【医師が解説】暮らしの中でできる! 転ばない股関節・下半身をつくる「歩き方」

アラフィーになると、ちょっとした段差につまずいたり、何もないところでも転んだり。こんなトラブルに深くかかわっているのが「股関節」。そこで今回は、転ばない股関節・下半身をつくるためにおすすめの歩き方を公開。今日から始めて転倒しない体をつくり、将来の骨折・寝たきり生活を防いで。

教えてくれたのは

中村格子先生
中村格子先生
中村格子先生

なかむら かくこ●Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長。整形外科医。医学博士。トップアスリートへの指導・治療経験に基づく、誰でも安心して取り組めるエクササイズ指導やわかりやすい医学解説がメディアでも人気。

股関節を意識した正しい歩き方を

転ばない股関節をつくるにはやはり歩く習慣やエクササイズが不可欠。

「座りっぱなしの生活だと股関節が常に屈曲した状態で、後ろへの伸展がないのでおしりの筋肉が衰えます。これを防ぐにはふだんからよく歩くことです。歩くときは、おしりの筋肉をしっかり使うことを意識するのがポイント(下記参照)。歩行は骨を強くする効果もあるのでエクラ世代には特におすすめです」。

転ばない股関節のための歩き方

女性が右足を前に出し、走っているイラスト。後足の足首を後ろに残り、蹴り出すように描かれている。着地する足は股関節の真下に位置している。

正しい歩き方は、股関節を意識することが大事。

「股関節が縮んで曲がったままだと膝も曲がってしまいます。すると体の前で着地して歩くようになってしまい、これではおしりの筋肉が使われないのでNG。正しい歩き方のポイントは、股関節から脚を出して真下に着地することです。歩幅は大きめにして、後ろの脚はまっすぐに伸ばして蹴り出します。脚が自分の後ろに伸びていることを意識しましょう。こうするとおしりの筋肉がしっかり使われます」。

動きのある女性のイラスト。茶色のトップスとパンツを着用し、片足を前に出した走るポーズ。灰色の髪をまとめ、正面を見つめている。

おしりを使って歩けているか自分で確認
「おしりのポケットのあたりに両手を当て、おしりの筋肉が収縮していることを確認しながら歩くのもおすすめ。この歩き方なら膝にも負担がかからず膝痛も防げます。ジョギングの場合もこの動きを意識しましょう」。

取材・原文/和田美穂 イラスト/大内郁美 ※エクラ2026年7・8月合併号掲載

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