酷暑でバテる&ダレるのは、体だけじゃなく顔も! 酷暑続きで、体だけでなく肌もぐったり。その影響で肌の土台もダメージを受けて、ゆるんで下がる“夏だるみ”に。その理由と注意べき生活習慣を、「ウォブクリニック中目黒」総院長高瀬聡子先生が解説。
教えてくれたのは
たかせ あきこ●「ウォブクリニック中目黒」総院長。日本皮膚科学会正会員。エイジングや肌トラブルの原因を見極め、的確な治療で根本から改善。
紫外線と高温で肌のコラーゲンが傷つき、ゾンビ細胞も増える!
「コラーゲン量が5年間で約30%減少し、筋肉量も落ち、肌密度が低下する更年期前後。さらに過酷な夏のせいで、肌にダメージが蓄積してしまいます。UVカットを徹底しても紫外線を100%防ぐことは不可能で、紫外線が弾力の要である真皮のコラーゲン、エラスチンを傷つけて産生能力も低下。亜熱帯のような高温で肌温度が上がると、慢性的な微小炎症が起こり老化細胞が増える要因に。
ほかに、夏ならではの習慣で栄養不足も加速。肌は空気が抜けてしぼんだ風船のようにゆるんでハリがなく、形もくずれます。たるみを定着させないために、夏こそ引き上げ、引き締めケアにフォーカスを!」(高瀬先生)。
過酷な環境と残念な習慣で老化がすすみ肌密度も急降下
紫外線以外にも、たるみが加速する原因が!
色や質感のほか、形状にも表れる肌の夏老け。紫外線を防ぐのはもちろん、生活習慣を見直す必要もあり。
お風呂はシャワーだけ
長時間のエアコンで体は冷えているのに、バスタブにつからずシャワーだけですませる夏の習慣。そのせいで血流量が低下し、皮膚深部に栄養が届きにくく肌がやせてスカスカに。
睡眠の質と量が低下
熱帯夜の寝苦しさ、汗をかいて途中覚醒、強すぎるエアコンで睡眠の質も量も低下。成長ホルモンの分泌が減り、肌の修復再生能力が落ち、ターンオーバーも遅れて老化が加速。
さっぱりした食事
暑さで食欲がなく、生野菜や素麵など、さっぱりした食事や冷たいものが増えがち。食物繊維と炭水化物の摂取は増えてタンパク質や脂質が減るので、ハリ・弾力が足りないへたれ肌に。
軽めのスキンケア
汗を潤いと勘違いして、さっぱりスキンケアだけで完了する人も。油分でフタをしないと水分が蒸発して乾燥し、真皮もスカスカに。酷暑でお手入れもチャチャッと短時間ですませがち。
取材・原文/片岡えり イラスト/green K ※エクラ2026年10月号掲載