紙の本、電子書籍に次ぐ読書コンテンツとして注目されているオーディオブックは、タイミングさえ見つければどこでも可能な「耳読書」。もはや手放せなくなっているというアナウンサーの堀井美香さんは、どんな本をどう読んでいる?
1時間半の散歩があっという間。今や耳読書は生活に欠かせないものに
アナウンサー
堀井美香さん
アナウンサーという職業柄、かつてはカセットブックで名優の朗読を聴いていたという堀井さん。最近は通勤途中や家事の間などに耳読書をしているが、「老眼や頭に内容が入らないなど、本を読むのにひと苦労の世代のストレスを一挙に解決してくれる」と実感中。
「ほぼ毎日やっているウォーキングのときも、オーディオ読書をしています。耳に意識がいくので安全に気をつけながらですが、1 時間半ほどがあっという間。日常のいろいろな場面で“ながら聴き”ができるので、読書欲を満たしてくれます。将来好きな作品を好きな声色でけるようになったら、もっと楽しいかもしれませんね」
堀井美香さんおすすめのオーディオブック
『罪と罰』 ドストエフスキー
制作 :はぶ出版
ナレーター:西村俊彦
「オーディオを聴きながらその本を見るという、聴覚と視覚のハイブリッド読書でこの大作を読了。かつて挫折した本にチャレンジしたいとき、おすすめの方法です」。
高利貸しの老婆を殺害した元大学生の苦悩を描いた、哲学的な不朽の名作。
『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治
制作:はぶ出版
ナレーター:西村俊彦
孤独な少年・ジョバンニが友人・カムパネルラと銀河鉄道の旅をする名作童話。
「美しくいきいきしたリズムの賢治の言葉のシャワーを、耳を通して感じてほしい。いろいろなかたの朗読バージョンがあるので、自分の好きな声で選ぶのも楽しい」。
ほりい みか●’72年生まれ。8月11日に新日本フィルハーモニー交響楽団と開催する「SMBC presents Hello!! シネマミュージック in Summer Vol.3」をプロデュース。
撮影/早川歩夢 取材・原文/山本圭子 ※エクラ2026年7・8月合併号掲載