春の京都観光の楽しみといえば、今しか味わえない限定の和菓子。名店が手がける春のお菓子は、見た目の愛らしさはもちろん、おみやげとして喜ばれること間違いなしの逸品揃いです。今回は、歴史ある老舗和菓子店の春限定商品をピックアップ。古都の春を自宅まで持ち帰れる、特別な一品をご紹介します。
- 1.
- 2.
- 3.
- 4.
末富の「桜餅」
1893年創業、京都を代表する老舗和菓子店「末富」。茶道家元御用達の主菓子や引出物用の菓子など、格式ある品々を手がける名店で、春にこそ味わいたいのが「桜餅」(1個540円)。蒸して乾燥させた餅米を細かく挽いた“頭道明寺”の道明寺粉を使用した、繊細な舌ざわりが魅力です。甘さ控えめのこし餡に、桜の葉のやさしい香りが重なり、後味はすっきり。春の趣を感じさせる、上品な一品です。
DATA
京菓子司 末富 本店
京都市下京区松原通室町東入
9:00~17:00
☎︎075-351-0808
休/日曜日、祝日
亀屋良長の「烏羽玉〈いちごミルク〉」
創業1803年創業の老舗和菓子店「亀屋良長」で、220年以上愛され続ける代表銘菓「烏羽玉」の春限定いちごミルク味(6個入り 972円)。甘酸っぱくフルーティないちご餡を、練乳入りのミルク餡で包み、寒天で艶やかに仕上げた一品です。乾燥いちごをあしらった愛らしい見た目に加え、コロンと丸みのあるフォルムも印象的。ひと口サイズで食べやすく、友人宅でのホームパーティなど人が集まる席でのお土産にもぴったり。
DATA
亀屋良長 京都本店
京都府京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
9:30〜18:00(茶房 11:00〜17:00)
☎︎075-221-2005
休/1月1日〜3日
笹屋昌園の「いちご大福」
京都の八坂神社近くに本店を構える、1918年創業の老舗和菓子店「笹屋昌園」。安心・安全を追求した自然由来の素材と、職人の手仕事にこだわる“誠実職人主義”を掲げる名店で、春に注目したいのが「いちご大福」(1個 500円)。ふんわりやわらかな生地で、最高級のあまおうと自家製の餡を包んだ贅沢な味わいです。餡は、粒あんと白餡の2種類をご用意。自宅用にはもちろん、贈り物としても喜ばれること請け合いです。
DATA
笹屋昌園 祇園八坂店
京都府京都市東山区祇園町北側287
10:00〜19:00
☎︎075-746-4010
休/不定休
御菓子司 塩芳軒の「季節の蒸菓子」
1882年創業、京都の西陣に店を構える「御菓子司 塩芳軒」。伝統的な京菓子を作り続ける老舗で、季節限定で登場する「季節の蒸菓子」(4個入り 2073円)。今年の春は、ハナミズキを羽二重で表現した「花みずき」、餡を茶巾絞りで仕上げた「あやめぐさ」、こし餡の上用饅頭「緑風」、粒餡をよもぎ入りの羽二重で包んだ「青楓」の4種を詰め合わせたひと箱。新緑へと移ろう季節を映した、風情ある上品な蒸菓子です。味わいはもちろん、形や色、菓銘でも季節を表現し、五感で楽しめる大人な和菓子に仕上がっています。
DATA
御菓子司 塩芳軒
京都府京都市上京区黒門通中立売上ル飛騨殿町180
☎︎075-441-0803
9:00〜17:30
休/日曜日、祝日、月1回水曜日(不定)
取材・文/伊佐治里保