新幹線の窓から五重塔の姿が見えると、「あぁ、京都に来たんだな」としみじみ実感させてくれる風景。私にとって京都を象徴する存在です。
今回訪れたのは、ちょうど五重塔の「初層内部」を拝見できる特別公開の日。
「これは良いタイミングに訪れたものだ」と、さっそく参拝することにしました。
パンフレットには「国宝・梵天像」
東寺の南大門からスタート🚶
進んでいくと「食堂(じきどう)」で、草場一壽氏の「陶彩画展」が行われていました。
有田焼の手法を用いた「焼き物の絵画『陶彩画』」とのこと。
華やかな有田焼は私の大好きな陶器なので、期待を胸に足を踏み入れてみることにしました。
作品の美しさが伝わるでしょうか
残念ながら会場内は写真撮影NGとのこと……。
本当に、この作品たちの素晴らしさをブログで直接ご紹介できないのが惜しくてなりません。 せめて、こちらのリーフレットからその雰囲気だけでもご覧いただければと思います。
実際に目の当たりにした色彩の美しさ、そして作品の大きさと、そこから放たれるパワーにはただただ圧倒されました。 角度によって色彩の表情が変わり、力強いというよりは、どこまでも美しい。 繊細でありながら、息をのむほど神々しいエネルギーに満ちあふれていました。
国宝エリアへ
無事に拝観受付も済ませ、いよいよお目当ての国宝ゾーンへ突入です。
「好日門」から特別公開の内部へと向かいます。
国宝へと続く「好日門」
予想はしていたもの、「講堂」「金堂」の内部ともに撮影はNG、、。
講堂に入ると、中央には「大日如来」が鎮座され、その周囲を帝釈天や不動明王などの国宝が取り囲む、圧倒的な立体曼荼羅の世界が広がっています。
そして金堂には、学生時代の社会の教科書で何度も目にした「薬師三尊」のお姿がありました。
重要文化財「講堂」(室町時代)
国宝「金堂」(桃山時代)
年を重ねた今だからこそ、ようやくこの歴史の重みや、何百年と受け継がれてきたものの貴さが身に沁みてわかるようになりました。
若い頃であれば、きっと10分もすれば出てきてしまったであろうお堂。
ですが今回は、気が済むまでゆっくりと、心から頭が下がる思いで拝見しました。
ついに「五重塔」を間近に
更に先に進むと、青葉の影からついにあの「五重塔」が姿を現しました! 総高55メートル、間近で見上げるその姿は、遠くから眺めていた時とはまた違った見ごたえを感じます。
東寺の五重塔は、826年に創建が着手されて以来、4度もの焼失を繰り返してきたのだそう。現在の塔は1644年、徳川家光の時代に再建されたものなのだとか。
青葉の影から姿を現す「五重塔」
約400年もの間、ここに立ち続けている建物。
近くで見ると、緻密に組まれた屋根の構造や支柱部分の細工に、当時の職人たちの手作業(!)の技術に圧倒されてしまいます。
緻密な作りを間近で
「初層内部」を拝見することができました。
中へ一歩足を踏み入れると、中心にある心柱を取り囲むように、四体の仏様がそれぞれ背を合わせるようにして厳かに鎮座されています。
かつては華やかであっただろうと思われる極彩色の壁画や、上層へと続くはしごのように急な階段の姿も。
(こちらも内部は写真撮影がNGでしたので、下の写真をのは一途を参照くださいね)
塔内の配置図
塔が美しく映える瓢箪池。
setup/ moncabinet
inner/ moncabinet
hat/ PRADA
shoes/ adidas
塔の前には美しい庭園と大きな池もあり、鴨や亀が優雅に過ごしていました。
お茶で一休み
国宝エリアの後は、ちょっと休憩。
甘い和菓子と温かいお茶にホッとします。
三色団子、わらび餅。抹茶とほうじ茶。を
お抹茶をいただきます
東寺内にある勧学院「観智院」へ
こちらは宮本武蔵が見を隠していたところだそうで、最後に訪れてみました。
そろりと歩いても、キュッと音がする「鴬張り」の廊下
五大虚空蔵菩薩や、愛染明王、宮本武蔵が描いたとされる、「鷲の図」「竹林の図」など見応えがあります。
天気もよく、心地の良い風も感じました。
手入れの行き届いた中庭。風情があります
枯山水の庭も拝見できます
現代アート、国宝の内部、歴史ある子院まで、東寺の魅力をフルコースで味わった大満足の1日となりました。
半日もあればゆっくり周れます。
京都駅周辺での寺院巡りに足を運ばれてはいかがでしょうか。
春の特別拝観:〜5/25
陶彩画展:〜5/31