Fauchon L’Hôtel Paris
フォション・ホテル・パリで始まる滞在
ふとした瞬間に心がほどける。
それは名だたる美術館でも、エッフェル塔の眺めでもなく、ホテルの窓を開けた、その一瞬だったりする。
マドレーヌ寺院のほど近くに佇む、Fauchon L’Hôtel Paris(フォション・ホテル)。
美食の都パリで、老舗グルメブランド、フォションが手がけるホテル。その名を耳にしただけで、自然と期待が高まるのは、きっと私だけではないはず。
パリの美食ブランドが生み出す、特別な世界観
マドレーヌ寺院のすぐそば。観光客で賑わうエリアにありながら、一歩足を踏み入れた瞬間、空気がすっと切り替わるのを感じる。
そして、このホテルのチェックインは、いわゆる“フロント”ではありません。
ホテルロビー
「Par ici, s’il vous plaît.(こちらへどうぞ)」
その響きだけで、ここがパリなのだと改めて実感します。
一般的なフロントカウンターで立ったまま手続きをするスタイルとは違い、まるでサロンに招かれたかのような心地よさ。ピンクとブラックを基調にしたフォションらしい世界観はそのままに、照明はやわらかく、ソファは深く身体を包み込んでくれます。
壁にはモダンアートが飾られ、ほのかに香る紅茶のアロマ。外のパリの空気とはまた違う、洗練された静寂がそこに流れていました。
席に腰を下ろすと、運ばれてきたのは、可憐なマカロンと温かい紅茶。
マカロン
チェックインの時間もここでは「滞在の一部」。
到着した瞬間から、フォションの世界観に包み込まれていく感覚です。
最上階の扉の向こうに広がる、フォションらしい空間
スタッフの方に再び案内されてエレベーターへ。
ゆっくりと最上階へ向かう時間。静かに期待が高まっていきます。
そして最上階──扉が静かに開き、一歩足を踏み入れた瞬間、目の前に広がったのは、まさにフォションらしい世界そのものでした。ピンクとブラックの洗練されたインテリア。モダンでありながらフェミニンな色使い。センスのいい調度品と柔らかな光に包まれた空間は、ただのホテルの客室ではなく、ひとつのアート作品のようです。
さらに、この部屋の魅力は、やはり窓の外もありました。
カーテンを開け、さらに窓を開放すると一そこには広いベランダ。
整然と続くパリらしい一本道。どこまでも真っすぐ伸びるその先にそびえるのは、荘厳な佇まいのマドレーヌ寺院。
石造りの建築が夕陽に照らされ、柔らかな光をまとっている様子は、まるで映画のワンシーンそのものです。車の走る音、人々の笑い声、遠くから聞こえてくる石畳を踏む足音──すべてが自然と混ざり合い、街のリズムをつくっています。
観光地として「見るパリ」ではなく、
「生活の気配」「息づかいとして感じるパリ」。
ここから眺めるだけで、何もせずとも心がほどけていく気がする──そんな瞬間が、確かにありました。
窓辺から感じる、観光では出会えないパリの時間
この景色を見ているだけで、もう十分に癒されます。
ただこの窓辺で、パリの空気を感じていれば、それだけで十分。
朝焼けに淡く染まる街も、
午後の優しい光に包まれる建物も、
夜の灯りがともる街並みも──
すべてがこの窓から感じられる。「観光しなくてもいいパリが、ここにある。」
そう思わせてくれる特別な場所。
フォションホテル パリでのひとときは、きっと旅の中で忘れられない瞬間になるはずです。
Fauchon L’Hôtel Paris
(フォション・ロテル・パリ)
住所
4 Boulevard Malesherbes, 75008 Paris, France
電話番号
+33 1 87 86 28 00
最寄りのメトロ駅
メトロ 8・12・14号線Madeleine 駅
公式ホームページhttps://www.hotel-fauchon-paris.fr/
Fauchon L’Hôtel Paris 朝食
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