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たかこのブログ
たかこ
たかこ
関西在住。40歳から看護師。目指すところは チャーミングな女性。ほっこりしたことや時には50代女性が考えたり感じてるリアルを発信できたらな、と思っています。happyにナチュラルに50代を一緒に楽しみましょう!

京都・祇園で出会った、静寂に包まれる「白」のおはぎ

木製の扉から見える狭い部屋で、壁に「17」の看板があり、土製の壺が木製の台に置かれている

祇園の路地を歩いていると、ふと足を止めたくなるような佇まいのお店に出会いました。
 

店名は「白」。

暖簾も看板も控えめで、知らなければ通り過ぎてしまいそうなほど静かな空間です。

木製のガラスドアが開いたリビングルームで、テーブルと椅子が配置され、屋外の緑が見える

店内に一歩足を踏み入れると、土壁と木の温もりに包まれた落ち着いた空気。大きな窓から差し込む柔らかな光が美しく、まるで時間の流れまでゆっくりになったようでした。

茶室の窓から自然光が差し込む空間。左側に木製の机と植物、右側に簡素なテーブルに茶器が並ぶ。外には緑豊かな庭が広がる。
木製カウンターに料理が並び、大きな窓から緑の庭園が望める簡素な部屋

今回のお目当ては、もちろんおはぎ。

季節ごとのお菓子が販売されていて目移りしますが、以前から何度来ても買えなかったから、余計に予約してワクワクして引き取りにきました♪

私の中でおはぎといえば、祖母や母が作ってくれた素朴なおやつというイメージでしたが、「白」のおはぎは少し違いました。

木製のテーブルに、小さな白い皿にチョコレートがのった料理と、花模様の包装されたお菓子が並んでいる。窓の外には緑の木々が見える。
ベージュ色の和紙に竹製の紐で結ばれた手作りの箱で、中央に小さな白いラベルが貼り付けられています。

ひとつひとつがまるで小さな作品。


艶やかな粒あんに包まれたおはぎは、どこか凛としていて美しいのです。

甘さは驚くほど上品。

小豆の風味がしっかり感じられ、後味はすっきり。


「甘いものを食べた」というより、「小豆を味わった」という感覚に近いかもしれません。

店内では包装してくださる待ち時間に冷えた美味しいお茶をいただきました。

茶色の段ボール箱に、表面がしわ状で暗褐色の肉の塊が詰め込まれている。
金色の装飾が施された額に入った漢文の書道作品

「むしやしない」という言葉。

「虫養い」と書き、昔から京都では小腹が空いた時にいただく軽い食事やおやつのことを意味するそうです。

確かに、おはぎ一つで不思議と心もお腹も満たされる。

食事ほど重くなく、けれどお菓子とも少し違う。

そんな絶妙な存在だからこそ、京都の人たちは昔から「むしやしない」と呼んできたのでしょう。

『白』のおはぎをいただきながら、ただ甘いものを食べるのではなく、季節を感じ、静かな時間を味わう。

そんな京都らしい豊かな文化に触れた気がしました。

京都・祇園で出会った、静寂に包まれる「白の画像_9

実はこの日2026年5月にオープンしたばかりの「京都一の傳 祇園ハナレ」。

昭和2年創業の西京漬け専門店「京都一の傳」が、旧本店の想いを受け継いで誕生させた新しい旗艦店です。祇園の町家を活かした落ち着いた空間で、「このひとくちで、京都を旅する。」をコンセプトにした御膳を楽しむことができます。  

手で持つ日本語のカード、背景は緑の植物と木が並ぶ屋内空間
木製トレイに多様な料理が並ぶ。白米、焼き魚、味噌汁、卵焼き、刺身、ワサビ、海老、野菜の盛り合わせなど。

京都一の傳が長年守り続けてきた秘伝の「蔵みそ」に漬け込んだ銀だらは、箸を入れるとほろり。

香ばしく焼き上げられた身からは、上品な甘みと旨みが広がります。

前菜や炊き合わせにも京都らしい繊細な仕事が施されていて、まさに一皿ごとに季節を味わう御膳でした。  

女性が木製のドア枠から顔を出して微笑んでいる。薄い灰色シャツと茶色のスカートを着ている。

祇園で出会った、静寂と美しさを味わうひとときでした。

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