4月の京都で、忘れられない体験をしました。
友人に誘われて訪れたのは、北野天満宮で開催されたイマーシブシアター「花宵の大茶会」。
“イマーシブ”とは、観客がただ鑑賞するのではなく、物語の中へ入り込んで体験するスタイルの舞台なのだそう。
正直、詳しい内容はほとんど知らず
「なんだか面白そう」
その直感だけで、お友達のお誘いにYES!
しかも、折角ならとプレミアム席をチョイス。
後からチケット代が16,000円だと知り(!)
思わず「えっ」となったけれど……もう後には引けない(笑)
こんにちは
チームJマダムのマサコです
外国人が多いかな~と思っていましたが、バスにもタイミングよく乗ることができてスムーズに北野天満宮に到着!
当日は、北野天満宮近くのお店で、去年の万博でも話題になったポルトガルカステラをいただきました。
人気店らしく、行列ができる日もあるそうですが、完璧のタイミングでスムーズに入店。
京都の春の空気の中でいただく、ポルトガルカステラの食べ比べ。
今思えば、これから天満宮の中で始まる非日常への序章だったのかもしれません。
北野天満宮に来られるなら是非、ここもチェックしていただきたいお店。店内も素敵でした!
同じポルトガルでも地域によってカステラもさまざま。地図もよくわかるように見せてもらえます。
そして、いよいよ「花宵の大茶会」へ。
会場前では、スマホ以外の荷物をロッカーへ預け、くじ引きで中を巡るグループが決まります。
一緒に来ていた友人とも別々の組に。
さらに、仮面舞踏会のような目元を隠すマスクが配られました。
仮面をつけると、私なのに、私でないようで。
少しずつ現実世界との距離が離れていく感覚です。
くじ引きの時に、おみくじも頂きました。友人は紫式部、私は出雲阿国でした。
舞台となるのは、豊臣秀吉が催したとされる北野大茶会。
史実では1日限りだったその茶会に、“もし2日目があったなら”という幻想が重ねられています。
そこに集うのは、土方歳三、清少納言、紫式部など、時代を超えた客人たち。
それぞれが、強い情念を抱えています。
プレミアム席の参加者は、その茶会の輪の中へ迎え入れられ、秀吉の隣で酒を注いだり、内輪で風を送ったり、私たち自身も物語の一部になっていきます。
舞台の中では、言葉は一切ありません。
けれど、不思議なほど感情が伝わってくる。
身振り、視線、空気、沈黙。
ノンバーバルだからこそ、かえって感覚が研ぎ澄まされるのかもしれません。
唯一、お堂内で撮影できた最後の部屋。
現代に戻ってきたかのような演出。配られた仮面とともに(見えるかな?!)
茶会の途中で、私たちは客人たちを追いながら境内を巡っていきます。
誰についていくかも自由。
私は、たまたま近くで誘導してくれた土方歳三の影を追いかけました。
彼の纏う哀しみや執念のようなものが、言葉がなくても伝わってきて、終盤の舞では思わず涙が溢れました。
演劇を“観た”というより、感情の渦の中に居た感覚。
そんな時間でした。
最後に、客人たち、そしてそこに加わった私たちの張り詰めていた情念が、光とともにほどけていく。
天満宮に咲く梅とともに、そこには確かに“春”が訪れていました。
あまりにも美しく、圧巻のラスト。
写真撮影ができない舞台でしたが、だからこそ映像ではなく、感情として心に残り続けている気がします。
脚本、美術、演出、空間。
蜷川実花さん、宮田裕章さん、そしてDAZZLEによる、奇跡のような舞台体験でした。
皆さんもぜひ、直感を信じてYESと言ってみてくださいね。
思わぬプレミアムな体験が待っているかもしれませんね。
誘ってくれた友人に大感謝!!