美しい宮古島の、その先へ。島に受け継がれる「薬草」をめぐる旅
宮古島を訪れると、青く透き通る海、白い砂浜、洗練されたホテルやカフェ。
年々変化していく島の姿に、旅するたびに心が躍ります。
一方で、そんな華やかな観光地の風景の中で、少しずつ姿を消しているものがあることをご存じでしょうか。それが、昔から島の人々の暮らしの中で大切にされてきた「薬草」です。
今回、ミナト食堂のオーナー・上地みゆきさんが開催する
「宮古島 薬草ツアー」に参加してきました。
島の植物を見守る、薬草の案内人
みゆきさんは、島の植物を日々見て回り、まるで“植物パトロール”をするように、宮古島のあちこちに自生する植物を見守っています。
今回のツアーでは、車で島を巡りながら、普段なら見過ごしてしまいそうな植物をひとつひとつ教えていただきました。
宮古島の道端や空き地、防風林の中。
「こんなところに薬草が?」
と思うような場所にも、昔から島の人々に利用されてきた植物がひっそりと生きています。
植物の名前を知るだけではありません。
実際に手に取って、香りを嗅いで、特徴を観察しながら、その植物がどのように利用されてきたのか、その薬効や暮らしとの関わりまで教えていただきます。
さらに、採取した薬草をどのように料理に使うのか、煎じ方や、家庭で育てる方法まで。まさに、「見る」だけでは終わらない薬草ツアーです。
観光の島の裏側で、失われつつあるもの宮古島は、ここ数年で大きく姿を変えています。ホテルやマンションが建ち並び、新しいカフェやショップも増え、観光地としての魅力はますます高まっています。
けれど、その一方で、土地改良や開発によって、昔から島のあちこちにあった植物が少しずつ姿を消しているそうです。かつては、それぞれの家の庭先に当たり前のようにあった木や薬草。
観賞用として新しく持ち込まれた植物に植え替えられてしまいました。庭先のパパイヤや島バナナもそうです。私自身、以前訪れた宮古島と比べても、島の風景がずいぶん変わったと感じています。
高級ホテルが立ち並び、素敵なカフェが増えていく宮古島。その華やかさの裏側で、島で昔から受け継がれてきた植物や、そこにまつわる知恵が失われつつあることを知りました。
台風のあとだからこそ、見えた植物の強さ
今回のツアーは、ちょうど台風が過ぎたあと。
強風によって枯れてしまったり、飛ばされてしまったりした植物も多く、いつもなら見つけられる薬草がなかなか見つからない場面もありました。けれど、そんな中でも台風に負けずに残っていたパパイヤや、防風林として植えられている植物などを見ながら、みゆきさんが島のあちこちを案内してくださいました。
約120分の植物めぐり。
普段なら「台風が大変だった」で終わってしまうところを、植物の姿を通して見ることで、改めて自然の力強さを感じる時間になりました。
季節が変われば、出会う薬草も変わる
薬草は一年中同じ姿を見せてくれるわけではありません。季節によって花が咲いたり、葉が茂ったり、実をつけたり。その時期だからこそ出会える植物があります。
だからこそ、今回だけではなく、季節を変えて何度も参加してみたいと思いました。
宮古島というと、美しい海やリゾートホテル、グルメやカフェを目的に訪れる方が多いと思います。もちろん、それも宮古島の大きな魅力。
でも、何度か訪れているからこそ、次は少し違った島の表情を見てみるのもおすすめです。
宮古島を訪れる機会があれば、ぜひチェックしてみてください。
今日も読んでいただきありがとうございます⭐︎
楽しい夏休みをお過ごしください^^