【川上ミホさんの絶品鍋】スパークリングワインに合う「パクチー餃子鍋」

ワインに合う鍋料理レシピは、ぜひ覚えておきたいところ。今回は、フードディレクターでソムリエの川上ミホさんが、「パクチー餃子鍋」レシピをご提案。ロゼのスパークリングワインは、エスニック味にぴったり!
Profile
川上ミホさん

川上ミホさん

フードディレクター、ソムリエ。東京と軽井沢で2拠点生活を送る。軽井沢の庭先にフィンランドのバレルサウナを設置し、家族3人で楽しんでいる。「サめし」は麻婆豆腐か参鶏湯。
「ワインに合わせる鍋は基本的におつまみになる食材、うま味のある肉や魚介をメインにして、ワインの中にある要素と鍋の中の要素を合わせるとうまくいきます。例えばスパイシーで濃厚な赤ワインにはスパイスが効いた食べ応えのある鍋、ハーブや柑橘系の香りの白ワインにはさわやかなハーブ鍋というふうに。鶏肉には白、豚肉にはロゼ、鴨肉やラム肉には赤など定番の合わせ方もベースにして、和風鍋の野菜をハーブに変えたり、スパイスなどで洋風やエスニック風にアレンジしてもいいですね」

大盛りパクチーの香りを楽しむ パクチー餃子鍋

焼き餃子でも水餃子でもないスープ餃子。パクチーは薬味というより具としてたっぷり餃子にからめてがっつり味に。

パクチー餃子鍋

材料(4人分)

豚ひき肉…300g
白菜…200g
香菜…4束

A

にんにく(すりおろし)…1片分
塩…小さじ1弱
ごま油…小さじ1

餃子の皮…40枚


B
顆粒鶏ガラスープの素…大さじ11/3
湯…800㎖

しょうゆ、酢、食べるラー油…各適量

作り方
❶白菜はみじん切りにし、香菜はザク切りにする。しょうゆ、酢、食べるラー油は混ぜ合わせてタレを作っておく。

❷豚ひき肉、白菜、Aを練り混ぜ、餃子の皮で包む。

❸鍋にBを沸かし、②の餃子を入れて煮る(鍋の大きさに合わせて半量ずつでもOK)。餃子に火が通ったら、香菜をのせる。取り分けて、①のタレをつけていただく。

\合わせたのは/

ロゼの【スパークリング】

ロゼのスパークリング

「ロゼは合わせられる料理の幅が広く、特にエスニック味にはぴったり! キュート系のロゼより硬派系のロゼが料理には合います」

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