食欲も落ちる暑い日々が続く夏。そんな盛夏のティータイムを彩るのは、目にも涼やかな日本のお菓子。ひんやり、のどごしなめらかな美味ぞろい。全国の選りすぐりの涼菓で、極上の時間を。
金木戸屋「笹巻羊羹」
奥飛騨の自然を閉じ込めた笹の香りで体も心もリフレッシュ
山の空気を吸い込んだような青々しい笹の香りがふわっと漂う。奥飛騨に自生する笹に羊羹液を流し入れて固め、いぐさで結ぶ。ひとつひとつを手作業で仕上げている。羊羹に笹の葉脈が写り、自然が生んだ絶妙なデザインに。小豆、砂糖、寒天だけで作られた羊羹はすっきりとシンプルな味わい。自然と手仕事の粋がつまった約100年間受け継がれてきた飛騨の銘菓。夏は冷やして。
岐阜県飛騨市神岡町船津1077の1
☎0578・82・0172
10個入り¥2,140 取り寄せ可
日本橋 長門「切羊かん」
むっちりした口当たりの竹皮に包まれた蒸し羊羹。拍子木に切られ、気軽にほおばれる大人のおやつ。アイスコーヒーとぜひ。
東京都中央区日本橋3の1の3
☎03・3271・8662
1包14本入り¥890 取り寄せ不可
三英堂「花のしずく」
宝石のようなお菓子を小箱に詰めて夏のひそかな“私だけの愉しみ”
ガラスの蓋物に宝石のようなお菓子を入れれば、キラキラ輝く夏の情景が現れる。これこそ眼福。薄氷をかじるようなシャリッとした口当たり。儚く消える口溶けのよさ、キレのよい甘さに暑さを忘れる。松江は三大菓子処に数えられ、茶の湯文化に根づいた和菓子の聖地。老舗の4代目主人が色とりどりの花から滴り落ちるしずくをイメージして考案したモダンな味の琥珀糖。
島根県松江市寺町47(寺町本店)
☎0852・31・0122
1箱¥810 取り寄せ可
撮影/木村 拓 スタイリスト/西﨑弥沙 取材・原文/北村美香 ※エクラ2026年7・8月合併号掲載