みなさん、こんにちは。エディターの三尋木奈保です。
やっと心穏やかになる秋の到来ですね。私は例年以上に、肌寒くなるのを今か今かと待ち焦がれていたのですが、その理由はこちらのレザーブルゾンを早く着たかったから。
レザーアイテムに定評のある日本ブランド、「Rawtus(ロゥタス)」のもの。
実は私にとって、これが人生初のレザーブルゾン! 若い頃から周りのスタイリストさんたちが黒のライダースをかっこよく着こなすのを見ては憧れていましたが、いざ試着してみると「私にはハードボイルドすぎるかも……」と、二の足を踏んでいたのです。あ、今、書きながら思い出しました。記憶をたどってみると、30代のときにレザーブルゾン、一度買ってはみたものの、結局着こなせずに早々に手放した黒歴史が……。なので、今回が「人生初」と言わせてください……(笑)
お気に入りのポイントは、まずは色。世の中、レザーブルゾンというと「黒」が定番ですが、見てください、こちらのモカベージュのまろやかなトーンを。ベージュ大好きなイエベの私には、超絶どタイプなカラーです♡ レザーのクールさを和らげて、きれいめな印象に引き寄せてくれるなぁ、と。
ブルゾン/ロゥタス ニット/エブール スカート/CHIEKO + バッグ/ワンドラー
そして、丸みのある立体シルエットも超絶私好み♡ 袖口とすそにタックが入り、肩はラグランタイプで、イカつくならない優しいシルエット。カーブを描く袖のラインも特徴的で、クチュール風な甘いモード感が漂います。レザーブルゾンは、私の人生にはもうご縁がないアイテムとあきらめていたのに……ハードさゼロの、理想の一着に出合ってしまったのですよ……! 長生きしていると、こういううれしい邂逅があるものですね。
そしてそして、レザーの質感についても語らせてください! まるでブラウスをはおっているかのような、軽さとしなやかさ。それでいて、素肌になめらかに吸いつくような、上質なレザー特有のしっとり感にもうっとりします。ロゥタスがオリジナルで開発した「ニューゴートレザー」は、山羊革の厚みをわずか0.4㎜に仕上げ、さらに両面を磨き上げる加工で、独自のしなやかさを実現しているそう。この質感があってこそ、流れるようなフォルムのレザーブルゾンが表現できるのですね。
ショート丈でバランスがとりやすいので、スカートを合わせてもすっきり決まります。きれいめスカートにもすんなりとマッチするレザーブルゾン、貴重です。こうして見ると、このブルゾンは襟とカフスもレザー製で、シャツ風の端正なデザインなのもかなりの高ポイント。一般的なレザーブルゾンは、ここが布製のリブ切り替えだったりしますよね。リブ仕様だと、メンズライクなハードボイルドに転ぶから、私、苦手だったのね、うん……と今さらながら分析。
ブルゾン/ロゥタス シャツ/イネド デニムパンツ/アッパーハイツ×コンテ バッグ/ロエベ 靴/シャネル
これまで「レザーブルゾン×デニム」という組み合わせ、私にはハードルが高すぎて無理、着ろと言われたら罰ゲームだわ~と思っていましたが、このブルゾンならすんなりいけました♡ 全然ハードじゃない、なんなら自分になじんでる~♡ とうれしくなって、思わずGINZA SIXのパウダールームの鏡で自撮りしてみちゃいました。
ちなみに、レザー製品を使い始めるときは、防水スプレーの「コロニル ナノプロ」でケアをしています。ほかのスプレーよりも分子がナノレベルに微細だそうで、防水効果が高く、レザーの風合いをしなやかに保ってくれます。かれこれ20年近く愛用していますが、今回、展示会でお会いしたロゥタスのデザイナーさんも、レザーの防水なら「コロニル」がベストとおっしゃっていました。レザーのプロが言うなら間違いない……! 「コロニル」愛もさらに深まりました。
みひろぎ・なほ/1973年生まれ。大学卒業後、化粧品メーカー勤務を経てエディターに転身。アパレルブランドとのコラボアイテム開発にも多く携わる。著書に、自身のおしゃれルールをまとめた『マイ ベーシックノート』シリーズ(小学館)がある。
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