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キャリゆか
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埼玉県在住。2回のがん経験を経て、「ムリはしないけど、やるときゃやる!」をモットーに、日々を楽しみながら花の仕事やものづくりを続けています。趣味は街歩きや読書。日々のささやかな幸せや気付きをお届けいたします。

【代官山】マーガレット・ハウエル新刊記念展。シンプルであることの奥にある豊かさ

白い建物に面したガラス張りの入り口を持つ代官山「ガーデンギャラリー」。内部には展示物と見学者がおり、入り口前に展示板が置かれている。緑豊かな木が建物の上を覆っている。

代官山 T-SITE GARDEN GALLERY

マーガレット・ハウエル新刊エキシビションの内覧会へ。会場は、代官山T-SITE GARDEN GALLERY。

蔦屋書店の奥にあり、緑の深い落ち着いたエリア。秋めいてきた今、おしゃれを楽しむにも、読書をするにも、自分を深めるにはぴったりの場所。

代官山蔦屋書店。ツタヤBOOKSの店舗外観。ガラス張りの建物で、店内には本が並んでいる。右側の壁面は幾何学模様の白い装飾。看板には日本語と英語で店名が表記されている。
黒い長方形の看板に、黄色の文字で「GARDEN GALLERY」と表示されている。看板は壁に取り付けられており、背景には粗い質感の白い壁が見える。看板の左側には、窓から人物がぼんやりと見える。
マーガレット・ハウェル展の告知ポスター。黒いボードに白文字で「Margaret Howell Life and Work」とあり、中央にモノクロ写真がはめ込まれている。写真には、作業台で制作風景を写した女性が写る。

マーガレット・ハウエルといえば、無駄を削ぎ落とした洗練されたデザインと、上質な素材感。母も好きなブランドで、時代を超えて愛される服。カジュアルラインの「MHL.」は、夫とシェアできるユニセックスデザインが多いため、夫婦でショップをのぞくことも多い。私にとっては、家族の中に自然に存在するブランド、という印象だった。

また、20年以上キャリア支援の仕事をしてきて、2年前、48歳で手仕事の世界に飛び込んだ私にとって、最近は改めてデザイナーという仕事そのものにも興味がある。

展示台にMargaret Howellの服やバッグ、書籍が並べられている様子。背景には木目調の壁と窓が見える。左には来場者が数人いる。
白いテーブルに、マーガレット・ハウェル写真家の書籍やトートバッグが並んでいる。黒と白のモノクロ写真が多く、一部にカラー写真の書籍もある。
ウィンドウに展示されたメンズの服。左にはオレンジ色の毛足の長いコート、右には紺色のストライプのスーツと白いシャツ。背景に店舗の様子が写る。
展示会場で「Margaret Howell Life and Work」と書かれた書籍を女性が手に取って閲覧している様子。背景には展示作品や他の来場者が見える。

「よいデザインとは、よく考え抜かれて、暮らしの中で機能すること」

という彼女の哲学。その一部を体験できるような今回の『Margaret Howell Life and Work マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事』新刊記念展。単なる服の展示にとどまらず、ものづくりの背景となった資料や、彼女自身が撮影したという写真なども展示されている。

展示ケース内の商品群。左上には「MARGARET HOWELL HOUSEHOLD GOODS」と表記された書籍、中央には木製椅子と靴、右には白黒写真、下部にはバッグやノートなどが並んでいる。全体的に落ち着いた色合いで、上品な雰囲気が伝わる。
グレーのケーブル編みニットセーター。タートルネックで、中央に太いケーブル模様が縦に配置されている。左袖にもケーブル編みが施されている。白いハンガーにかけられている。
黒いボストンバッグが白い壁に掛かっている。レザーの取っ手とロゴが特徴的。背景には、茶色のジャケットやボトルが置かれている。
白の無地シャツ、胸元にボタンが5つ並ぶ。襟はバンドカラーで、背後には「Margaret Howell」のロゴが入った白いタグが付いている。

今回の新刊の前、20年前に刊行されベストセラーとなった『マーガレット・ハウエルの「家」』の担当編集で、マーガレット・ハウエル氏のインタビューをロンドンで何度もなさったという水谷裕美さんが語るには、

「職人愛が強い人」とのこと。

カゴ屋さんを訪れた際には「ラブリー!」とうっとりしていたり、職人の手仕事に対するリスペクトがものすごくある人なのだという。手仕事を仕事にしている私としては、とっても嬉しい言葉!

ギャラリーで写真作品を鑑賞する6人の女性。白い壁の前に立ち、笑顔で会話を楽しんでいる。左から、グレーのニットを着用した女性、黒い服の女性、赤い襟のシャツを着た女性、黒い帽子をかぶった女性、ベストを着た女性、白いシャツを着た女性。

参加されたJマダムの皆さまと、水谷さんを囲んでの一枚!

美術館のような空間で、7人の女性が笑顔で写っている集合写真。黒のジャケットや帽子を被る人もおり、それぞれ異なるファッションを楽しんでいる。背景には白黒の絵画が飾られている。

編集部のみなさまを囲んで

派手な装飾はなく、どこまでも静かで端正。だからこそ、ひとつひとつの衣服の素材、仕立ての美しさが際立つ。

「本当に良いものとは何か」「自分らしく装うとは」

展示を見ながら、そんなことを考えていた。先ほどの水谷さんも、便利で安価なプラスチック製品を使ってしまう時、「彼女だったら、使うかしら…」と立ち止まる時があるという。

信念のある人の前に立つと、自分の日ごろのだらしなさが恥ずかしくなることがある。このマーガレット・ハウエルの思想に触れると、自分の思考も雑になっていたと考えさせられた。

美術館の廊下に、黒縁の写真を5枚飾っている様子。風景写真や人物写真が並び、天井にはスポットライトが設置されている。床はタイル張り。

マーガレット・ハウエルが撮影したという写真

壁に4枚の風景写真が黒縁の額装で飾られている。左から、桟橋、草原、窓のある建物、広大な荒野の風景。照明により、写真が浮かび上がって見える。

小雨の降る代官山の夜。濡れた緑が、エキシビションの持つ世界観をいっそう引き立てる。

帰りは、ご一緒したJマダムの皆さまと、隣の「IVY PLACE」にて。展示の余韻を味わいながら、楽しい時間。

Akikoさん、akkoさん、トモミさん、Kaedecoさん、ありがとうございました。

木製のテーブルを囲み、複数の人がグラスを手に合わせて乾杯している様子。オレンジ色のミモザ、ビール、透明な飲み物など、様々な色の液体が入ったグラスが並んでいる。

翌朝、いただいた書籍を改めて開いた。家族、暮らし、仕事、職人との関わり。ひとつひとつを丁寧に積み重ねていく姿勢が、この一冊から伝わってくる。

50歳の節目を迎えた今年、自分の生活を見直したい、と思いつつも、慌ただしさに流されてしまった日々。書籍をじっくり読み、あらためて、「暮らしと仕事」との向き合い方も見直したい。

「何を大切にして、何を手放すのか。」

どんなものを選び、どんなふうに暮らしていくのか。「シンプルであること」の奥には、削ぎ落とした先にしか見えない豊かさがあるのかもしれない。

木製のイーゼルに置かれた、Margaret Howellの「Life and Work」という書籍。表紙には白文字でタイトルが書かれ、画家が作業する写真が小さく掲載されている。左隣には緑と青の渦模様が入った花瓶に、黄緑色の植物が活けてある。
木製のテーブルの上に開かれた本。左ページには、窓から水辺が見える作業部屋で、作業着を着た男性がミシンを使って作業している様子が写っている。右ページには、段ボール箱や椅子などが置かれた作業部屋の様子が写っている。
開いた雑誌の上に置かれた白いソファ。雑誌には、キッチンやリビングのインテリア写真が掲載されており、木製の家具や自然光が特徴。右ページには、レトロなデザインのテーブルと椅子が写っている。
書籍「マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事」刊行と刊行記念展のお知らせはこちら

『マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事 Margaret Howell Life and Work』刊行記念展
2026年9月5日(土) ~ 13日(日) 10:00~19:00
※初日は12:00開場、最終日は18:00閉場 

 〒150-0033東京都渋谷区猿楽町16-15
代官山T-SITE GARDEN GALLERY

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