今、大阪での話題と言えばフェルメール展。
フェルメールと言えば《真珠の耳飾りの少女》。
今回、14年ぶりに日本にやってきた少女に、もう一度会ってきました。
こんにちは
チームJマダムメンバーのマサコです
今回の展覧会は入場が抽選制になるほどの人気ぶり。
「これは、なかなか当たらないかも……」と思っていたところ
ラッキーなことに家族に連れて行ってもらえることに!
実は私、《真珠の耳飾りの少女》を見るのは今回が2回目。
14年前、神戸で開催された「マウリッツハイス美術館展」で初めて実物を見ました。
今回も楽しみにしていたのですが、ちょっと気になっていたことが。
展示作品は全部で12点。
それで入場料は3,000円。
物価高の今とはいえ、
「……ちょっと、お高くない?(笑)」
なんて思っていたんです。
ところが、実際に会場に入ってみると、その印象は少しずつ変わっていきました。
どこから見ても目が合うような、不思議な感覚になります
フェルメールだけではなく、宗教画、風景画、静物画など、西洋絵画の歴史や見どころを紹介。
オランダを代表するキャラクター、ミッフィーも登場して、難しくなりがちな西洋美術を楽しく知ることができる構成になっていました。
フェルメール作「ディアナとニンフたち」
美しい色合い、そして今にも動き出しそうに感じました
フェルメールが残した作品は、現在確認されているものだけでも36点ほど(37点とも所説あり)
その一つひとつをさまざまな角度から分析し、カテゴライズした映像などもあり、作品数が少ないことを感じさせない工夫がされていました。
そこで投げかけられていたのが、
「なぜ《真珠の耳飾りの少女》は、人々の心をひきつけるのか?」
という問いでした。
《真珠の耳飾りの少女》が飾られる展示室はこんな感じ。蛇行しながら作品に近づいていきます。誰もがカメラでその美しさを残そうとしています。
少女は「誰でもなく、誰でもある」
《真珠の耳飾りの少女》は、特定の誰かを描いた肖像画ではなく、「トローニー」と呼ばれる、人物の表情や特徴などを研究するための人物像として描かれたのではないか、といわれています。
つまり、この少女は「誰か」ではない。
だからこそ、 誰でもあり得る。
そんなふうにも見えるのかもしれません。
14年前に見たとき、私はただ
「なんてきれいな少女なんだろう」 と、その美しさに見入っていた気がします。
でも今回は、少し違って見えました。
少女がこちらをまっすぐ見つめている。 その目から逃げられないような、不思議な感覚。
「あなたは、自分の中にある美しさをちゃんと大切にしている?」
そんなことを問いかけられているような気がしたのです。
フェルメールは、この少女をどんな思いで描いたんだろう。
もし聞けるなら、聞いてみたい。
そんなことを考えながら、少女を見つめました。
《真珠の耳飾りの少女》に使われた顔料。青いターバンの顔料はラピスラズリの当時は最高級の顔料を使用しているそうです
14年前にはできなかった見方が、今の私にはできる。
同じ作品なのに、見る自分が変わると、感じることも変わる。
これもまた、美術館に何度も足を運びたくなる理由なのかもしれませんね。
今回は、実際にもう一度見ることができて本当に良かったです。
仕事帰りにダッシュで美術館へ滑り込みました