皆さま。
こんにちは。
30度越えの猛暑日が続いています。
熱中症にはくれぐれも気をつけてお過ごしくださいませ。
Jマダムのmiwaです。
楽しみにしていた展覧会を鑑賞するため、三菱一号館美術館を訪れました。
今回のお目当ては、「"カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」。
展覧会のメインビジュアルとして紹介されている女性の印象的な赤い装いに心惹かれ、この日は私も赤のワンピースを。
名画の色をまとって美術館を訪れると、いつものお出かけとは少し違う、物語の中へ足を踏み入れるような気持ちになります。
三菱一号館美術館は、丸の内の街並みに佇む赤レンガの美しい建物。
三菱一号館は、1894年に英国人建築家ジョサイア・コンドルの設計によって建てられ、かつては銀行営業室などとして使われていた建物を復元したものです。
重厚感のある外観を眺めているだけでも、明治時代へタイムスリップしたような気分に。
現代的な丸の内の街にいながら、ここだけ時間がゆっくり流れているように感じます。
19世紀から20世紀パリでは、カフェは食事や飲み物を楽しむだけの場所ではなく、画家や詩人、音楽家たちが語り合い、新しい表現や文化を生み出す特別な場所。
展示室では、印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで、芸術家たちが見つめたカフェの風景や、そこに集った人々の姿をたどります。
展示室は3階からゆっくりと巡っていきます。
ずっと行きたかったので、ワクワクです。
早速展示室へ。
展示室では、カフェに集う人々や、当時のパリを生きた女性たちの姿を描いた作品が並びます。
左の黒いドレスをまとった女性の、凛とした佇まいの美しい作品はエドゥアール・マネ。
《バラ色のくつ(ベルト・モリゾ)》1872年
右の赤やグリーンを含んだ衣装をまとい、どこか物思いに沈むような女性の姿が描かれた作品は、エドガー・ドガ。
《赤い服の踊り子》1897年頃
華やかな社交の場でありながら、どこか孤独や静けさも感じられる。
そんな余韻が心に残る作品です。
カフェやキャバレーが盛んだった当時のパリ。
舞台や踊り子を紹介するポスターも、街を彩る大切な存在のようです。
軽やかに舞う女性たち、柔らかなブルーやイエロー、躍動感のある文字。
作品を眺めていると、音楽や観客のざわめきまで聞こえてくるような作品です。
当時の流行やファッション、街の空気を伝えてくれるポスターたち。
今見ても新鮮で、色使いや構図の楽しさに時間を忘れて心躍りました。
三連休のとても暑い日に、水分補給をしていたら、館内で目を奪われたのが、この美しい階段。
淡いグレーの石造りの階段や手すり、木の扉、深い色の天井。
華やかすぎない落ち着いた空間だからこそ、赤いワンピースも印象的に。
展覧会の作品だけでなく、歴史ある建築美を楽しむのも、三菱一号館美術館を訪れる大きな魅力です。
三連休は多くの来館者でにぎわっていましたが、建物の細部を眺めながら、ゆっくりと鑑賞させていただきました。
ひときわ目を引いたのが、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックによる、歌手アリスティド・ブリュアンを描いたポスターです。
大きな黒い帽子とマント、そして鮮やかな赤いマフラー。
余白を生かした構図や、黒と赤の色使いは、現代のファッションにも通じるような作品。
会場には絵画やポスターだけでなく、当時の資料や書籍も展示されていました。
開かれたページに描かれた女性の姿からは、華やかな絵画とはまた違う、日常の一瞬を切り取ったような感じがします。
紙の風合いや、細やかな線で描かれた人物。
時を重ねてきた一冊を前にすると、当時の人々がこの本を手に取っていた時間まで想像してしまいます。
今回、何より楽しみにしていたのが、ラモン・カザスの《マドレーヌ》。
鮮やかな赤いブラウスをまとい、カフェのテーブルにひとり座る女性が描かれています。
華やかな装いとは対照的に、どこか物憂げな横顔。
誰かを待っているのでしょうか、それともにぎやかな店内で、ひとり自分の世界に浸っているのでしょうか。
見る人によって物語が変わるような、余韻のある表情です。
この日の赤いワンピースは、そんな《マドレーヌ》の印象的な赤に心を重ねて選びました。
名画の色をまとって作品と向き合うことで、いつもの美術館巡りが、少し特別な一日に。
館内の窓から、三菱一号館美術館の赤レンガを眺めました。
時を重ねたレンガの風合いが美しく、建物そのものもまるで一つの作品のよう。
クラシカルな建築と緑、その向こうに広がる丸の内の街並み。
展示室を巡る途中、思わず足を止めた景色でした。
展覧会を楽しんだ後は、館内のミュージアムショップへ。
作品をモチーフにしたポストカードやミニフレーム、ノートなど、思い出を持ち帰れるアイテムが並んでいました。
眺めているだけでも楽しく、鑑賞後の余韻にもう少し浸れる素敵な空間です。
これから併設のミュージアムカフェ・バー「Café 1894」へ。
美術館の入口から反対側にあるため、一度外へ出てカフェの入口へ向かいました。
《マドレーヌ》が大きく描かれた外壁の前を通り、展覧会とのコラボスイーツを目当てにカフェへ。
この日の装いは美術館コーデ。
one-piece/BEAMS
sandals/L'Appartement
bag/ATAO
扉の先に広がっていたのは、高い天井と重厚な木の柱が印象的なクラシカルな空間「Café 1894」。
展覧会で触れた19世紀のカフェ文化と、目の前の空間が重なるようで、作品鑑賞の続きを楽しんでいるような気分になりました。
楽しみにしていた展覧会限定のコラボスイーツをいただきます。
こちらはCafé 1894で、展覧会限定の「パリブレストクラシック ピスターシュとチェリー」。
香ばしいシュー生地に、濃厚なピスタチオクリーム、甘酸っぱいチェリー、冷たいバニラアイスが重なり、夏にもぴったりの華やかなデザートでした。
名画の余韻に浸りながら、最後はCafé 1894でゆっくりとコーヒーを。
アートと建築、そして限定スイーツまで楽しめた、心満たされる一日となりました。
「“カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」は、2026年9月23日(水・祝)まで開催されております。
素晴らしい展覧会をぜひ一度ご覧になってみてくださいませ。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
今日も朝から暑いですが、こまめな水分補給で、楽しい午後をお過ごしください。