エクラ世代のトレンドキャッチャーことエディター東原妙子とスタイリスト池田 敬が、この秋押さえておきたい注目のキーワードを読み解く。
ひがしはら たえこ●エディターとして活躍するかたわら、ファッションディレクターとしてさまざまなものづくりに携わる。大人が注目すべき次なるトレンドにもアンテナが高い。
いけだ たかし●数多くの女性誌で引っぱりだこの人気スタイリスト。コンサバをベースにほどよく時代のムードを加えた、大人をエレガントに見せるスタイリングが支持されている。
トラッドの優等生的イメージと相反する要素をかけ合わせて
東原 お盆を過ぎたら、気分はもう秋。コレクションを見ていて、エクラ世代が取り入れやすいトレンドが多い印象でした。特に「トラッド」が本命のキーワードになりそう。
池田 僕ももともとメンズライクなスタイルが好きなので、この流れはすごく楽しみです。なかでもトラッドを象徴するジャケット。正統派なプレッピーではなく、’80~’90年代的なカッコいいルックが目をひきました。
東原 そうそう、クラシックな中にも、エッジや強さが効いているというか。例えば色でいうと、今季はピンクより赤。トラッドなスタイルに欠かせない色だし、今までは小物でさすことが多かったけれど、今季は鮮烈な赤をニットやコートで大胆に取り入れるのが素敵ですよね。トラッドの品のよさがベースにあるからこそ、大人もトライしやすいと思う。
池田 トラッドなアイテムでいうと、シャツのレイヤードも多かったですよね。素材感が重くなる季節に、シャツのパリッとした質感が入ると軽やかでモダンになります。
東原 池ちゃんっぽいスタイリング! あとは、やはりチェックね。秋冬になると必ずあがるキーワードだけれど、今季は派手なチェックを主役にするより、地味色チェックを無地感覚でさらっと着るのがエレガントで新鮮。
池田 確かに。色を楽しむなら、柄より素材感重視で取り入れるのがいいですよね。例えば、カラーのコーデュロイで抜け感を出したり。
東原 エレガントさ、強さ、抜け感……優等生的なトラッドと相反するイメージをかけ合わせるのが、今季、大人が洗練して見える「進化系トラッド」の秘訣かもしれません。
TORY BURCH
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SAINT LAURENT
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LUISA SPAGNOLI
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Christian Dior
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Chloé
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VAUTRAIT
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Zimmermann
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CHANEL
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YOKE
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撮影/魚地武大(TENT) スタイリスト/池田 敬 取材・原文/東原妙子 ※バッグのサイズは(縦×横×マチ)、靴の( )内の数字はヒールの高さを表し、単位は㎝です ※エクラ2026年9月号掲載