50代の内臓脂肪対策。MCTオイルを活用した食事法など、医師が教える“食べながらやせる”方法

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内臓脂肪を減らすには、無理な食事制限ではなく、毎日の食べ方や選ぶ食品を見直すことが大切。医師が実践した内臓脂肪を減らすメソッドや、注目の「MCTオイル」を活用した食べながら続けやすい満腹やせメソッドなど、50代から始めたい内臓脂肪対策を紹介します。

内臓脂肪を落とす3つの方法

OurAge×Webエクラ 脂肪燃焼体質に変わり血糖値も安定させる、MCTオイルの活用が効果のカギ

内臓脂肪を落とすためには、脂肪燃焼体質になって血糖値を安定させることがポイント。そのための具体的な方法について齋藤真理子先生に伺ったところ、以下の3つの方法がおすすめなのだそう。

齋藤式満腹やせメソッド
MCTオイル生活

満腹フードを使ってラクに糖質を減らす
戦略的間食をとる

OurAge×Webエクラ MCTオイル

【1】脂肪燃焼体質に変わり血糖値も安定「MCTオイル生活」

まずひとつめの、“MCTオイル生活”とは、どのような方法なのでしょうか?

「油汚れは油で浮かせるとよく落ちるように、体の脂(脂肪)も油で落とすのが効果的です。そして特におすすめの油がMCTオイルです。MCTオイルとは、中鎖脂肪酸の英語名Medium Chain Triglycerideの略称で、母乳や牛乳などの乳製品や、ココナッツやしなどのヤシ科の種実に含まれる成分です。MCTオイルは近年、注目されるようになりましたが、実は50年以上、医療や介護、スポーツの現場では使われてきたもの。このMCTオイルは、脂肪燃焼体質になるのと、血糖値を安定させるの両方をかなえてくれます。

脂肪燃焼体質になるには、糖質を制限してエネルギー不足を起こすことで、脂肪をケトン体に変えてエネルギーにする脂質代謝を呼び覚ますことがポイントです。ただ、極端な糖質制限は体に負担をかけ、リバウンドも招きやすいので、一般の人が続けるには難しいという問題があります。

そこで利用したいのがMCTオイルです。MCTオイルは、一般的な油と比べて4倍速く分解され、脂肪としてたまりにくいという特徴があります。さらに、MCTオイルをとると、脂肪をエネルギーに変えるケトン体が産生され、体内の脂肪を使ってどんどんケトン体を作るようになります。ケトン体が増えると、ミトコンドリアが活性化し、基礎代謝が上がります。脂肪が減って基礎代謝が上がるというふたつの効果によって脂肪燃焼体質に変わるのです。

ケトン体には満腹中枢を刺激して食欲を抑える効果もあるので、食べすぎを防ぐこともできます。
さらに、MCTオイルにはインスリン抵抗性を改善する効果があり、食後の血糖値の急上昇を抑制する効果が期待できるので、血糖値を安定させます。そのため糖が脂肪として吸収されづらくなるのです」

MCTオイルは、スープやサラダなど、いろいろなものにかけて摂取を

OurAge×Webエクラ MCTオイル−2

では、MCTオイルはどのようにとるとよいのでしょうか。

「MCTオイルは、無味無臭で和・洋・中、どんな料理にも合うので、スープやサラダ、パスタ、味噌汁、ご飯など、いろいろなものにかけてとりましょう。コーヒーや紅茶などのドリンクや、ヨーグルトや果物などにかけてもOK。

ただし、最初は1日小さじ1/2程度から始めましょう。MCTオイルは腸内環境にも働きかけますが、BMIが高めで、今まで糖質を多くとってきた人や、脂質のエネルギー代謝がしにくい体質の人は、お腹が少々緩くなることがあるためです。そして体調を見ながら、1日に小さじ1/2を2、3回と増やしていきます。

内臓脂肪を燃やす効果を高めるためには、小さじ1/2を1日3回とれるようになるとよいと思います。それでも体調に問題がなければ1回の量を小さじ1に増やし、徐々に量を増やしていって1回大さじ1までなら増やしてOK。大量に摂取するのは避けましょう。また、空腹時に摂取すると胃腸が刺激されて不快感が出る場合があるので避けてください。直接口に入れるのではなく、MCTオイルをなにかにかけてとることを意識して。 

MCTオイルは、最近、小分けのパウチになっているものもあるので、持ち歩いて外食やお弁当などにもかけてとるのがおすすめです」

【2】糖質量を減らす「満腹フード」

では、ふたつめの方法、“満腹フードを使ってラクに糖質を減らす”というのはどんな方法なのでしょうか。

「MCTオイルをとると脂肪が落ちて代謝も上がるとはいえ、糖質を大量に食べていたらインスリンによって脂肪に蓄えられてしまうので、やはりとりすぎは禁物。そこでおすすめなのが、満足感を覚えながらも糖質をオフできる満腹フードです。

糖質を減らすには、ご飯やパンなどの主食を減らすのが最も手っ取り早い方法。そこでご飯やパンの量を減らし、別の低糖質な食材で量をかさ増しするのがおすすめ。例えば、お米1合に木綿豆腐1丁を混ぜて炊いた“満腹豆腐ご飯”などがおすすめ(作り方は下記参照)。炊いたら3〜4回の小分けにして冷凍保存できるので、作り置きしておくと便利です。ほかには、主食を減らす分、バナナやサラダチキンなどに置き換えるのもよい方法。バナナにすると100g当たりの糖質をご飯の4割も減らすことができます。 

また、玄米には食物繊維が白米の6倍も含まれていて血糖値が上がりにくいので、白米を玄米に変えるのもよいでしょう。食べにくく感じる場合は、白米と玄米を半々にして炊くのもよいと思います。
パンの場合は、白いパンでなくライ麦、パスタなら全粒粉のパスタと、食物繊維が多い茶色いものを選べば、血糖値が上がりにくくなります」

【満腹豆腐ご飯レシピ】
材料(作りやすい分量)

米:1合
木綿豆腐:1丁(300g)

作り方 
①米を洗い、水(材料外)を炊飯器の目盛りの1合まで入れる。
②大さじ1の水を捨てる。
③木綿豆腐をそのまま炊飯器に入れ、通常通りに炊飯する。
④炊き上がったら、しゃもじで豆腐とご飯を混ぜ合わせる。

【3】血糖値が急激に上がるのを予防「戦略的間食をとる」

OurAge×Webエクラ ナッツ

そして、3つめの方法が、戦略的間食をとるという方法。こちらはどのような方法でしょうか?

食事をとらない時間が長いと、血糖値がどんどん下がってしまい、体がエネルギー不足になります。その状態で食事をすると食後血糖値が急激に上がり、インスリンによって脂肪がため込まれてしまいます。これを防ぐために、あえて戦略的に間食を食べて、ちょっと血糖値を上げておくのがおすすめです。食後3〜4時間後に間食をとりましょう。このあたりの時間でエネルギー源となる糖が体内で少なくなり、血糖値が下がった状態になるためです。昼食を午後0時にとったら、間食は午後3〜4時にとるのが目安です。 

とるとよいものとしては、“齋藤流間食味噌汁”(作り方は下記参照)をすすめています。くず粉を入れた味噌汁で、糖質をあえて足すことで血糖値を上げます。発酵食品の味噌によって腸内環境を整える効果も期待できるほか、いりこだしからは鉄分やタンパク質もとれます。簡単に作れますし、水筒に入れて持ち運んでちょこちょこ飲めば、血糖値が安定します。

ほかに、おすすめの間食を挙げますね。鍋の残り汁のスープ、食物繊維が豊富な茎わかめ、代謝を促すビタミンB群が豊富なミックスナッツ、抗酸化作用の高いポリフェノールが多いハイカカオチョコレート(カカオ分70%以上)、バナナなどです」

【齋藤流間食味噌汁レシピ】
材料(1杯分)

味噌:大さじ1
いりこだし(かつおだしでも可):大さじ1
くず粉:大さじ1
湯:200〜300ml

作り方
①水筒に湯以外のすべての材料を入れる。
②①に湯を入れる。
③かき混ぜる。

この3つの方法を実践して、齋藤先生も1カ月で体重−3kg、換算すると約-21,600kcal=ごはん茶碗 約92杯分の体脂肪減に、無理なく成功したそう。

「この方法は、空腹で苦しむことがないので長く続けることができます。3つすべてやっていただくのが最も効果的ですが、ハードルが高そうと感じる場合は、まずは①のMCTオイル生活から始めてみてください。慣れてきたら②、③と増やしてみましょう」

写真/Shutterstock 取材・文/和田美穂
初出:OurAge 2024/9/19

内臓脂肪対策の驚くべき6つの健康効果

OurAge×Webエクラ 内臓脂肪を減らす“齋藤式満腹やせメソッド”の驚くべき健康効果

効果1 万病のもとの慢性炎症を抑える

齋藤式満腹やせメソッドは、MCTオイルをとることが大きな特徴ですが、MCTオイルをとることで慢性炎症を抑える効果が期待できるとか。

「炎症とは、体で刺激やストレスを受けたところが、熱を持ったり腫れたりすることです。
炎症は、実は臓器や血管など体のさまざまな部分で起こっていて、普通はそのうち治るのですが、軽い炎症がいつまでも治らずにくすぶり続けると慢性炎症になります。慢性炎症が起こると、全身に飛び火してあちこちで機能不全を起こし、血圧や血糖値が上がったり、風邪をひきやすくなったり、がん細胞が育ちやすくなるなど、まさに万病のもとに。

また、MCTオイルは、抗炎症性サイトカインであるIL-10の分泌を増やし、炎症を抑え込む作用のあることがわかっています。その結果、万病のもとである慢性炎症を防いでくれるのです。花粉症などのアレルギー症状も炎症反応のひとつなので、その症状の改善効果も期待できます」

効果2 がん細胞の増殖を抑える

齋藤式満腹やせメソッドを実践すると、MCTオイルの働きによって、がん予防も期待できるとか。

「がん細胞が増えるためにはブドウ糖を必要とすることがわかっています。齋藤式満腹やせメソッドでMCTオイルを用いた食事療法をすると、糖質をエネルギーにする糖燃焼回路と、脂肪をエネルギーにする脂肪燃焼回路の両方が作動している状態になります。また “満腹フード”を利用して徐々に糖質を減らしていくことで、糖質に依存した体質の改善にもつながり、その結果、がん細胞の餌が不足するので、がん予防につながるのです。実際に、この食事療法で、がん患者が快方に向かったという結果報告も多数寄せられています」

効果3 悪玉菌が減少し、腸内環境が改善

OurAge×Webエクラ 腸環境の改善

腸は消化吸収の役割があるだけでなく、免疫機能に深くかかわる器官でもあることから、腸内環境をよくすることの重要性が広く認知されるようになりましたが、齋藤式満腹やせメソッドには、腸内環境の改善にもよいそう。

「MCTオイルには高い抗菌作用があるので、悪玉菌が減り、腸内環境が改善しやすくなります。それによって、免疫力アップ効果が期待できるだけでなく、便秘が改善しやすくなって、便秘によるぽっこりお腹の改善効果も期待できます」

効果4 脳に素早くエネルギーを供給し、認知症やうつを防ぎ、集中力もアップ

OurAge×Webエクラ 認知症やうつ病予防

齋藤式満腹やせメソッドで、MCTオイルをとることによって、認知症予防効果も期待できるとか。

「近年、アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞がエネルギー源であるブドウ糖を取り込むことができなくなり、エネルギー不足に陥って働けなくなることによって起こることがわかってきています。また、うつ病も同じように脳のエネルギー不足が原因のひとつといわれています。

これまで、脳のエネルギー源はブドウ糖だけといわれていましたが、最近、ケトン体もエネルギー源になることがわかってきました。MCTオイルをとると素早く消化吸収されてケトン体を作り、脳にとって優秀なエネルギー源になります。食事のたびにMCTオイルをとれば、脳のエネルギー源を常に補給できるので、認知症やうつ病の予防につながるのです。脳に継続的にエネルギーを補充できると、集中力も持続し、仕事や作業の効率アップ効果も期待できます」

効果5 シワやたるみの原因になる“糖化”を防ぎ、若々しい肌を保つ

OurAge×Webエクラ 肌細胞の新陳代謝

近年、体の“糖化”が肌の老化を進める大きな原因として知られるようになりましたが、齋藤式満腹やせメソッドには糖化予防効果も。

「血糖値が高い状態が続くと、血中の糖とタンパク質が結合して“糖化”し、AGEs(終末糖化産物)が生まれます。血糖値が高くなる食生活をしているとAGEsが蓄積し、すると炎症を促す活性酸素も増えてしまい、シワやたるみなどの肌の老化も進みます。

齋藤式満腹やせメソッドは、食後の血糖値を上げにくくする食事術なので、AGEsが生まれる機会がグッと減り、肌の老化予防につながるのです。MCTオイルは全身の肌細胞の新陳代謝も促すので、その面からも肌の若返り効果が期待できます」

効果6 体温の低下を防ぎ、免疫力アップや冷え改善をサポート

効果3で、齋藤式満腹やせメソッドには腸内環境を整えることから、免疫力アップ効果が期待できるとご紹介しましたが、別の面からも免疫力アップを助けてくれるとか。

「体温が下がると臓器が正しく機能しにくくなり、免疫力が下がりやすくなるといわれています。
MCTオイルは素早く消化吸収されるので、継続的にとると、体内のエネルギー源が常に備わっている状態になり、熱産生が楽になります。

そして、MCTオイルをとってケトン体が増えるとミトコンドリアが活性化して、エネルギーをたくさん生み出す体になることで熱が生まれ、それによっても体が温まります。そのため体内の温度が高めに保たれ、免疫力の底上げ冷え症改善の手助けになるのです」

このようにたくさんの効果がある齋藤式満腹やせメソッド。内臓脂肪を落としたい人だけではなく、健康を維持したい人や、老化を防ぎたい人なども、ぜひ試してみて。

写真/Shutterstock 取材・文/和田美穂
初出:OurAge 2024/10/3

内臓脂肪を減らすMCTオイルの効果・おすすめレシピ

OurAge×Webエクラ MCTオイル

内臓脂肪が勝手に落ちていく体づくりをサポートしてくれるのがMCTオイル。まずは、その効果について改めて伺いました。

「MCTオイルとは、中鎖脂肪酸の英語名Medium Chain Triglycerideの略称で、母乳や牛乳などの乳製品や、ココナッツやしなどのヤシ科の種実に含まれる成分。まず、MCTオイルは、脂肪が勝手に燃えていく“脂肪燃焼体質”づくりをサポートしてくれます。脂肪燃焼体質になるには、糖質を制限してエネルギー不足を起こすことで、脂肪をケトン体に変えてエネルギーにする“脂質代謝”の状態にするのがポイント。

ただ、極端な糖質制限は体に負担をかけるうえ、リバウンドしやすいのが難点。そこで活用したいのがMCTオイル。一般的な油と比べて4倍速く分解され、脂肪としてたまりにくいうえ、MCTオイルをとると、厳しい糖質制限をせずともケトン体が産生され、体内の脂肪を使ってどんどんケトン体を作る“脂肪代謝”に変わります。また、ケトン体が増えると、ミトコンドリアが活性化し、基礎代謝もアップ脂肪が減って、基礎代謝が上がるというふたつの効果で脂肪燃焼体質に変わるのです。

ケトン体には満腹中枢を刺激して食欲を抑える効果もあるので、食べすぎ防止効果も期待できます。さらに、MCTオイルにはインスリン抵抗性を改善する効果があり、食後血糖値の急上昇を抑えて、血糖値を安定させる効果も。そのため糖が脂肪として吸収されづらくなります。これらの効果から内臓脂肪も落ちやすくなるのです」

そんなMCTオイルに関するさらなる疑問について、齋藤先生にお答えいただきました。

Q MCTオイルは、内臓脂肪を減らす以外にどんな効果がありますか?

A 炎症の抑制や、がん予防、腸内環境改善、認知症予防、肌の老化防止などが期待できます

OurAge×Webエクラ 肌の老化予防効果

「さまざまな病気や老化を進める原因になるのが、体で起こる慢性炎症ですが、MCTオイルには、抗炎症性サイトカインであるIL-10の分泌を増やし、炎症を抑え込む作用があるとされています。
また、MCTオイルを用いた食事療法で脂肪燃焼体質になると、糖質を餌とするがん細胞が餌不足に陥るので、がん予防にもつながるといわれています。また、MCTオイルには抗菌作用もあり、腸内の悪玉菌を減らし、腸内環境を整えてくれます。それによってアレルギーの抑制にもつながるという研究結果も報告されています。

さらに、アメリカでは、ココナッツオイルやMCTオイルが認知症予防に有効であるという報告も発表されていますし、血糖値が上がりにくくなることでシミやシワなど肌の老化を進めてしまうAGEs(終末糖化産物)が生まれる機会が減り、肌の老化予防効果も期待できます。そのほか、ケトン体が増えると血流が改善するので、冷え症の改善効も期待できます」

Q MCTオイルは、いつとるのが最も効果的?

A 毎食とるのがよく、特に必ずとりたいのが朝と昼

「MCTオイルをとるのに慣れてきたら、毎食の習慣にしていただきたいのですが、特に意識してとるとよいのが朝と昼です。その理由は、一日のうちでもエネルギーを多く消費する時間帯だからです。MCTオイルを朝や昼にとると、脂肪燃焼回路で生まれたエネルギーが有効活用でき、パフォーマンスも上がります。

全体的な摂取量が大さじ3以下であれば、一日に何度“かけオイル”をしてもOKです。また、MCTオイルの効果は、体内で消化されるまでの約3時間〜最大10時間までといわれているので、間食も含めてちょこちょことこまめに摂取するのがおすすめ。食事ではスープやサラダなどいろいろな料理に、また、間食ではコーヒーや豆乳などのドリンクや、ヨーグルトやナッツなどのおやつにかけるのもいいいですね」

Q 職場でのランチで、MCTオイルをうまく取り入れるには?

A 容器に入れて持ち運んで、ランチにかけましょう

「ランチでもMCTオイルをとるためには、持ち歩くのがおすすめ。100円ショップなどで購入できる小さなしょうゆ入れなどに入れると携帯しやすいです。また、最近は小分けパウチに入ったMCTオイルも市販されているので、それを携帯するのもよいでしょう。外食の場合にも、お弁当の場合にもかけてください。MCTオイルを一緒にとると、糖質だけ摂取したときよりも、糖質がエネルギーとして早く燃焼され、体脂肪になりにくいという研究結果があります。

また、MCTオイルは腹もちがよく、一般的な食用油を含む食事のときより、食後に空腹感を覚えにくいという報告もあるのでおすすめです」

Q MCTオイルは、筋トレなどの運動をしている人にもおすすめでしょうか?

A 筋肉の減少を防ぐことができ、持久力もアップするのでおすすめ

OurAge×Webエクラ 筋トレ

「MCTオイルは、筋トレをしている人にもおすすめです。MCTオイルを使うことで脂肪燃焼体質になると、脂肪から優先的に使われるようになるので、筋肉の減少を防ぐことができ、筋トレの効果をサポートしてくれます。実際、オフシーズンの大学レスリング選手に対して、サラダ油とMCTオイルをそれぞれとらせて筋肉量を調べた研究では、サラダ油を摂取したグループは筋肉に減少傾向があったのですが、MCTオイルを摂取したグループは筋肉が維持されたという結果が出たようです。

また、MCTオイルをとるとエネルギーが生まれるので、持久力が約1.5倍もアップしたという研究報告もあり、疲労しにくくなる効果が期待できます。MCTオイルは最も効果を発揮するのが3時間後といわれているので、運動の3時間前までに摂取しておくのがポイントです。もちろん、筋トレだけでなく、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動の場合にも疲れにくくなるのでおすすめです」

写真/Shutterstock 取材・文/和田美穂
初出:OurAge 2024/9/26

毎日の食事に「MCTオイル」活用レシピ

齋藤先生が教えてくれたのが、MCTオイルを手軽にとることができる3種類のドレッシングとソース。サラダや麺など、さまざまな料理に使えるから、ぜひ作ってみて。

燃えるドレッシング<洋風>

OurAge×Webエクラ 燃えるドレッシング<洋風>

豆乳とMCTオイルを使ったこのドレッシングは、糖質とカロリーを抑えながらも、クリーミーで満足度の高い味わい。生野菜との相性が抜群なのでサラダにかけるのはもちろん、パスタソースにするのもおすすめ。

材料(作りやすい分量)
豆乳…大さじ3
マヨネーズ…大さじ1
MCTオイル…大さじ3
バルサミコ酢…大さじ1
にんにく(すりおろす)…小さじ1
しょうが(すりおろす)…小さじ1
塩…小さじ1/4
粉チーズ…大さじ1

作り方
① 材料すべてをミキサーに入れ、攪拌する。ミキサーがない場合は、空き瓶に材料をすべて入れ、全体が乳化して黄色っぽくなるまで瓶を振って作ればOK。
② 清潔な保存容器(熱湯消毒し、完全に乾かした密閉容器)に入れ、冷蔵庫で保存。冷蔵保存で1週間〜10日程度もつ。

燃えるドレッシング<洋風>をアレンジ!燃え燃えタルタルソース

OurAge×Webエクラ 燃え燃えタルタルソース

燃えるドレッシング<洋風>をアレンジして作るタルタルソース。コクがあり、スティック野菜にぴったり。肉や魚介類のフライなどに合わせても。

材料(2人分)
好みの野菜(きゅうり、セロリ、大根、にんじんなど)…適量
玉ねぎ(みじん切り)…1/4個
燃えるドレッシング<洋風>…50ml
いぶりがっこ(みじん切り)…20g

作り方
① 野菜をスティック状に切る。
② 玉ねぎは水にさらしてザルに上げ、キッチンペーパーで水気を取る。
③ タルタルソースの材料をすべてボウルに入れて混ぜ合わせ、器に盛り、①のスティック野菜につけていただく。

燃えるドレッシング<和風>

OurAge×Webエクラ 燃えるドレッシング<和風>

玉ねぎやしょうがなどのほのかなピリ辛風味がおいしい和風ドレッシング。野菜だけでなく肉などにもマッチ。鶏ガラスープの素や湯を加えてラーメンのスープにするのも◎。

材料(作りやすい分量)
玉ねぎ(すりおろす)…1/4個
しょうゆ…大さじ2
バルサミコ酢…大さじ1
しょうが(すりおろす)…1片
みりん…大さじ2
塩…小さじ1/5
かつお節…1パック(2〜3g)
MCTオイル…大さじ1

作り方
① 材料をすべてボウルに入れ、混ぜる。ブレンダーで全部を混ぜると玉ねぎの食感がなくなり泡立ってしまうので、玉ねぎはおろし金でおろすのがおすすめ。
② 清潔な保存容器(熱湯消毒し、完全に乾かした密閉容器)に入れ、冷蔵庫で保存。冷蔵保存で1週間〜10日程度もつ。

さっそく作って、食事に取り入れてみてくださいね!

取材・文/和田美穂 料理写真協力/『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)
初出:OurAge 2024/10/17

50代が3週間実践!内臓脂肪はどう変わった?

齋藤式満腹やせメソッドを取り入れて、齋藤先生自身、1カ月で体重−3kg、脂肪面積−16.47㎠に成功しました。このメソッドを3週間実践した3名のモニターの変化を公開!まずご紹介するのは、夫婦で〈齋藤式満腹やせメソッド〉に挑戦した二人。

「こちらの50代のご夫婦は、〈齋藤式満腹やせメソッド〉のほか、パタパタストレッチなどの運動も取り入れていたそうです。極端に制限するダイエットではないので、続けていてつらくなく、無理なくできたとおっしゃっていました」

3週間で、体重−1.2kg、ウエスト−8cm!肝機能も改善した50代女性Aさん 

BEFORE

OurAge×Webエクラ BEFORE
OurAge×Webエクラ BEFORE 横
OurAge×Webエクラ BEFORE -2

体重 51.5kg
ウエストサイズ 78.0cm

体脂肪の量
全体 163.66㎠
内臓脂肪 39.55㎠
皮下脂肪 124.11㎠

AFTER

OurAge×Webエクラ AFTER
OurAge×Webエクラ AFTER 横
OurAge×Webエクラ AFTER -2

体重 50.3kg  −1.2kg
ウエストサイズ 70.0cm  −8.0cm

体脂肪の量
全体 177.53㎠ +13.87㎠
内臓脂肪 39.53㎠  −0.02㎠
皮下脂肪 138.00㎠  +13.89㎠

「Aさんは、お酒を飲むのが好きなせいか、肝臓に内臓脂肪がついて脂肪肝になっていました。3週間の〈齋藤式満腹やせメソッド〉チャレンジ中は、メソッドの3つの方法を実践しつつ、飲酒については大きく制限をかけていなかったそう。それにもかかわらず、3週間でウエストサイズが8cm、体重が1.2kg落ちたのは、すばらしい結果。写真でもお腹まわりが明らかにすっきりしています。

内臓脂肪の量としては0.02㎠しか落ちていないものの、飲酒をやめていないのに肝機能がよくなっているのがポイント。今まで脂肪肝として代謝が悪くなっていたけれど、〈齋藤式満腹やせメソッド〉を実践することで肝臓の代謝が上がってきたためだと考えられます。これからさらに結果が出てくると思います。  

体に入ってきた糖のやりくりをしているのが肝臓なので、肝機能が上がって肝臓がきれいになると、糖代謝も引っ張られて上がってきます。今後は、内臓脂肪がさらに減ってきて、それによって血圧も下がってくるはずです」

皮下脂肪−10.91㎠、内臓脂肪−0.67㎠、ウエスト−7cm。脂肪肝も改善!50代男性Bさん

BEFORE

OurAge×Webエクラ BEFORE

体重 69.3kg
ウエストサイズ 87.0cm

体脂肪の量
全体 269.05㎠
内臓脂肪 76.88㎠
皮下脂肪 192.17㎠

AFTER

OurAge×Webエクラ AFTER-2

体重 68.3kg −1.0kg
ウエストサイズ 80.0cm −7.0cm

体脂肪の量
全体 257.47㎠   ―11.58㎠
内臓脂肪 76.21㎠ −0.67㎠
皮下脂肪 181.26㎠ −10.91㎠

「3週間の〈齋藤式満腹やせメソッド〉で皮下脂肪が顕著に減ったのがBさん。〈齋藤式満腹やせメソッド〉を実践したことで、皮下脂肪が10.91㎠も減っています。

内臓脂肪も0.67㎠減って、体脂肪全体が11.58㎠も減少。また、血液検査の結果を見ると、肝機能の異常値、特にALT値が、メソッド実践前は54U/Lだったのが、実践後は30U/Lと明らかに改善し、肝臓の脂肪が落ちてきているのがわかります。つまり脂肪肝が改善してきたということ。

さらに、LDLコレステロール値も、143mg/dlから129 mg/dlに下がり、すばらしい結果です。続けていくことで全身の代謝が上がり、ダイエットの成果がいっそう加速していくと考えられます」

3週間で、体重−2kg、内臓脂肪−14.45㎠、中性脂肪値も高値から正常値に!58歳女性Cさん

続いて、もう一人〈齋藤式満腹やせメソッド〉に挑戦したのがCさん。

「Cさんも3カ月で内臓脂肪が大きく落ち、見た目もすごく痩せられました!」

BEFORE

OurAge×Webエクラ BEFORE

体重 77.0kg
腹囲 103.0cm

体脂肪の量
全体 475.37㎠
内臓脂肪 192.25㎠
皮下脂肪 283.12㎠

AFTER

OurAge×Webエクラ AFTER-2

体重 75.0kg   −2.0kg
腹囲 101.0cm   −2.0cm

体脂肪の量
全体 457.23㎠    −18.14㎠
内臓脂肪 177.80㎠ −14.45㎠
皮下脂肪 279.43㎠ −3.69㎠

「Cさんは、3週間〈齋藤式満腹やせメソッド〉を実践する前に、すでに1カ月間、食事にMCTオイルを取り入れていたそうで、その時点で体重が1.5kg落ちたようです。ですからもともとの体重は78.5kgで、その後〈齋藤式満腹やせメソッド〉を実践して75kgまで落ちているので、体重は3.5kg落ちたということ。

しかも、〈齋藤式満腹やせメソッド〉をそこまで厳密に行ったわけでなく、とにかく、MCTオイルを食事に足すようにしたそう。それだけでも、3週間で内臓脂肪は14.45㎠、皮下脂肪は3.69㎠も減少したので、MCTオイルの効果の高さがわかりますね。CT検査の画像でも内臓脂肪が落ちていることがよくわかります。また、〈齋藤式満腹やせメソッド〉実践前は中性脂肪値が214mg/dlと基準値以上だったのですが、実践後は126mg/dlと正常値になったのもすばらしい変化。続けることで、さらに効果が表れると思います」  

このように、短期間で脂肪を減らす効果が高い〈齋藤式満腹やせメソッド〉。健康への効果も期待できるので、ぜひ取り入れて習慣に。

写真提供/齋藤真理子 取材・文/和田美穂
初出:OurAge 2024/11/6

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