金沢の和菓子文化のなかでも、ひときわ存在感を放つのが江戸時代から続く老舗。何百年もの間愛され続けるお菓子には、時代を超えて受け継がれてきた確かな美味しさと、どこか凛とした佇まいが息づいています。今回は、大切な人への贈り物や自分へのご褒美にも選びたい「江戸時代創業の老舗和菓子」をご紹介します。
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圓八の「あんころ餅」
創業元文2年の老舗和菓子店「圓八」の代表銘菓「あんころ餅」(1包 520円)は、金沢土産に外せない定番和菓子。3日間かけて丁寧に仕上げたなめらかな餡と、やわらかくもっちりとした餅が織りなす、飽きのこない味わいが魅力です。包みを開くと広がる竹皮のほのかな香りが餡の風味を引き立て、老舗ならではの上品なおいしさを楽しめます。
DATA
圓八
石川県白山市成町107
☎︎076-275-0018
8:00~17:30
休/1月1日
松葉屋の「月よみ山路」
創業170年以上の歴史を持つ老舗和菓子店「松葉屋」。看板商品として長年愛され続けている「月よみ山路」(1本 950円)は、大粒の栗をたっぷりと使った栗むし羊羹です。ほどよい甘さとほっくりとした栗の風味、竹皮から移るほのかな香りが見事に調和した、上品で奥行きのある味わいが魅力。手土産にも喜ばれる、金沢を代表する銘菓です。
DATA
松葉屋
石川県小松市大文字町69
☎︎0761-22-0120
9:00~18:00(月〜土※水のぞく)
9:00〜16:00(水・日・祝)
休/無休
落雁 諸江屋の「わび」の花柄箱
落雁を中心に金沢の菓子文化を今に伝え続ける老舗和菓子店「落雁 諸江屋」。ここに訪れたらぜひ手に入れたいのが、和三盆製の加賀落雁を詰め合わせた「わび」の花柄箱です。先代6代目・吉太郎氏が考案した特製の日本画調の花柄箱に、季節の風情を感じる落雁を詰め合わせた趣ある和菓子。花柄箱は8種類が通年販売されており、夏の時季には朝顔を描いた「1段詰花柄箱 朝顔」(777円)が季節感を添える贈り物としておすすめです。
DATA
落雁 諸江屋
石川県金沢市野町 1 - 3 - 59
☎︎076-245-2854
9:00~18:00(1月~3月20日は冬季営業で9:00〜17:00)
休/木曜日
あめの俵屋の「俵っ子」
創業天保元年、金沢で最も古い老舗飴店として知られる「あめの俵屋」。金沢で古くから親しまれてきた、米と大麦から作る伝統の「じろあめ」を食べやすい粒状に仕上げた「俵っ子」は、お土産にも人気の一品です。定番の「つぶあめ」と「しょうが」(各1,026円)に加え、夏には石川県能登地方の藻塩を使った季節限定の「藻塩飴」(1,188円)もラインナップ。やさしい甘さとほどよい塩味のバランスが絶妙で、暑い季節のおやつや塩分補給にもぴったりです。
DATA
あめの俵屋
石川県金沢市小橋町2-4
☎︎076-252-2079
9:00~17:30(月〜土)
9:00~17:00(日)
休/不定休
取材・文/伊佐治里保