【織田裕二さんインタビュー<前編>】ジジイにはシワが似合う! カッコ悪いほうがおもしろい

注目の映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』は、織田裕二さんが演じる刑事・青島俊作の、全力疾走のシーンから始まる。いつのまにか事件に巻き込まれ、走る走る走る。この人は苦しそうな表情が、なんて似合うんだろう!

織田裕二さん

スーツ¥346,500・シャツ・ネクタイ(ともに参考商品)/トヨダトレーディング プレスルーム(ラルディーニ) その他/スタイリスト私物

「台本を最初に見たとき『青島、走る』としか書いてない。え、だってこれ、定年間近な刑事でしょ?って(笑)。俺、このところ走ってないし、どうしようかなって。でもまあ、変にカッコよく走らないほうが、おもしろいかなと思った。撮影ですから、カッコよく撮ろうと思えば撮れるんだろうけど、それじゃつまんない。こうなったらカッコ悪く走ろうって」

 ヘロヘロになりながら東京を北に南に走り抜ける青島の、なんとチャーミングなこと。
「あと最近なんか、カッコいいっていうのに、あまり興味がなくて。もう、白髪でいいんじゃない?って。青島はあまりそういうの気にしない。まあ、単純に俺が面倒くさがり屋だっていうこともあるけど(笑)。年齢をそのまま受け入れて、若づくりしない。若い子には本物の若さがあって美しさがあるわけですよ。そしてジジイには、シワが似合う。なんかそういう、個人的な思いが少し入ってます」

 かつて脱サラして警察官になり、刑事になった青島俊作は、数多くの現場をくぐり抜けてきた。そして今も警察組織の最前線である現場で、昔と同じモッズコートを翻しながら、走り続けている。若手刑事の声を聞き、上層部の圧を感じながら、前を見つめている。現場に生きる男の顔は、老け込む隙がない。

(インタビュー中編に続く)

織田 裕二
織田 裕二
織田 裕二

おだ ゆうじ●’67年生まれ。神奈川県出身。’87年、映画『湘南暴走族』で映画デビュー。ドラマ『東京ラブストーリー』(’91年)、『振り返れば奴がいる』(’93年)、『踊る大捜査線』シリーズ(’97年~)など、数多くの人気ドラマ、映画で主演を務めている。『世界陸上』のメインキャスターを第6回(’97年)から第18回(’22年)まで担当してきた。

Information

『踊る大捜査線 N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!』

©2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー

『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』

58歳の青島俊作は警視庁の捜査一課で現場主義の刑事として働く。”NEXT.
EVOLUTION. WORLD.”をテーマに、連ドラの30年後を描く新たな物語。共演に趣里、白洲迅、佐々木蔵之介、増田貴久ほか。9/18、全国公開。

撮影/酒井貴生(aosora) ヘア&メイク/小泉尚子(MARVEE) スタイリスト/大迫靖秀 取材・原文/岡本麻佑 ※エクラ2026年10月号掲載

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