ワイン好きの間で注目を集めているのが、海と砂地に囲まれた角田浜に広がる新潟ワインコースト。徒歩でワイナリーめぐりができる稀有な産地から、今回は『Fermier』『ルサンクワイナリー』『Hakko Chaux』をご紹介。
Fermier(フェルミエ)
ぶどう畑を望むレストラン「フェルミエ」
プレミアムワインを料理とともに
金融マンからワイン生産者に転身した本多孝さんが’06年に創設したワイナリー。スペイン原産のアルバリーニョを、産地を代表する品種に育てた先駆者で、ワインは、国内外で高く評価されている。県産の食材をふんだんに使ったフレンチを供するレストランも評判。希少なワインとのペアリングも楽しめる。
佐渡産マスのパートブリック包み焼き。きゅうりのソースで
ワインがずらりとならぶショップの一角。人気のキュヴェは、リリース後、即完売に
オレンジの屋根が目印
Data
新潟県新潟市西蒲区越前浜4501
☎︎0256・70・2646
レストラン&ショップ11:00~16:00
(コース14:00LO、アラカルト15:30LO)
定休日:火曜(不定休あり)
https://fermier.jp/
ルサンクワイナリー
きれいで優しい味わいのワイン
「新潟ワインコースト」に5軒目に誕生したことから、フランス語で「5」を意味する「CINQ(サンク)」をワイナリー名に。「きれいで優しい味わい」を標榜するワインは、セイベルの白とメルローの赤が、かつて「宝塚大劇場」の公演ドリンクに採用されたこともある。試飲は1杯¥300~。
Data
新潟県新潟市西蒲区角田浜1693
☎︎0256・78・8490
10:00~16:00(土・日曜、祝日のみ)
https://lecinqwinery.com/
Hakko Chaux(ハッコー ショオ)
営業日はほぼ店に立つという小林さん
1本飲めるワインで人生を楽しく
大学と大学院で農学と微生物学を学んだ小林英雄さんは、農薬を使わないぶどう栽培、野生酵母での発酵と、ナチュラルなワイン造りを貫く。理論派で仕事はストイックだが、ワインの解説は「ビールに負けない乾杯酒」「二次会向き」とユニークで、楽しい話が止まらない。試飲はぜひ時間に余裕をもって。
お子さんの絵がエチケットに。常時5~6種、¥200から試飲可
目の前に広がる混植の畑
ワイナリー名を刻んだ石が看板がわり。小林さんの趣味のボルダリングウォールも
Data
新潟県新潟市西蒲区角田浜1700の1
☎︎非公開
11:00~16:00(金~月曜のみ)
不定休
https://domainechaud.net/
撮影/ローラン麻奈 取材・原文/佐々木ケイ ※エクラ2026年10月号掲載