国内とは思えない美しい自然が広がる沖縄地方。透き通る海でのシュノーケリングや、沖縄独自の文化にも触れられるアクティビティが満載。宮古島や石垣島など個性豊かな離島への旅もおすすめ。
※本記事の内容は、取材時点の情報になります。最新情報につきましては、直接各ホテルまでお問い合わせください。
ローズウッド宮古島
紺碧の海と白砂に溶け込むようなインフィニティプール。琉球石灰岩が多い宮古島には、山も地表を流れる川もないため、土が海に流れ込むことなく、透明度の高い美しい海が保たれている。青の絶景に癒されてみたい。天候と潮位によりプールセッティングは変わる
自然と心地よくつながる究極のリラックスを贅沢に
空港から車で、緑に囲まれた小高い丘にたたずむエントランスロビーに到着すると、すでに別世界感に包まれる。パノラミックに見渡す広々とした敷地は、まるで青と緑と白で描いた絵画のよう。小さな岬に広がる『ローズウッド宮古島』は、島ならではの独特な岩層、宮古ブルーと呼ばれる青い海、サンゴに由来する白い砂浜といった大自然に囲まれた絶好の立地だ。ローズウッドは、世界各地にウルトラ・ラグジュアリーなホテルやリゾートを展開するブランド。「センス・オブ・プレイス」を哲学とし、その場所ならではの特別な時間と体験を提供する。
客室タイプにはヴィラと、より贅沢なハウスがあり、55室のすべてがオーシャンビュー、かつプライベートプールつき。室内は上品なベージュを基調にしたやわらかなカラーリングで、部屋にいても、島の自然とつながるような落ち着きが感じられる。家具やインテリアから建築まで、デザインを手がけたのは、オランダを拠点に世界で活躍する建築家ピート・ブーン氏。天然素材に直線を組み合わせた構築的なフォルムは、日本らしさをも思わせる。
客室で海を眺めながらプールに入ったり、チェアでそよ風を感じながら寝そべったり、宮古ブルーのハーブティーを味わったり、と、自由気ままに過ごす時間が、まずは贅沢。時に、鳥が訪れて愛らしい鳴き声を聞かせてくれる。RWのロゴが入ったスリッパは、中がふわふわで抜群の履き心地だ。
滞在中は、ぜひ「Asaya Spa」にも出かけたい。ローズウッドでは、先進的なウェルネスブランド「Asaya」の体験はマスト。宮古島の雪塩を用いた足湯から始まるトリートメントはもちろん、広々としたスタジオでの朝のヨガやストレッチにもトライしたい。
3つのダイニングがあるのは、海と一体化するようなインフィニティプール付近の開放的なエリア。料理や飲み物は、島の食材を用いるだけにとどまらず、巧みにひとひねりされて、新しい表現に昇華されたおいしさだ。
アオウミガメが訪れる海には伝説も多く、近隣には古くからのパワースポットもある。天気しだいでは、夜空に天の川や南十字星も見つかるはず。海外まで行かずとも、飛行機でひとっ飛びで、世界レベルのリゾート体験ができるのが『ローズウッド宮古島』。最低2、3泊して、心と体をゆったり解き放ち、エネルギーをチャージしたい。
プールサイドで寝そべっていると、周囲を海に囲まれているような気分になる。ビーチに面したメインプールは、海に溶け込むようなデザイン。
3つのダイニング、バーと、プールがあるメイン棟。クリームやサンドベージュの色構成がスタイリッシュ。
オールデイダイニング「NAGI」では、テラスで、風を感じながらリラックスして食事を。
屋外の温水バイタリティプールや屋内のハイドロセラピープールなど、無料の温浴施設も充実している。
ヴィラのテラスでは気ままにくつろいで
ヴィラ外観は、琉球石灰岩の壁と平らな陸屋根を組み合わせた構築的なデザイン。景観に溶け込みつつ存在感を発揮
Data
沖縄県宮古島市平良荷川取1068の1
☎0980・79・8899
全55室
宮古空港から、車で約20分。下地島空港から、車で約30分。
www.rosewoodhotels.com/jp/miyakojima
撮影/山口規子 取材・文/坪田三千代 本誌編集部 ※エクラ2025年6月号掲載
One Suite THE GRAND(ワン スイート ザ グランド)
古宇利島は、本島北部の本部半島から、橋で渡れる離島。遠浅の美しい海に囲まれ、自然の浜が残る島は、近年、観光地としても人気が高くなった。島で最も優雅で贅沢な滞在をしたいなら、泊まるべきは『One Suite THE GRAND』。館内は、天然素材を用いたナチュラルなテイストでまとめられた、大人が安らげる上質な空間だ。22室ある客室は、すべてがオーシャンビュー。テラスやビューバスなどでは、自然を身近にリラックスできる。ガルニエ・チボーのバスローブや自分好みで作るバスソルトなど、部屋で快適に過ごすための多くのディテールも、ホテル好きの心の琴線に触れるはず。
海からの風が心地よく吹き抜けるプールサイドでは、空と海、そしてプールの青に身も心もゆだねてお昼寝したい。午後のハッピーアワーには、シャンパーニュもフリーフローで
最上級の「オーシャンビュー パノラマ スイート」。一面ガラス張りの広いリビングとテラスには屋外ジャクジーも備わる。記念日には特別なおもてなしも。4人まで宿泊できる客室
テラス部分にジャクジーを備える「プレミアオーシャンビュー」は3室のみ。直接インフィニティプールにアクセスできるので、プールとジャクジーとをたっぷりと満喫できる
美しい夕日を眺められる開放的なレストラン。宿泊者はディナーと朝食をここで
古宇利島へは、ターコイズブルーの遠浅の海を眺めながら、古宇利大橋を渡っていく
Data
沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利2451
☎0980・51・5770
全22室 ※宿泊は中学生以上
IN15:00~19:00、OUT11:00
那覇空港より車で約100分
onesuite.thegrand.jp/
撮影/福森クニヒロ 取材・原文/坪田三千代 ※エクラ2024年7・8月合併号掲載
EMIL NAKIJIN(エミール ナキジン)
青と白に癒されるミニマルデザインのホテルへ
『EMIL NAKIJIN』は、今帰仁村の山頂に広がる住宅地の、海を眺める好立地にある。暗証キーを押して客室に足を踏み入れると、そこは、すべてが白と直線とで構成された、圧倒的な非日常空間。ムダを削ぎ落としたミニマルデザインの客室は、ちょっと未来的で、ホワイトラグジュアリーとでもいいたいほど。“レス イズ モア”の美意識を体現する白一色の整った空間に身を置いていると、自分自身も浄化されてゆくような気がする。天然成分由来のバスアメニティやTWGの紅茶などを備え、冷蔵庫の中の飲み物やアイスクリームはアルコール以外すべてフリー。備え付けのiPadから好きな音楽を選び、大きな窓を開け放って風を感じながら過ごす時間はまさに至福。
客室のテラスからは、緑の大地と海のパノラマを一望できる。手前はお湯を張れる風呂、奥は常温のプール。夕方や朝は、空がピンク色に染まる美しい光景に出会えることも
床は、柔らかくかつ弾性があるイタリア産のオルトレマテリア材で塗り仕上げられていて、素足で歩いても心地いい。ベッドはシリー社製のキングサイズ。客室はツインとダブルがある
室内から海と空、森の緑が額縁のように切り取られて見えるのがフォトジェニック
バスルームからもガラス越しに景観を一望
Data
沖縄県国頭郡今帰仁村諸志2031の139
☎070・8365・2856
全5室
IN15:00 ~18:00、OUT11:00
那覇空港から車で約100分
agato@emilresorts.com
撮影/福森クニヒロ 取材・原文/坪田三千代 ※エクラ2024年7・8月合併号掲載
Southwest Grand Hotel(サウスウエスト グランドホテル)
那覇タウンでのステイもリゾート気分で過ごしたい
2023年夏に、国際通りの近くにグランドオープン。那覇にありながら、リゾート気分で過ごせるのが『Southwest Grand Hotel』だ。内装はミッドセンチュリー時代のアメリカンカルチャーから着想を得たデザイン。当時の沖縄とアメリカの雰囲気が融合したノスタルジーを秘めつつ、最新のライフスタイルホテルに求められる快適さを実現している。
客室は、全室45㎡以上あり、備品やアメニティもラグジュアリーホテル並みのこだわりぶり。屋内プールや屋外サウナはもちろん、高層階の客室から那覇のシティビューを楽しめるのも素敵。ダイニングも充実していて、活気あふれるオールデイダイニングやテラス席もある和食ダイニング、調理法にもこだわった鉄板焼などをホテル内で楽しめる。
海を眺めたくなったら、市内の泊港からフェリーで約40分の渡嘉敷島へワンデイトリップという選択もある。那覇ステイだけの沖縄旅も悪くない、と思わせてくれるホテルだ。
窓から光が射し込む昼も、ブルーにライトアップされる夜も楽しみたい25mの屋内プール。プールわきのテラスにはジャクジーがあり、街並みを眺めながらリラックス。さらに最上階にはサウナも設置
国際通りからすぐ。街を遊ぶ拠点としても最適なロケーション
45㎡あるゆとりの客室「グランドツイン」では、ソファベッドを利用して3名まで宿泊可
「コーナーキング」の客室は、明るく広々としたリビングスペースが魅力
廊下のライトもミッドセンチュリーのテイスト。昔の沖縄のモノクロ写真が飾られていて興味深い
オープンキッチンスタイルの「A LONG VACATION.」
「A LONG VACATION.」の入口とホテルのフロントが融合した気軽な雰囲気
Data
沖縄県那覇市久茂地3の29の52
☎098・860・0421
全88室
IN15:00、OUT11:00
那覇空港よりタクシーで約12分
southwestgrand.com/
撮影/福森クニヒロ 取材・原文/坪田三千代 ※エクラ2024年7・8月合併号掲載
波癒 the place(ナミュウ ザ プレイス)
大海原へとつながるヴィラでラグジュアリーな非日常体験
沖縄の離島の中でも、海の美しさで知られる宮古島。島の有名な景勝地・東平安名崎(ひがしへんなざき)の近く、湧き水が出る保良泉(ぼらがー)地区にあるのが『波癒 the place』。ホテルに到着したら、車を降り、そのまま客室へ。“宮古ブルー”の海が目の前に広がる5棟のみのヴィラには広いテラスとプールを備えており、プライベートな時空間に浸ることができる。デッキチェアに横になりながら、さわやかな潮風と波の音に包まれると、日常から解き放たれて体も心もすっかりリラックス。上質なコンクリート造りの建物は趣味のいいグレイッシュなカラーリングで、大人の休日にふさわしい落ち着いた雰囲気だ。客室にあるバスアメニティや備品にもこだわっている。
ホテルが集まるエリアからは少し離れた静かな立地
光と影が美しく交錯するヴィラ。室内とテラスを合わせると約112㎡の広さ。プールは5棟すべてが温水プール。素泊まりプランもあるが、ルームサービスも含めて飲食代がすべて料金に含まれる夕朝食つき宿泊プランがおすすめ
夜はプールをライトアップ。星空の美しさもきわだつ
レストランから見えるのは、東平安名崎方面。昇る朝日を眺めながら朝食を
Data
沖縄県宮古島市城辺保良1145の10
☎0980・79・7765
全5棟
IN15:00~17:00、OUT11:00
宮古空港より車で約25分
namyu.miki-resort.jp/
撮影/福森クニヒロ 取材・原文/坪田三千代 ※エクラ2024年7・8月合併号掲載
アヤンナ宮古島
オーシャンビューと食を満喫する最新のオーベルジュが誕生
宮古空港のある宮古島からは、絶景の伊良部大橋を渡ってすぐ。伊良部島の海岸沿いに2024年4月26日にオープンしたホテルが『アヤンナ宮古島』。陽光がたっぷりと射し込む7室のヴィラは、すべてが宮古ブルーの海を眺めるオーシャンビュー。全室に温水のプライベートプールが備わっていて、宮古ブルーの海を目の前にしながら、一年中、快適なプールタイムを過ごすことができる。
オーベルジュとしての魅力も満点。レストラン「Jivana(ジバナ)」では、アジア各国や京都の「AMAN」のシェフを歴任した古市豊裕さんを迎えて、フレンチ懐石に着想を得たイノベーティブ料理を展開。併設のバーでは、宮古ブルーにインスパイアされたオリジナルカクテルも提供する。朝食は、それぞれの客室でプライベートに。追加料金で、プールの水面に浮かせた朝食セットを水の中でいただく「フローティングブレックファスト」体験もぜひ楽しんでみたい。南国の陽光と食の恵みを存分に満喫できる最新リゾートだ。
10mの温水プールを備える「エグゼクティブスイート」
2ベッドルームに広々としたリビングダイニング、キッチンを備えた93.4㎡の「エグゼクティブスイート」。大人6名まで小人2名まで泊まれるので、家族や友人グループでのバカンス滞在にも適している
レストランは、天然素材を多用したナチュラルな空間
南国の植物を配したエントランス。平屋の建物には沖縄独特の「花ブロック」材を用いている
全長3540mの「伊良部大橋」は、海上を駆け抜ける人気のドライブコース。ホテルまでは伊良部大橋を渡って車で1分ほど
Data
沖縄県宮古島市伊良部池間添1130
☎0980・79・8090
全7室
IN15:00~(最終21:00)、OUT11:00
宮古空港より車で約25分 下地島空港より車で約10分
ayanna-miyako.com/
取材・原文/坪田三千代 ※エクラ2024年7・8月合併号掲載
ANAインターコンチネンタル石垣リゾート
ホテル内のホテル、洗練と静謐(せいひつ)のクラブインターコンチネンタルに滞在
IHGホテルズ&リゾーツは、世界100以上の国々に数多くのホテルを展開する世界有数のホスピタリティ企業。なかでも最上級に位置するブランドのインターコンチネンタルは、よりラグジュアリーな旅を提供するために近年、大きく進化を遂げている。『ANAインターコンチネンタル石垣リゾート』では、より快適な滞在を提供するために1棟すべてが「クラブインターコンチネンタル」カテゴリーになった新棟を’20年にオープン。予約時からチェックアウトまで、パーソナルで特別なサービスを受けることができる。優雅な雰囲気が漂う専用ラウンジでは、アフタヌーンティー、イブニングカクテルとカナッペ、ブッフェも和食もある朝食を無料で楽しんで。専用プールで、ゆったり静かな時間を過ごせるのも贅沢だ。
海からの風が心地よく抜けるエントランス。クラブインターコンチネンタルのゲストはここから滞在が始まる。特別なゲストとして、プライベート感たっぷりに出迎えられる
6〜8階にあるプレミアムルームは、自然を近くに感じられるラグジュアリーな客室
クラブインターコンチネンタルのゲストのみが利用できる専用ラウンジ
Data
沖縄県石垣市真栄里354の1
☎0980・88・7111
全458室
IN15:00、OUT11:00
石垣空港より車で約20分(シャトルバス運行あり。¥500)
www.anaintercontinental-ishigaki.jp/ja/
取材・原文/坪田三千代 ※エクラ2024年7・8月合併号掲載