毎月お届けしている連載「今月のおすすめ本」でこれまで紹介してきた本の中から、今回は「夫婦」をテーマにした本を厳選してご紹介。
『ヒゲのガハクごはん帖』
幸せのカギは"食" !? 熟年夫婦合作のエッセー集
梅村由美/文 山口 晃/画
集英社 ¥2,310
食いしん坊で料理上手だが超多忙ゆえ、めったに台所に立てない夫(山口ヒゲ画伯)との日常、ヘルシーで飽きないおうちごはんや旅先での食体験を、元画廊勤務の妻がおもしろ楽しく活写。成田国際空港や平等院にも作品が飾られている人気画家による、たっぷりの挿絵も味わい深い。
『みずいらず』
夫婦の間に広がってしまった溝を、どう埋める?
染井為人
祥伝社 ¥1,980
コミュニケーション不足やちっぽけなプライド、時には相手を思う気持ちが裏目に出て、不満と不信を募らせる中高年夫婦。身につまされ、やがて破局寸前に思えた関係が再生していく温かなエンディングに救われる。社会派ミステリの旗手ならではの仕掛けが光る短編集。
『還暦不行届』
互いのヘンテコを認め慈しむ夫婦愛がGood
安野モヨコ
祥伝社 ¥1,760
奇才・庵野秀明監督と結婚して20年、超偏食でヘタすりゃ数カ月入浴しない夫との日常を人気漫画家がエッセーに。生活者失格の夫と長年うつ病を抱える妻は、真摯さとユーモアを忘れず、相手をまるごと受け止め支え合う。大笑いしたあと、いい関係を築く秘訣が見えてくる。
※エクラ掲載記事を元に、再編集したものです。価格は掲載時の価格です。
『ヒゲのガハクごはん帖』photography:Ryosuke Harada text:Sayaka Hosogai ※エクラ2026年1月号掲載/『みずいらず』photography:Maho Kurakata text:Sayaka Hosogai ※エクラ2026年2・3月合併号掲載/『還暦不行届』撮影/三浦 晴 原文/細貝さやか ※エクラ2024年5月号掲載