思わせてくれました。そして、宿泊時の安心感が圧倒的。朝食も種類が豊富でおいしく、窓から日比谷公園が見えるのも気持ちがいいです。

Data
東京都千代田区内幸町1の1の1
☎03・3504・1111
2名1室利用の1泊1名¥33,900~
(写真は本館レギュラーフロア
パークビューコーナースイート¥215,500~)
https://www.imperialhotel.co.jp/tokyo

角田 光代
角田 光代

かくた みつよ●’67年、神奈川県生まれ。近著に『明日、あたらしい歌をうたう』(水鈴社)がある。

取材・原文/本誌編集部 ※エクラ2026年6月号掲載

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