久しぶりに血圧を測ったら思った以上に高くてびっくり……。そんな「いつのまにか高血圧」が増えるのが更年期世代。放置すると重大な病気につながることも。加齢やエストロゲンの減少で血圧が上がってきたら、生活習慣の見直しを。それでも高血圧と診断されたら? 病院・薬との“いい付き合い方”をアドバイス。
教えてくれたのは
いちはら あつひろ●専門は内分泌疾患および高血圧診療で、特に妊娠高血圧、更年期高血圧など。著書は『薬に頼らず7日で血管を変えて血圧は下げられる』(KADOKAWA)など。
病院・薬とのいい付き合い方は?
生活習慣の改善で血圧が下がらなければ、医師の指示に従って降圧剤でコントロール
高血圧と診断されたら、気になるのが病院や薬との付き合い方。
「高血圧の治療では必要に応じて降圧剤を用います。すぐに処方するのではなく、生活習慣を改善しても下がらない場合に検討します。ただし上が180㎜Hg以上など非常に高い場合は、すぐに治療が必要です。
薬は飲みたくないというかたもいると思いますが、大事なのは薬を飲む飲まないではなく、脳卒中や心筋梗塞など高血圧によってもたらされる深刻な病気を防ぐことです。高血圧を放置して、将来、脳卒中や心筋梗塞を起こすリスクと比べれば、薬を飲み続けるメリットのほうが大きい。
服用する場合も定期検査を行いながら進めるので、自己判断でやめず、うまく血圧をコントロールしていきましょう。なかなかむずかしいのですが、生活習慣、食事の改善をかなりしっかりやって血圧が下がれば、薬をやめてOKということもありえます」。
取材・原文/和田美穂 イラスト/AZUSA ※エクラ2026年6月号掲載